桐ノ院整体院

浮気どころか不倫だぞと罵られ隊

不倫ドラマで見てみたいジャニーズ10選

むかーし むかしのことじゃった

ジャニオタ村に住む村民が、こぞって村を焼かれたがってランキングをつけておったそうな。

 

……いや、むかーしむかしとか言ってほんの数ヵ月前の話なんだけども。

流行りましたね、ジャニーズ10選。ていうか定期的に流行りますね。

当時ブログをやっていなかった(アメブロは一応あったけど)私は、村焼きから火がついた様々なランキングブログを片っ端から読みながらこんなことを呟いてみたりしていた。

 

 

その翌日TL上にまわってきて「うわーこれこれ、これがやりたかったんだよ~」と興奮したブログがこちら。

 それをRTしながら呟いた内容が以下。

 

そう、私は「不倫したいジャニーズ」10選をやりたかったのだよ……!!

でも不倫を推奨してると思われたら……とか、既婚の私がそんなこと書いたら不倫願望あんのかよキモいww とか思われるんじゃないかって……ピヨって……

でも先のブログのでこぽん (id:ponkandekopon)様が仰る通り「こんなドラマ見てみたいな~」くらいの気持ちなんだ! 信じてほしい!!  ほら昼顔? 売れたやん?? みんなドラマなら許せるやん?? フィクションやん?(慶ちゃんのエセ関西弁な感じで)

 

というわけで、ブログも作ったことだしずっと書きたかったことを放出することにする。「不倫ドラマで見てみたいジャニーズ」を以下、どうぞ。順位はつけておりません。

 

山口達也さん】

はい、まずは冒頭のツイートでも触れた達也さん。

達也さんは上司。主人公は新卒から3年目くらいまでの、まだ「新人」と呼ばれる立ち位置。穏やかだけど仕事には厳しく、叱られることもしばしばだが決して声を荒げたりしない達也部長のことを尊敬し慕っている。

ある日今まででも一番、くらいの大きなミスをしてしまう。泣きながら謝る主人公。達也さんは真剣な顔でミスの原因を追及し、次からは繰り返さないように改善策を提案して諭してくれる。更にそのミスのせいで迷惑のかかった各所に出向き、部長自ら頭を下げて事態を収拾してくれた。すみません、私のせいですみませんと謝る主人公の肩に手をポンッと置いて

「よーし、説教おしまい! 飲みに行くぞ!」

それで部署の皆で飲みに行く。最初は落ち込んでいて元気のなかった主人公も、先輩や同僚の気遣いでだんだん楽しくなってきて笑っていたら、上座に座っている達也部長が主人公を見て安心したように目を細めて微笑んでいるのに気づいて、また泣きそうになる。お開きになってタクシーに乗り込んだら、同じ方向だからと同乗してくる部長。今日はすみませんでした。ありがとうございました、と伝えたら、顔をのぞきこんできて「元気でたか」ってニコッと笑った。

その笑顔で恋してしまった主人公。でも達也部長は子煩悩で愛妻家。不倫なんてしないし、主人公もそんな達也部長が好きなので想いはずっと隠してるんだけど、なんらかの事件が起こってついに感情が押さえきれなくなり好きですって言っちゃう。丁寧に断る達也部長。でもその後になんやかんやあって、主人公が会社やめることになるとか結婚するとか、まあなんかそんな感じの理由で「最後に1度だけでいいから抱いて下さい」的な展開になり、1度だけ致します。その思い出を胸に新たな1歩を踏み出す主人公であった……

って最後の展開が全部「なんやかんや」なのは、この調子で書いていったら永遠に終わらないなと思ったからだ。とにかく優しく男気があって器の大きい達也部長が書きたかった。私は達也さんに夢を見すぎている。

 

【伊野尾慧さん】

いきなりでこぽん様とかぶってしまうが、いのちゃんはヒモです。もうヒモ以外考えられない。既婚の女社長の欲望を週1で満たしてあげてお金を頂いている。女社長は山村紅葉さんとかがいい。社長の旦那さんは婿養子で気弱な細身のおじさんで、立場が絶対的に弱いのでいのちゃんのことは知ってるけど黙認してる。なんなら「うちの妻がすまんね」くらい言ってきちゃう。 

いのちゃんはカーテンから射し込む日の光で目を覚まして、気だるげにベッドから出てきて、裸にシーツを巻き付けた格好で勝手に冷蔵庫開けて牛乳飲む。「あなた、毎回毎回お金だけでいいの。欲しいものがあるなら買ってあげるわよ」と上半身を起こして煙草を吸いながら社長が声をかけるが「んー、ほしいものは自分で買うからいいやぁ」とかふわふわ答えて、んじゃまた来週来ますね~ってほっぺに軽くチュッてして帰っていく。

私の中でいのちゃんってほとんどジルベール(@風と木の詩)なのである。「欲しいものも買わないなら、金なんてクソくらえさ!」って言って欲しい。似合う。でも伊野尾ジルベールは「憎しみで人が殺せたら……!!」とかは言わない。ジルベールから感情的な部分を排除して高田純次風味をプラスしたのがいのちゃん。なにいってんだ私は。

 

中間淳太さん】

お淳太様はいのちゃんと逆で、お金あげてるほう。学生時代にベンチャー企業立ち上げて、若くしてヒルズ族。奥さんは学生時代の同級生で、起業の時も支えてくれてたので別れるつもりはないが、デキる男は愛人の5人や6人いるもんでしょと思っているので大学生くらいの女の子と適当に遊んでる。「ええねんええねん、お金ならあるから」っつって美味しいもん食べさせて欲しい。たまに本気になっちゃう女の子がいるんだけどその時はしっかり抱き締めて「そっか……ごめんなぁ、辛い思いさせて……。ずっとこうしてたかったんやけど、○○ちゃんが辛いなら、もう会うのやめよ?」とか涙ぐむパターン。こいつマジ最低……って思うんだけどかっこいいし大人の余裕だし、なんたってお淳太様だから女子大生は沼から抜け出せません。こわいこわい。

 

小山慶一郎さん】

自担だけど、不倫する側じゃなくてされる側でノミネートですおめでとうございます。

前にaskで、束縛の激しい夫を演じる慶ちゃんが見てみたい、でも見たくないという話を書いたので前提はこちら、ということで省略。(https://m.ask.fm/tounoin/answers/129145041259)

この延長で、だんだんと慶ちゃんから気持ちが離れていって逃げていく奥さんを追い詰める演技がみてみたい。

慶ちゃんが仕事に行っている時間を見計らって男性と会うためにこっそりとマンションを出る準備をする奥さん。静かに家の鍵を閉め、怯えながらエレベーターに乗る。1階へ着いて扉が開き、オートロックの自動ドアを通ろうとしたその時ーー

「ユウコ(嫁の名前)」

「ーーッ!?」

ヒッ……と立ちすくみつつ振り返ると、ほほえむ慶ちゃん。

「どこ行くの?(笑顔)」

「あ……ゆ、夕飯の買い物に……  あなた、どうして?」

「取引先がたまたま近くでね。お土産を頂いちゃったから、家に置いて行こうと思って、ちょっと寄ったんだ(笑顔)  ーーー買い物?」

「え、ええ。少し遠くのデパートの地下まで行こうと思って」

「そう。ーー遠くまで行くなら、そんなヒールの高い靴だと疲れちゃうよ?  気を付けて行っておいでね」

笑顔なんだけど全然目が笑ってない慶ちゃん。このあと家に盗聴器仕掛ける………………うわーーーーん!!嫌だ!!!やっぱそんなこわい慶ちゃん見たくない! 慶ちゃんは可愛いのがいちばん!可愛いは正義!わかったら解散解散!!!!

ってかこのペースで10人書いたら1万字超えるので巻いていきます……

 

戸塚祥太さん】

とっつーには、ただれたW不倫を演じて欲しい。

とっつーの家庭は結婚3年目くらいで、そろそろ子供作るか~なんて言っている。仲は悪くない。お相手も同じような感じの家庭。ふたりは同業他社の営業で、取引先の接待ゴルフと飲み会で意気投合し、軽率に寝る。営業の合間に落ち会いランチしたり、接待と称して経費で飲みに行ったりやりたい放題。ちなみに大人数の飲み会では、机の下でこっそり足の指先を絡めたりしている。わりとバレるからなそれ!

最終的に色んなことが明るみになってモメたあげく、それでもそれぞれの伴侶と再構築して肩身狭いまま暮らしていく感じです。

 

稲垣吾郎さん】

吾郎さんはもともと週末婚というか、奥さんとは別居して自由に暮らしている人。職業は作家。不仲で別居しているというよりは、お互い自由人なので好きなようにしましょ、という感じで、時々は奥さんと食事に出掛けたりもするし別れる気もない。主人公は編集者で、吾郎さんの家に出入りしているうちにその浮世離れした雰囲気に惹かれいつしか恋仲となってしまう。

奥さんは、吾郎さんに恋人ができても問題ないよ~って方なので、一見これは不倫なのか? と疑問に思ってしまうくらい穏やかな状態。会いたい放題で、むしろ奥さんよりも一緒にいる時間が長いくらいである。最初はその状況に満足していた主人公だが、次第に精神のバランスを崩していく。こんなに一緒にいるのになぜ自分は「妻」になれないのだろう? 「日本の戸籍制度なんてくだらないよ。そんなことどうだっていいじゃないか」と吾郎さんは微笑む。でも。でも。

正直これが一番話として細かく書けるんですが辞めときますw

90分くらいの、ミニシアター系映画で見たいなと。吾郎さんが庭で薪を燃やしてチーズを薫製にし、これはワインよりむしろこっちが合うんだよって珍しい日本酒を出してくるようなシーンがきっとある。というか私のこの一連のイメージはいつか見たヒロくんとゴロチの暮らしに引っ張られすぎてるわ。

 

【中島裕翔さん】

家庭教師のバイトしてる大学生。教え子の母親と関係をもってしまうというベッタベタなAVみたいなパターンなので詳細は割愛します。笑。

母親(って言っても30代後半。教え子は中学受験を目指す5年生)から色っぽく迫られて、目を泳がせながら「困ります……」ってうつむくゆうとりんが見たいだけ。流されて関係を持ってしまった帰り道、電信柱を殴って「……っにやってんだよ、俺……!」って罪悪感と戦うゆうとりん…… 大丈夫ゆうとりんは悪くないよ(´;ω;`)

 

二宮和也さん】

一番王道の不倫。達也さんと同じく社内の女の子が相手というシチュエーションだが、誠実な達也さんと違ってニノさんは「愛してるのはお前だけだよ、嫁とは別れるから待ってて欲しい」とか言っちゃう役である。

主人公の5個上くらいの先輩で、教育係。昨年子供が生まれたばかりだが「子供は可愛いけど、もう嫁のことは女として見られない」らしい。主人公と一緒に進めたプロジェクトが無事成功したお祝い、と称して飲みに行き、酔って熱く仕事について語る。

「こんな話できるの、お前だけだよ。後輩だけど、ほんとに大事なパートナーだと思ってる。ありがとな」って言われて主人公が思わず泣いてしまうと「ちょっ……おい、どうしたんだよ~!」って慌てて手を握って、そのまま顔が近づいて唇が……

それなりに本気で好きになるんだけど、やっぱり奥さんとは別れられない人。

 

上田竜也さん】

緩和ケアの病棟看護師。

末期がんで入院してくる儚げな女性。綾瀬はるかさんとか、色白の美人がいい。

女性のご主人はバリバリの仕事人間で、忙しさを理由にめったにお見舞いにこない。忙しいといいつつちゃっかり愛人はいて、病気の嫁は邪魔だから病院に丸投げすればいいやと思っている鬼畜である。

そんな夫への文句を言うわけでもなく、女性はいつも明るくキラキラした笑顔を見せる。車椅子を押して病院の庭を散歩させる上田くん。

あの花ビオラ。あれはコブシ」 花の名前を教えてくれる女性。

「このいいにおいのはなんすか」

「これは沈丁花。不死とか、不滅、永遠って花言葉があるのよ」

「……」

「ふふふ、人間だもの、私みたいに病気にならなくたっていつか死ぬわ。でもね、永遠、はあるのよ」

「永遠?」

「においの記憶ってね、残りやすいんですって。この沈丁花の香りがする季節になったら、あなたに私を思い出して欲しいな。そしてあなたがまた大切な誰かにこの花の話を教えて、その人がまた子供に教えて、そのまた子供に伝わって……」

「……」

「今日こうしてあなたとお話ししたことが、永遠に続いていく可能性は、あるわよね」

「……忘れません、あなたがいたことは、俺が忘れません」

 

書いてて恥ずかしくなってきたけどとにかくね!上田くんには純愛をしてもらいたくて……!ううう……!!

いよいよ最後の日が訪れる。容態が悪化したのを見て先生を呼びに行こうとする上田くんを引き留める女性。「わたし、最後にあなたに出会えて、ほんとによかった」と、途切れ途切れの息で言う。人工呼吸器をずらして、そっと触れるだけのはじめてのキス。そのまま意識を失う。

ご主人がやって来たのは死後しばらくしてからだった。赤く潤んだ目で力一杯睨み付ける上田くん……

 

はいはいはいはい、ここまで書いてきたけどこの「泣き腫らした目で睨む上田くん」が書きたかっただけです!!

幸せになってほしい……たちゃん……(´;ω;`)

 

風間俊介さん】

主人公は専業主婦。風間くんは不動産業で働いており、平日がお休み。奥さんは土日休みの仕事をしている共働きで、休日が合わずふたりの時間がほとんどないことで夫婦仲にも溝ができていた。主人公の夫は仕事仕事で全く妻を大切にしないタイプであり、こちらも夫婦仲が冷えつつある状態だった。

平日昼間のカルチャースクール(料理や裁縫など色々やる)でふたりは出会う。

「男性でこういった教室に来られるの、素敵ですね。お料理できるご主人で奥様がうらやましいわ」

「いやー……実は妻は料理が苦手で。それに一緒に食べることもほとんどないんです。僕ひとりで作って食べるときに、どうせなら美味しいものが食べたくて。じゃあ習おうかなって」苦笑いする風間くん。

ある日本屋でバッタリ出会うと、同じ漫画を手にしていた。「○○、お好きなんですか?」「はい!僕実はオタクっていうか、漫画好きで」「私もなんですよ!」「あー……よかったら、お茶でも飲みにいきませんか?」

お茶をしにいくとびっくりするくらい趣味が合うふたり。すっかり意気投合し、定期的に会うようになり、いつしかお互い恋愛感情を抱くように。しばらくもどかしい感じですれ違う(連ドラなら4話くらいまでくっつきそうでくっつかないやつ)が、ついに一線を越えてしまう……

 

今まで9パターン書いてきたが、全て最後は別れが訪れている。が、この風間くんのものだけはこのあとくっつきます!! 不倫ではレアケースのハッピーエンド!!

だって風間くんだよ? 風間くんとなら幸せになれるって宇宙の真理じゃない?

今まで書いてきたのは普通にドラマとしての絵を想像してたけれど、正直この風間くんのだけは目の前で私に向かって風間くんが笑ってくれてる感覚。「もっと早くあなたと出会えていればなぁ……」なんて埃かぶったような台詞も風間くんが言えばほら不思議!! すごいリアル!!!

 

 

というわけで、風間くんへのリア恋を確認して満足したのでこのへんにしておきます。正直いくらでも書けるんだけどタブレット触りすぎて腱鞘炎になりそうで限界だ……(家のPCが使えないためタブレットでチマチマ書いてる)

 

今回一番面白かったのは、このブログ書こうと思い立って、誰がいいかな~デヘヘ~~ってニマニマ構想練ってたタイミングでaskのほうに「不倫についてどう思いますか」って質問が来たことでした。なにそれ怖い!!誰か私の頭のぞいてた!?

 

一応不倫について思うことはaskで回答した通りです。https://m.ask.fm/tounoin/answers/133146926187

こんなブログ書いといて全く説得力ありませんが、不倫はいいことないぞ!

 

 

ジャニオタの夫、あるいはジャニオタの夫担当としての活動

 先日Twitterで、既婚ジャニオタの皆様が盛り上がっていた。

発端はあややさん(@hraom)のこちらのツイート。

 

 

これは常日頃から夫大好き芸人を公言している私が参加しないでどうする! と意気込んだものの週末忙しくて完全に出遅れ、出遅れている間に既にあややさんのブログではまとめが掲載されていた。

 http://moarh.hatenablog.jp

 

というわけで今更感半端ないけど一応簡単に書いておきます。まとめに載っていた方々は「夫もわりとジャニーズ好きです」的な方が多いようだが、うちは違うので正直まったく面白いことは書けない。まあ、こういう家庭もあるよというひとつの事例として紹介だけはしようかなと。

 

はるひさん(@b_haruhi)さんの記事(http://honeybeat3941.hatenablog.com)と同じように、あややさんの以下ツイートに沿って書いていくこととします。

 

 

【長い前提】

夫36歳(私のひとつ上)。お互い常連だった行きつけの飲み屋で知り合った。もうすぐ付き合って10年目突入。結婚して2年半。私がNEWSに転がり落ちてジャニオタになったのは今年の1月なので、正確には「妻がある日突然ジャニオタになってしまった夫」である。子供はいない。

 

夫と付き合うことになった2006年当時まで私は、何かの熱心なファンとしてアクティブに活動するような世界を知らなかった。自分の軸となる趣味は漫画収集とニコニコ動画。お笑いは当時から好きだったが茶の間でテレビを見てネタ批評しているタイプで、暇もお金もそこそこあったのに「ライブに行く」という発想自体がなかった。

付き合ってすぐに「俺はレッズサポだから、土日デートとかできない可能性が高い」というようなことを言われて本気で意味がわからなかった。そもそも浦和レッズというチームがあることすらその時はよく知らなかったし、サッカーを見に行くという発想自体が無いので彼がレッズサポであることと土日が埋まることの関連性が理解できない。「よくわかんないけどなんか趣味があるならそれ優先させてくれていいよ」と言う私に彼は「1回でいいから一緒に行こう」と半年言い続けた。

お互い好きなものには干渉しないタイプなのに、そんなにも熱心に誘ってくるなんて物凄く珍しいことだった。サッカーには心底興味がなかったけど、この人がこんなに言うなら何か理由があるんだろう、と思い1度だけ着いていくことにした。

それで私は「何かを追いかけて現場へ行く」という世界を知ってしまった。

ライブで何かを見ること、同じものを好きな者が集まる空間、そうして出来た仲間たち。全部が衝撃的で楽しくてワクワクして、気づけば北海道や九州までサッカーを見に行くことが普通になっていた。

 

後になって夫に、何故私をサッカーに誘ったのかと聞いたところ「サポーターってものがピンときてないみたいだったから、1回見せれば『こんな生活があるんだね、私には合わないけど理解した』と納得して、俺がサッカーに行くのを許してくれるだろうと思ってた。お前までハマるのは想定外。失敗した」のだと言う。

彼は人生において恋愛の優先度が低く、自由に行動していたいタイプである。自分の世界を守るため、私にその事実を見せて納得させたかったのだそうだ。まさかその守ろうとした世界に入り込んでくるとは、確かに失敗といえるだろう(笑)

(結果的に、レッズが共通の趣味となったことはふたりにとってとても良いことだったので「失敗」というのはあくまで冗談である)

 

そうしてレッズのおかげでライブの楽しさを知った私は、その後芝居鑑賞やお笑いにハマった際、ホイホイ現場へ行くタイプのおたくになった。彼をほったらかしにしてあちこち飛び回るようになったので、夫としても自由時間が増えてwin-winである。めでたしめでたし。

 

【①嫁がジャニオタであることに好意的かどうか】

 

というわけで、ジャニオタの土台を作ったのは彼とも言えるので、嫌がられることはありません。好意的というよりは、別に私が何を追いかけていようがどうでもいい、という感じ。まだコンサート遠征はしたことがないけれど、結婚前の芸人(ロザン)オタク時代にも関西方面にしょっちゅう行ってたので問題ない。彼はほんとに芸能人に興味がなくてテレビもほとんど見ないので、私が見たい番組があればチャンネル権も私にくれる。(面白くなければ一緒に見たりはしない。私がテレビ見てる間はたいてい将棋ゲームやったりしてる。でも鉄腕dashはわりと見る)

一緒にコンサート行こうって行ったら行く?と聞いたら「うーん、行かないな~」と言っていた。うん、別に私も一緒には行きたくないw

 

【②好意的な場合どのくらい許容してくれているか】

【③好意的でも許して貰えないことはあるか】

 

夫に迷惑をかけなければ大体OK。家にジャニ友を呼ぶのもOK(ただし一応、夫の都合を聞いてから日程を組みます)

ちなみに、我が家は完全に財布が別。夫婦の口座がひとつあり、毎月お互いの給料から同額を振り込み、光熱費や自炊分の食費はそこから引かれる。夫婦共通の生活費以外は自分の手元に残るのでそれをどう使おうと自由である。自分で稼いだ分は自分で使う。当然、自分の稼ぎの範囲を超えてジャニオタ活動することは許されない。

あと、テレビをリアルタイムで見る以外(DVDを見る等)は、夫が家にいる時は基本的にやらない。これは夫に言われたわけでなく、単に私が夫のことを好きだから、彼がいるときは彼と話をしたいだけである。コンサートや舞台など、日程が決まってしまっているもの以外は、基本的に夫との予定を最優先としている。

泊まりの予定もよっぽどのことが無いと入れないつもりである。まあ私の給料では遠征もままならない、というのも大きな理由だが、夫を置いてあまり家を空けるのはしのびなくて。次またNEWSのツアーがあっても、遠征は1公演まで……というふうに自分で制限すると思う。夫本人は、私がいなくても全然かまわないらしいのだけど。

「私が、あなたではない若い男の子にキャーキャー言ってるの嫌だったりする?」

「楽しそうでよかったねーと思ってる。むしろ君の重い愛が分散してくれていいのでは」

だそうです。笑。

 

【④夫が選ぶ最強ジャニーズ】

 

全然予想がつかなかったので直接聞いてみた。

 「……修二と彰かな」

 

えーーー!!まさかのグループ外ユニット!!ww  超意外だった!

しかもドラマ見てたのかなと思いきや見てない、と。とにかくこの頃職場のカラオケに行くと誰かが必ず歌っていたそうで、めちゃくちゃ売れたという印象が強いのだそうだ。そのため彼の中ではジャニーズといえばこの曲。だから修二と彰が最強。という発想らしい。ただし修二と彰が誰と誰なのかはわかっていなかった。

「山Pと亀梨くんだよ」

「亀梨くんはあれか、明彦か」  金八ならわかる夫。

 

あとはKinKi Kidsかなーと言っていてそれも意外だった。

学生時代にカラオケで歌ったかららしい。カラオケそんな好きじゃないし行かない人なのだが、テレビも見ないし音楽も聞かないので情報源がそこしかないからかも。

 

【⑤日々の小ネタ】

 

  • 私の影響でチャンカパーナが気に入ったらしく、時々「チャンカパーナー」って口ずさんでいる。いつのまにかググって少し振り付け覚えてて笑った。職場のカラオケで踊ったらしい。
  • 金八大好きでめちゃくちゃ見てるので、風間くんを見ると「健次郎」って言うしシゲのことは「ハセケン」って言う。でもまっすーのことはまっすーって言う。まっすーすごい。
  • 夫は将棋好きなので、ひふみん(加藤一二三9段)が出てるよとアウトデラックスを見せたらちょうど塚ちゃんが出ていた回だった。金髪=塚ちゃんになったらしくこの前手越くん見て「これ塚ちゃん?」と言っていた。(最近では手越くんはわかるようになった)
  • 慶ちゃんを好きになったとき「お前の好きそうな顔だわ~~~」って言われた。彼は私の好きなタイプがすぐわかるらしい。色白で目が切れ長で中性的な人。夫は真逆で、黒くてハッキリ二重で男っぽいので、不思議なもんだよなと思う。
  • この間Mステ10時間で、キムタクがAKBの恋チュン踊ってるの見て「やっぱりキムタクは凄い」「華が違う」「なんならキムタクが一番可愛い」って絶賛してて面白かったw

 

夫大好き芸人として普段から呟いていますが、夫には様々な面で感謝しかありません。私の性質を理解してくれてうまく扱ってくれるのも、たいていのことは好きにさせてくれてるのも、私にとっては本当に最高のパートナーだと思います。だから私も夫のことを最大限尊重しますし、どんなに自由にさせてもらっても絶対に夫をないがしろにするようなことはしたくないと思っています。NEWS担で小山担ですけど、夫の担当でもあるのです。日々感謝。

ロザンファンと居住エリアアンケート結果

はてなを開設してグループ「ジャニーズ」に入ったというのに、いきなりジャニーズ関係なくて芸人に関する内容です、グループから来た方はごめんなさい!

 

ジャニオタは文才のある人が多い。

Twitterでやりとりしているフォロワーさんにも楽しいブログを書かれる方がたくさんおり、毎日誰かが何らかのお題を投げ掛けて妄想や考察に興じ、140文字では収まらなくなるとブログをしたためる。

そんな中、ここ最近は「兼オタアンケート」なるものがブームになり様々なアンケートがタイムラインを賑わしていた。

 

NEWS担はJUMPで誰が好き?

http://restars.hatenablog.com/entry/2015/09/17/214014

NEWS担は嵐で誰が好き?

http://lgc-24.hatenadiary.jp/entry/2015/09/19/230131

 

これらのアンケートにホイホイ参加し、結果を見てはワクワクしているうち、私にもどーーしてもやってみたいアンケートがあることに気づいてしまった。

 

私はジャニオタである以前に、お笑い芸人「ロザン」のファンである。

自分の人生で何かを熱心に追いかけたのはロザンが初めてであり、独身時代の一時期はロザンの舞台があれば西へ東へ追いかけていた。その頃、ライブや番組のレポをブログに記しており(残念ながらしばらく更新しなかったら消えてしまい今はもう残っていない)、ブログを通じて全国のファンの方と知り合い、たくさんの方と実際にお会いすることができた。

そうして何人ものファンの方々と交流しているうち、私の中にある仮説が生まれてきたのである。

 

「関東のファン*1は菅さん寄りが多く、関西のファンは宇治原さん寄りが多いのではないか……?」

 

ロザンのレギュラー番組は関西ローカルが中心である。既に東京へ進出しているので、劇場に行けばコンスタントにふたりの姿を見ることができるが、関西ローカル番組が映らない地域では、テレビにおいてふたりの姿を見る機会はあまりないのが現状だ。宇治原さんは全国ネットのクイズ番組によく出演されるので、関西以外のお茶の間には宇治原さんの方が露出が多い。

そのためロザンに対する印象は関東と関西でわりと異なっている。

 

京進出前、まだ関西のみで活動していた時のロザンは、男前でかわいらしい菅さんの人気が高く、宇治原さんはいわゆる「いじられキャラ」だった。菅さんは単独で大阪ガスのCMにも出ているため、関西ではふたりの知名度に相違はない。

しかし東京では「えっクイズの宇治原って芸人だったの? 相方だれ? ネタもみたことない」という人がまだまだ多い。

 

ロザンはとても仲のいいコンビであるため、ファンもどちらか一方ではなく、仲良しのふたりという全体を愛している方がほとんどだ。

しかし関東在住の私は、ブログを書いていた当時は「菅さんの魅力を全国に伝えなくては……!」という妙な使命感にかられ、若干菅さんに肩入れしていた。当時知り合った関東のファンは、菅さんの情報にいつも飢えていて、全国ネットにコンビで出演する機会があれば泣いて喜ぶような人がたくさんいた。宇治原の相方って誰?と聞かれる度にくやしくて、それがブログを書く原動力になったりもしていた。

方や関西のファンは「宇治原さんは本当はかっこいいのに、いじられキャラだからくやしい」と宇治原さんに肩入れする方々が多いような気がしたのである。宇治原さんをひいきにしているファン仲間が言った言葉で忘れられないものがある。

「わたし、あまのじゃくだから。メジャーじゃない方好きになんねん」

それを聞いて私は答えた。

「えー、私も結局メジャーじゃない方に肩入れしちゃってるんだよ。つまりロザンファンはあまのじゃくばかりってこと……?

 

 と、いうわけで前置きが長くなったが、数年の時を経て、いよいよそれを検証するときが来た!のである! 

実は当時とはいくぶんファンの状況が違ってきているため、正直前述の現象は最近感じられなかったりもする。じゃあなんでアンケートとったかって、ただ単に楽しそうだったからだ!

 

それでは開票。

 

【概要】

▽期間: 2015.9.20 10:00~  2015.9.23 12:00 

▽回答数: 95

▽目的: 居住エリアとファンの関連性を検証する

 

《設問①  あなたがロザンのファンになったのはいつですか?》

 

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予想はしていたけど2009年の強さよ……!!なにをかくそう私も2009年出のロザンファンである。果たしてこの頃何があったのか?  そのひとつの答えは次の設問で紐解かれる。

 

《②ファンになったきっかけのテレビ番組などがあれば自由にご記入下さい》

 

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任意回答にも関わらず80名の方にご協力頂いた。

複数回答された方の回答も全てカウントしているので重複はあるが、やはりクイズ番組が圧倒的である。パッと見、Qさまが一番多いように見えるが「平成教育委員会」「平成教育学院」をまとめるとそれだけで半数近くなる。(平成教育予備校と回答頂いたものは学院にまとめた)

 

宇治原さんが平成教育予備校に初登場したのが2006年。予備校からレギュラー番組となった平成教育学院に定期出演し大活躍していたのが2007年~。そのあたりから飛躍的にファンの数が増えている。

 

さあ、いよいよ本題である。

ひとまず全体の回答を先に掲載する。

 

《③ ロザンのおふたりのうち、特に好きなのは?》

 

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④ あなたのお住まいの地域で、ロザン出演の関西ローカル番組は見られますか?》

 

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やはり基本がニコイチ愛のロザンファン。大きくどちらかに偏ることなく、平均的な結果が出た。コンビ派としては菅さん寄りの方がやや多いものの、宇治原さんは個人のファンが菅さんよりも多い(菅さん個人のファンのちょうど倍の人数だった)。

関西ローカルの視聴環境に関しては、送れ放送も入れればちょうど半々くらいになった。見られない環境の私から発信したアンケートにしては、幅広いエリアの方々に行き渡ったようでありがたいことである。

 

さて。ではここでいくつか気になる点について細かく見ていこう。

まずは最も多かった「2009年にファンになった」方の内訳である。

 

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平成教育学院、強し……!

ファンになったきっかけの番組を複数答える方は平成とQさまを両方書かれる方が多かったのでQさまも多いが、宇治原さんが全国放送のクイズに出るようになったのは平成教育がきっかけだったので、ロザンにとってターニングポイントとも言える番組だったのだなあと改めて感じる。またこの番組は宇治原さんだけでなく菅さんも時々出ており、宇治原さんをいじられキャラにし菅さんが賑やかす、という関西のロザンのような姿を見られることも大きかった。2009年あたりは宇治原さん、菅さんのキャラクターも固まってきており、関西ローカルが入らないエリアでも「ロザン」というコンビの魅力をたくさん感じられる番組であったように思う。

そして2009年に特筆すべきは、そう、アメトークである。

アメトークの「愛方大好き芸人」が放送されたのが2009年6月であった。

私自身この「愛方芸人落ちのロザンファン」なのでよくわかるが、放送当時のファンの増え方は、凄い瞬間風速を叩き出していた。それまでただの独身OL日記であり友人数名が読むに過ぎなかった私のブログが、アメトークきっかけにロザンに落ちたことをネチネチ書いたら爆発的にアクセスが増えた。「私もアメトークで落ちました!」という書き込みが来るわ、来るわ。あのアメトークで初めて「ロザンというふたり」を認識したときの衝撃は忘れられないし、自分と同じような人がゴロゴロいたことも忘れられない。

そんな2009年出のファンのTV事情はこちら。

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関西エリア外が8割以上!!

アメトーク、Qさま、平成などで関西以外の多くの人がロザンを知ることができたのが2009年なわけである。

アンケート発信元の私が2009年出であるということもあり結果にバイアスがかかっている可能性も否めないが、実際にライブ通いをしていた体感でも2009~2011くらいは確かにロザンバブルが訪れていたと思う。私は「ロザンのトーク」に初回から行っているが、2009年9月の初回は普通に取れたチケットが、11月の2回目からは落選者続出だった。最近では落ち着いてきているので、やはりあの頃はちょっと異常だったような気がする。

さて関西以外のファンが多い、ということは菅さん寄りが多いのでは? というのが本来の目的であったわけだが……

 

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そんなでもなかった。笑。

前述の通り、年月が経ってファンももう落ち着いてるんじゃないかなと。菅さんがTwitterをされているのもあり、2009年当時の、菅さんに飢えていたあの感じが今は無いからかもしれない。

 

【全国区になる前からのファンは?】

さて次は、ロザンが……というか宇治原さんが全国放送のクイズに出る前からのファンについて検証してみよう。ていうか長いけど大丈夫ですか皆さん、飽きてませんか(笑)

一番最初の表から、露出が増えて認知されたのが2007年~と仮定して、デビューから2006年までにファンになった人を抽出。

 

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当然と言えば当然だが、関西ローカルを見られる環境の人が多数である。

 

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複数回答も含まれているためこの時代ではないアメトークも入っているが、やはり関西、ぷいぷい強し。そしてウエッサイ!! 人間マンダラクワンガクッからファンという方がいらして、いやはや、うらやましい!

で、だ。問題は次ですよ。

 

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どうですかこれ……! これちょっとあまのじゃく感でてませんか……!?

コンビのふたりを日常的に見られるエリアの人は、いじられキャラの宇治原さんに肩入れする傾向があるのでは……?

 また、これは個人的な推測だが、特にWEST SIDEくらい昔からのファンの方は、その頃特に顕著に行われていた「宇治原さんブサイクいじり」に反発している方が少なからずいるように思う。だってあんなにかっこいい人がブサイクブサイク言われてるところにリアルタイムで遭遇したら、私なら全力で宇治原さん推すよ……!

余談だが宇治原さんはクイズで有名になってから、全国区では元来のかっこよさが普通に認められているため、関東の宇治原ファンには「宇治原さんは世界一かっこいい!」的な過激派がたまにいた。過激派は宇治原さんがブサイク弄りをされることに慣れておらず、たまに関西の番組ノリで弄られてるのを見るとマジ切れしていたのを思い出す。

 

【最近ファンになった人は?】

では逆に、最近ファンになった人の内訳を見てみよう。2011年~今年にファンになった方。

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やはり関西ローカルを見られない人が多い。

そしてコンビバランスがこちら。

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おおおお……! これもあまのじゃく感が……!

まあ回答者数が少ないので割合が大きく出てしまうというのもあるが、ふたりでいるところをなかなか見られないファンは、菅さんに若干肩入れしている傾向なのではないだろうか。会えない時間が愛を育む、的な……?

ちなみにこの年代にファンになった方は「ネット動画を見て」という回答が多いのも特徴だった。

 

 

 【まとめ】

最初に仮説を立てた「ロザンファンはあまのじゃくが多いのではないか?」という点に関しては、ある程度の傾向が出たように見える。しかしこれは「関東のいちファンのTwitterから繋がった95人」という大変狭い世界でのものであり、例えば私でない人が100人集めて統計を取ったらまた違った結果になるだろうし、もっともっと満遍なく調べたら結果はどんどんフラットになっていくのかもしれない。今回、北は北海道から南は九州の、10代から60代まで実に幅広い年齢の方にご解答頂いた。いち個人が呼び掛けただけでもそれだけの多岐に渡るのだから、ファンの層も愛し方も千差万別で特別な傾向なんて本当はないのだろうと思う。とはいえ、このアンケートを行ったことで、ロザンという芸人さんがとてもたくさんの魅力をもっていること、たくさんの人がそれぞれのきっかけで彼らの魅力に気付き愛していることを再認識できた。

このアンケートが、ご解答頂いた皆様のロザンに対する思いを更に深めるものとなれれば嬉しいし、これをご覧になったファンの方、まだファンではない方にも何かしらの暖かさのようなものが伝わればいいなと願う。

 

最後になりますが、このような自己満足のアンケートにおつきあい頂いた95名の皆様、記事を読んでくださった皆様へ心より感謝申し上げます。

そして、ロザンおふたりの更なるご活躍をお祈り申し上げます。

いつまでも、仲良く楽しそうに笑い合うおふたりのことが大好きです。

 

 

 

【おまけ】

流れ上紹介できなかった「好きになったきっかけ」の「その他」についてせっかくなので記しました。本当に、沼の入り口はどこにあるかわからない!!

  • 「ロザンの08ベスト」DVD
  • 「お笑いポポロ」のグラビアで
  • ロンブー淳MCの「ヤマワケQ」といったようなタイトルの2~3回やったクイズ番組で、飛び抜けた正解率の宇治原さんに興味をもって
  • 広島ローカル「ぶらぴ」
  • わらいのじかんクワンガクッ
  • アッコにおまかせ初出演
  • ざまんざい
  • 14ベストに京大卒の友人に連れていかれて
  • お笑い課外授業
  • 大阪ガスのCM
  • 男前芸人のランキングから気になって菅さんの画像を見て落ちた

 

※書籍、というくくりは京大芸人シリーズでした。

*1:「ファン」には色々あるが、ここでいう「ファン」は劇場に通ったりDVDを買ったりしてお金を落としたり、ファン仲間とのやり取り専用のTwitterアカウントがあったりするガチ勢

誰かを好きになる気持ちも苦しむ気持ちも

30も半ばにして、2015年から唐突にジャニオタになった。

 

追いかけているのはNEWSだけだが、TwitterでNEWSのことを呟きまくっているうちにあれよあれよと増えていったジャニオタのフォロワーさんのおかげで、他の様々なグループのことも全て愛しく思っている。

さて、そんな風に毎日アイドルを可愛い可愛いと愛でているのだが、まだジャニオタになって1年も経っていないのにスキャンダルを見る機会が多々あった。

 

私が今まで属していたファンコミュニティは芸人(ロザン)と俳優(綾野剛)。芸人……というかロザンはふたりとも恋人の存在を隠さずテレビやライブでも話しており、宇治原さんはそのまま結婚した。ショックを受けていたファンも勿論いたが、おおむね祝福ムードだったし、その結婚の直後うっかりフライデーに載った時も大多数が「あらあらまあまあ……苦笑」といった反応だったように思う。

綾野さんは、私がファンになった2014年以降は目立った報道は無いが、そりゃもう浮いた話題に事欠かない方である。とはいえ関わった人を男女の別なく片っ端からメロメロにしていく「人たらし」ぶりにファンもメロメロになっているためか、あまり彼の恋愛事情にとやかくいう意見を目にしない気がする。

 

そんなわけで、ジャニオタになって一番「これがアイドルファンの世界か~」と興味深く感じたのは、熱愛報道が出た時のファンの阿鼻叫喚ぶりであった。

 

先に私自身のスタンスを述べておくと、アイドルもどんどん恋愛や結婚をすればいい、と思っている。というかそのことにファンが文句をいう筋合いはどこにもない。

前述の宇治原さんフライデー事件(要するに結婚前のワンナイトラブ暴露)の際、ファンの方から「宇治原さんが報道について何も触れぬままTVに出ているのが許せない。彼は公の場で謝罪すべきではないか」と相談をうけたことがある。

「そもそもその報道が事実かどうかもわからない上、もし事実だったとしても彼に謝罪を求める権利があるのは奥さんだけである。事務所やマネージャーに業務上の迷惑がかかったならそこにも謝らなければならないかもしれないが、我々ファンにはなんら関係のないこと。このことで好きな気持ちがなくなってしまうのは人間の感情だから仕方ない。が、彼にその責任を求めるのは違うのではないか。我々は彼の恋人でも家族でも友人でも仕事仲間でもなく、他人なのだから」と私は答えた。

 

アイドルファンになってからも、基本的にこのスタンスは変わっていない。

 

だから今回、嵐の大野くんの件で、大野くんが「謝罪」して「友達だけどもう2度と会わない」と言ったとのNEWSを見て、私は鈴木雅之みたいな顔になった。

https://youtu.be/iAccGIsG4Sg

謝ったりしなくていいんだよ、大野くん。

友達なら会えばいいじゃないか。

本当に好きで、作品のインスピレーションを受けたりするほど大切な人なら認めたっていいんじゃないか。

 

「事務所にそう言わされている」という意見も見たけれどそれだって推測でしかないし、個人的にはジャニーズ事務所ってこちらが思うよりずっと風通しがいいんじゃないかなと思っているので、もっと違う言葉を選べる可能性は十分にあったのではないかという気がしてならない。だから凄く残念に思った。

 

今回の大野くんの件で、「アイドルと恋愛」についてよく見かける以下の2点について考えさせられたので、ここに残しておこうと思いブログを書くに至った。あくまで個人の考えでありこれが正しいと言いたいわけではないことを予めご了承頂きたい。

 

【①アイドルは夢を見せる商売だから恋愛禁止である】

 

一部女子アイドル事務所は恋愛禁止なのだそうだ。彼女らはそもそも「恋愛禁止」という契約のもとその事務所に足を踏み入れている。なのでその就業規則を破ったならば解雇されても仕方がないし、株主ともいえるファンが「恋愛禁止の事務所所属だから貴女を応援できたけどそうでないなら応援できません」というのも理にかなっている気がする。

余談であるが私の勤める会社は、入社時に「入社したら会社でもプライベートでも一切たばこを吸わないことを誓います」という誓約書にサインさせられる。もし違反したら退社させられても文句いいませんという書類にもサインしている。まあ実際は全社集まる会議なんかでも喫煙所がちゃんと設けられていて普通に吸えるので形だけの規定ではあるのだが、書類にサインしてる以上、たばこを吸う人は辞めさせられても仕方ないわけである。

喫煙も恋愛もいけないことではない(たばこの害うんぬんは置いといて、少なくとも法律で認められている)  が、自らその条件に納得して選んだ会社の規定なのだから、少なくともその会社に所属している間は、社内のコンプライアンスを意識するべきであろう。先日女性アイドルが恋愛禁止を破ったとして事務所から損害賠償を請求され、認められたという裁判があったが、法的には妥当な判決と言うしかない。

「そもそも恋愛禁止という規定自体が人権侵害なのでは」という意見は最もだが、それはまた別に争われる話であり、その争いの結果こんなくだらない規約の事務所が無くなればいいなとは思っている。

 

さて。シゲちゃんも言っていた通りジャニーズは恋愛禁止ではない。

ジャニーズにはそんな人権侵害のくだらない規約はないのである。

太一くんはaikoと付き合っていたし、長瀬くんはあゆと手をつないで歩いていた。長瀬くんがあゆと交際宣言したのなんて2001年だよ。長瀬くんはまだ20代前半だったし若いファンも多かった。でも堂々としていた。

34歳の大野くんがそうしてはいけない理由はどこにあるのだろう。相手が一般人だから? 嵐が日本経済を動かすほどの人気だから?

 

繰り返すが確かなのは、事務所(会社)の契約事項に恋愛禁止という文字はない、ということだ。その会社の社員は恋愛しても良いし、その会社の株を買っている立場の我々はその方針を支持していることになる。裁判にも当然ならない。

 

【②恋愛は自由だからしてていいよ!でもプロなんだから隠すべきでしょ!】

一番よく見る意見であり、一番書きたかったのはこれについてだ。

 

「アイドル」の「仕事」はどこまでの範囲なのだろうか。

辞書で「アイドル」をひくと、本来の意味の「偶像」以外に「憧れのまと」「熱狂的なファンをもつ人」などが出てくる。

見た目を磨いて、歌やダンスなどのパフォーマンスを磨いて、見るものを熱狂させる。だけでなく「憧れ、崇拝」されるためには人間的な魅力も問われてくる。この「憧れ」というのが曲者だ。

我々ファンは、パフォーマンスを見るだけでは飽き足らず、好きになればなるほどもっと彼らのことを知りたくなる。雑誌やインタビューなどで彼らの内面を知ろうとする。そして彼らの語る言葉から人柄を汲み取って、人間的にも尊敬し憧れ更に好きになる。アイドルとしての表面的な言葉ではなく、彼らのプライベートが垣間見られるような情報ーーたとえば休日の過ごし方だとか、お気に入りの家具だとかーーを得られると妙なトキメキを覚える。

にもかかわらず、その「プライベート」における「恋人」の存在だけは「隠せよ」と要求するのだ。

その情報だけは「憧れ」のアイドル像を崩してしまうものだという。いわゆる「リア恋」としてアイドルを追いかけていない立場のファンの方たちも、そんなプライベートは見たくないし隠してくれと言う方が多いように思う。

 

これはもう理屈や言葉で表せるものではなくて、ただ単に嫌なのだろう。ジャニオタではない人から「それって結局相手を恋愛対象にしてるってことでしょ。自分が付き合えるわけでもないのにウケる(笑) 」なんて言われたりもするが、違う、違うんだ、恋愛とかそういう言葉で表せるものじゃないんだ。大事に育ててきた憧れの感情が、なぜだかわからないけど揺さぶられるんだ。だからアイドルをアイドルとして好きでい続けるために、アイドルにはその部分は隠してほしい。

 

理屈ではなくそう感じてしまうのは物凄くわかる。わかるが、それを「アイドルの仕事」として要求し「隠せよ」と命令してしまうのはいささか乱暴だと私は思う。

 

そもそもほとんどの場合彼らは隠そうとしているのだ。それを週刊誌が勝手に撮ったり、あるいは彼らが心を許していた人が裏切って情報を売ったりしているだけで、それについての憤りを撮られた側の彼らにぶつけるのは何か違う。

手越くんと某アイドルのスクープが出た時「コンサートツアーオーラス前に何やってんだ」「新曲発表になったばかりなのに、このせいでTVに出られなくなったりしたら許さない」などという意見をチラチラ目にしたが、あのスクープ写真はずっと昔のものであり、それを、一緒に旅行にいくような仲間だったはずの人がたまたま(もしくは意図的に)あのタイミングで裏切っただけだ。手越くんは被害者でこそあれ、落ち度はないのではないか。本人の落ち度でもないもので憎まれるのは見ていていたたまれない。

 

また、「スキャンダルが出るとファンが減る、その結果グループの人気がなくなるのが怖いから嫌」という意見も見たことがある。確かに多少ファンの入れ替わりはあるだろう。だけど、デビューできているような人々はもはやそんなことではビクともしない力があると思うのだ。そのスキャンダルが、たとえば素人を次々レイプして孕ませて堕胎させてるとか、マジで人間としてどうかしてる内容ならそりゃおしまいだけども。恋人がいました!半同棲です!みたいな普通の話なら、世間の評価なんてファンが思うほど変わらないし彼らの力はそんなことで揺らぐほど弱くない。もっと自分の好きなグループの能力信じようぜと思う。

 

繰り返しになるけれど。ジャニーズという職場では、恋愛は禁止ではない。恋愛を隠すことはもしかしたらプロとしての仕事の一部かもしれない。だけど不可抗力で隠し通せなかった場合、潔く交際を公にした場合も「プロとして失格」なのだろうか? 

全盛期に結婚したキムタクも、まだまだ若かった頃にあゆと手をつないでた長瀬くんも、当時のファンに衝撃を与えたかもしれないがどちらも活躍し続け、今でも国民的アイドルだ。「隠すのがアイドルとしてのプロ意識だ」という理論だと彼らはプロではないことになってしまうが、そうではないだろう。

 

 

色々な場所で見かけた意見について、自分の考えをばらばらと書いていっただけなのでまったく文章してのまとまりがないが、じゃあ何が言いたいのよ? ということを最後に。

 

 

とても好きな洋服を扱うショップがあったとしよう。

そこの服はどれもこれも好みのもので、その服を完璧に着こなす美しい店員さんがいる。接客も素晴らしく人柄も素敵で、服を買うならそこのショップと決めている。

ところがある日、ノーメイクでボサボサの髪で、ジャージみたいなダサい服を着て、歩きタバコをしながらチューハイやビールの缶だらけのゴミを捨てに行く店員を見てしまった。

プライベートの店員は全くオシャレなんかじゃなかったけど、お店に行けば店員さんはいつでも完璧で素敵で、お店の服が可愛いのも変わらない。

時代の移り変わりで増減はあるだろうが、ショップのクオリティが変わらなければ、店員が裏でどんなにダサくたってそのショップのファンは減らないだろう。

 

でも、店員さんのダサい姿を見てしまったその日から、あんなに好きだったそのショップの服が、なぜか欲しいと思えなくなってしまった。デザインは相変わらず好きだなと思えるのに、輝いてみえなくなってしまった。

 

そういうことって、誰にでもあると思うのだ。あなたにもあるかもしれないし、私にも訪れる日がくるかもしれない。理屈じゃなく抗うこともできない感情の動きは、誰にだってあり得るし、それは決して悪ではない。

好きだったものを嫌いになってしまったり、今まで興味のなかったものを好きになったり、何かに対して心が動かされるということは誰にでも平等に訪れ、どの感情も、悪などではない。

 

だからアイドルが恋をするのも、それが公になるのも、そのことで誰かが心を痛めてファンではなくなってしまうのも、全部等しく、悪いことではない。全てが自然なことだ。自然にまかせて、流れていけばいい。

 

あなたたちのその感情は悪なんかじゃないよ。

 

ただそのことだけが言いたかった。

はじめてのなまあやの

【2015.2.8  アメブロ掲載分転載】

 

2014年9月に綾野沼に落ちてから4ヶ月。
ついに、生綾野剛を観に行くことができた。

いつも観劇に誘ってくれるオジサマ(15歳年上なのにタメ口きいてるけど)が、私が綾野沼に沈んでるのを見てヨコハマ映画祭のチケットを確保してくれたのだった。もうね「チケット取れたけど行く?」って言われた瞬間、渋谷の雑踏の中でオジサマに抱きついたね。カンチに抱きつく赤名リカ並みに人目をはばからず抱きついたね。シアターコクーンに芝居見に行った帰りで、小池徹平ちゃんの可愛さに打ちのめされてたところに突如「生綾野見たいでしょ?」とか言われてパニックだったよ。その後の記憶があんまり無いよ!

さて。ほんの一部からレポの要望があったし、自分としても書き留めておきたいので久々にブログにログインしたわけだが、もう各マスメディアのニュースで綾野さんのコメントなどについては報道されているので、詳細のレポというよりはただの日記として、自分が見た風景を記していこうと思う。ド新規綾野ファンが、初生綾野を見た1日。


映画祭の詳細を聞いたとき一番悩んだのが「何時に現地へ向かえばいいのか」という問題。席は全席自由だという。開場は11時だがおそらくそんな時間に行ったら後方の座席しかとれないであろう。なにしろ受賞者の中には大島優子ちゃんがいる。こちらもJリーグで長時間の並びや場所取りに慣れているとは言え、相手はAKBオタである。勝てる気がしない。
そうこうしているうちに主催者側より「入場ルールについては当日朝7時に発表する。それ以前に並んでいても一切無効」という告知が出された。じゃあ7時には桜木町につくようにして、発表され次第並びに行けばいいかな・・・と一瞬思ったが、結局色々考えた結果7時に電車に乗った。私の最寄り駅から桜木町までは約1時間半。電車に乗ってすぐ開いたTwitterで、すでに100人ほど行列ができているのを知る。7時をまわってからも公式サイトから並びルールは発表されない。さらに線路内に人立ち入りだとかで電車が止まる。このへんでもはや完全に良席をとるのは諦めモードに入り「同じ会場で同じ空気吸えればいいから・・・」という解脱の気持ちになっていた。

なんとか会場に辿りついたのが9時少し前。行列は、自分より前に300人くらいいたと思うけど、正直予想よりは少ない印象で、これだったらやはり7時にくればかなり前に行けたなーと後悔しつつおとなしく開場を待つ。行列のほとんどが女性で、優子ちゃんファンの男性がかなり来るのでは?と想像してたので意外だった。同行者のオジサマと「ってことは、これほとんど綾野さんファンなのかなー」なんて話しながら待つこと2時間。並んでいた場所がちょうど日陰だったので、もうほんと泣きそうになるくらい寒かった・・・。
待っている最中、新宿スワンの情報をニュースで見たオジサマが「綾野くんが原作にかなり近いビジュアルになってて感心した!原作好きだし見てみたい」と言ってくれてちょっと心が温まる。

寒さを考慮してくれたのか、10分ほど早く開場。チケットもぎりはJリーグで慣れているのでそこで数人抜かすことができたw もぎってくれるミシン線を半分くらい切り離しておいて、相手がつかみやすいように差し出すと流れるようなスピードで通過できますこれ豆知識。
場内へ入ると、やはりセンターブロックは真ん中あたりまで埋まっている。しかし下手側のサイドは前の方にまだ空席が見えた。

オジサマ「どうする?映画が見やすいのは真ん中だけど、近くで綾野くん見t」
「前!!前!!!!いちばん端っこでいいから前行く!!最悪、尻しか見えない可能性あるけど尻だけでも間近で見たい!!!!」

質問に食い気味に返しながらズンズン前方へ降りて行き(前がいいって言った瞬間のオジサマの身のこなしが素早すぎて笑った。さすが年間200本とかありとあらゆるライブ見てる人は咄嗟の判断が俊敏)、ぽっかり2席空いていた、前から2列目の一番端をゲット。近すぎて見上げる形になるが、端のわりに視界は悪くない。

結果的に、この場所取りが大成功だったことを、この数時間後知ることになる・・・。

タイムスケジュールは、紙の月→表彰式→ウッジョブ→そこのみ。紙の月が始まる前に、選考委員の方が5人ほど壇上にでていらして、今回の選考についての感想を述べていく。
どの委員の方か忘れてしまったけれど「僕はあまのじゃくだから、世間的に評価されている作品から外れた、人とかぶらないものをいつもは選ぶ。でも今年はくやしいけど『そこのみ』がベストワン」みたいなことを仰った方がいたり、やはり『そこのみ』はとても高評価でホクホク。

中でも、映画評論家の秋本鉄次さんと言う方の感想が綾野ファン的には本当にうれしかった。
「僕も今年は、そこのみを1位に選びました。僕は普段、女優で映画を選ぶタイプなんだけど、今回は綾野剛くんが決め手になった。綾野くんのことはそれまで、すかしたハンサムだと思っていたけどこの映画は凄かった。役に入り込むために、毎日ウィスキーを飲んで撮影してたっていうのを聞いてね・・・僕もウイスキーが好きだから、その辺も嬉しくてね(笑)」
(細かい内容まで覚えきれていないので、こんなニュアンスの内容でしたよ~ってことでご了承ください)


さて。紙の月(おもしろかったー!)が終わり、いよいよ表彰式。
この舞台、舞台袖の壁が開閉するようになっていて、そこから人が出入りする。
受賞者が出てくるのは上手側かなー、と思っていたら、上手側に実行委員長(賞状を読み上げて渡す人)が立ち、下手側から受賞者が登場してそこまで歩いていって賞状を受け取るシステムだった・・・! 文章力が無くてうまく説明できないが、つまり、下手側一番端の前から2列めに座っている私たちの目の前から綾野さんが登場する、ということだ。ジーザス!!!

ところでおそらく早朝から並んでいたであろう、センターブロック前から4列くらいまでの観客たち。女性率ほぼ100%で、皆お花やプレゼントを持っていた。
このヨコハマ映画祭は伝統的に、受賞者へファンが直接プレゼントを渡すことができるのだと司会の方から説明が。・・・そうだったのか!!じゃあ綾野さんに、綾野さんの顔を見ながら、至近距離で、直接、花やらなんやらを渡せたのか・・・!そんな滅多に無い機会がこの空間にあるとは・・・!! 完全なる下調べ不足っ・・・!

じゃあこの女性たちは、皆綾野さんの時に立ち上がってお花を渡しに行く人なんだな~いいな~。などとぼんやり考えながら授賞式を楽しむ。で、大島優子ちゃん登場。かわいい。挨拶も慣れていて、さすが国民的アイドルのセンター取る子は器が違うねーなどとしみじみしてたら、優子ちゃんの挨拶終了と同時に、最前列に座っていた女性たちが一斉に花を持って舞台下に!!!

綾野さんのファンじゃなくて、優子ちゃんファンだったのかーーー!!!

いや正直この日一番驚いたのがこれだったんですよ。
なんとなく、AKBって男性の追っかけがいるイメージしかなかったので、こんなに女性から人気があるってことに感動してしまった。私の近くにいた子が、花束渡して戻ってきたとき「久しぶりって言ってくれたよー」って同行の子に話しかけているのが聞こえてきて更に衝撃。多分握手会とか、いつもいつも行っていて覚えてもらってる子だったのかなと。いやー凄い。ほんと優子ちゃん凄い。あれだけの女の子を魅了している姿を見て、私も好きになっちゃった。

小林聡美さんが大好きだー、とか宮沢りえちゃんのお手紙凄すぎっとか、他の方への感想もたくさんあるけど、すでに終わる気がしないので省略・・・。

で。で。

綾野さんの番。
もう、そろそろだなって思った瞬間から、手に滝のような汗。(誇張ではなく私は緊張するとリアルに滴るほど手汗かく)
どうでもいいけど司会の人の「アヤノゴウ」の発音が「アヤノ↑ゴウ」じゃなくて「アヤノ↓ゴウ」のタイプだった。久しぶりに聞いたからちょっと新鮮だったw


私の目の前の舞台袖から、ふわーっと出てきた。
ちょっとキョトンとしたような、ぽやぽやしたような表情で。
数歩あるいて、静かに止まって、スーッとおじぎして。また歩き出して賞状を受け取りにいく。
トロフィーもうけとって、センターマイクのところに立って、スピーチ。
おヒゲの無くなった顔が白くて、つるつるで、顎ちいさくて、首が綺麗で、壇上にいる誰よりも背が高いんだけど、なぜか想像より小さく見えた。なんだか現実の人ではないようだった。

私が芸能人を心から好きになって追いかけるのはこれが2度目で、一度目はお笑い芸人のロザンだったのだけど、初めて生の舞台を見に行ったとき壇上の2人が物凄く光って見えて、圧倒的な存在感で、ああ、画面越しに焦がれてたこの2人は、ほんとに存在している人だったんだ・・・って息を飲んだのだけど、綾野さんを目の当たりにしたときの気分はそれとは違っていて。

スポットライトの光のなかで喋っていて、確かに存在するはずなのに、なんだかそのまま本人もその光となって溶けて消えていってしまうような神々しさで、はかなくて、なぜか無性に切なくなった。
そこにいるのにいないみたい。
たぶん、初めて見る綾野さんがあまりに美しくて、私の感覚の情報処理能力が追いつかなかったんだと思う。たぶん、綾野さんはいつも通りだし、なんども見ているファンの方はもっと普通に色々な感想をもったんだと思う。(そういえば、後ろに座ってらしたファンの方が「開襟シャツだー珍しいね」って言ってた。そうなのか、珍しいのかって頭の片隅で思った)

とにかく真っ白になっちゃって、霧の中にいる感覚で、幻覚を見ているような気分。なんつーか、綾野さん出てきた瞬間、私にマヌーサかけたんじゃないかな?みたいな。そうか綾野さんは魔法使いだったんだね、みたいな。


その後司会の方との質疑応答では、受け手がいるからか徐々に人間っぽく見えてきて、私の混乱も少し落ち着いた。笑
司会の男性の方が、松岡修造っぽいというか、凄くグイグイしててフレンドリーな感じの人だったのだけど、その感じがツボだったのか途中で綾野さんが笑い出して「なんか・・・なんか凄いですね・・・w こう・・・緊張感がないというか・・・ふふふ、いえ、いい意味で。なんだかリラックスします」みたいなこと言い出したのがおかしかったw

あとねこれは報道でも出てるけど、インタビュー中なのに子供のぐずり声が聞こえたとたん話中断して「どしたのー、大丈夫だよぉ」って高い声であやし始めた綾野さんな・・・!!!
突然のお父さんプレイテロに対応できなくて、思わず「ヒー」って声にならない声だして頭抱えてのけぞったからな・・・!! たぶん脳細胞が相当数死んだ、あの瞬間。

「すごいことですよ、これは。綾野剛さんにあやしてもらってるんですから!」なぜかドヤ顔の司会者ww
綾野「この先が心配ですね」

この発言、最初「?」と思ったんだけど、多分(僕なんかにあやされて)心配、っていう謙遜の表現だったのかな。


みなさん。ここからですよ。

インタビューが終わり、前から後ろから、花束を持った大勢の人が綾野さんのところへ集まる。優子ちゃんも多かったけど、綾野さんへの花束は更に多い!!あっという間に40人くらいの人だかりが。綾野さんは、ほかの受賞者もそうだったように、舞台上からかがんでプレゼントを受け取っていた(人だかりに遮られてその様子はよく見えなかった)のだけど、突如スっと立ち上がって、舞台下にホイっと飛び降りて・・・ そのホイっと飛び降りた場所が私の目の前で・・・

私の目の前・・・後ろナナメ45度くらいの角度で・・・
鼻先1mくらいの距離で・・・
ファンと同じ目線に立って、ひとりひとりと握手する綾野さん・・・!!!

おいおいおいおいおい近い近い近い近い意味わかんない意味わかんないあー背中、背中かっこいいあっこのジャケットただの黒いジャケットだと思ってたけどなんか全体的にペイズリー柄みたいの入ってるオシャレ☆高そう!!ってか近い近い近いあっほっぺた白いなあうへへへへこの角度から見るとほっぺたがよく見えるなーあー微笑んでる口元可愛い凄い丁寧に握手しててやっぱ優しいなああー気遣いの人だよなーほんとになんだよこの行動かっこよすぎるでしょ背中かっこいいい首細いああほっぺた(エンドレス

だめだ!!!トキメキが渋滞をおこしている!!!!
ありとあらゆるトキメキがクラクション鳴らしてる!!!!

玉突き事故みたいになってる脳内では何も処理できず、ただひたすら白目。尾崎豊の子猫ちゃんくらい震えること数分、ファンサービスを終えた綾野さんはまたホイっと舞台上に上がり、自分の席につくと、ふーっと大きなため息。こっちもため息だよ・・・。なんだったんだあれ・・・。


えーっとこの後は他の方の受賞風景を聞いていたり、写真撮影だったり、ずっと綾野固定ビジョンで眺めていたんですが特に特筆すべき動きもなかったのでそろそろ終わります。
いや、写真撮影まで、本当に動きなかったのよw
終始ややうつむき加減で、節目がちで、瞬きをめちゃくちゃしてて・・・。拍手とかもワンテンポ遅くて・・・。最初は「ああ、綾野さん、他の人の言葉をああしてじっくり聞いてるのね」とか思ってたんだけど・・・あれ・・・これもしかして眠いんじゃね??っていう疑惑が・・・

真相はわからないっす。ちなみに後ろにいた綾野ファンらしき方々の意見は割れてましたw
(終了後「ちょー眠そうだったね」「えーそうかな?疲れてただけじゃない?」「いやあれは眠そうだったよw」って話し合ってました)

でもなんかその、目をぱちぱちさせながら、けだるそーに、「アンニュイ」って言葉を辞書でひいたら「綾野剛」って出そうな雰囲気で、「またつまらぬものを切ってしまった・・・」みたいな表情でじっ・・・と座っている綾野さんが、サブカルこじらせた中2の子みたいでめちゃくちゃグっときました。酷いこと言っているようですが大好きですw


ほんとーーーーに幸せでした。声が素敵だったとか賞状の文面が素敵だったとか書き忘れたこといっぱいあるけど終わり!! 綾野沼に落ちてよかったーーーー!!!底なし!!!
今度はお芝居を見に行きたいぞーーーー!!!!

見た作品リスト

【2014.11.27 アメブロ掲載分転載】

 

 

あまりにも更新していないので、今まで見た作品のリストだけメモっておく。

【映画】
闇金ウシジマくん2
そこのみにて光輝く
・白ゆき姫殺人事件
・夏の終わり
ガッチャマン
・シャニダールの花
横道世之介
・たとえば檸檬
・ワーキング・ホリデー
新しい靴を買わなくちゃ
るろうに剣心―絵時剣客浪漫譚―
ヘルタースケルター
・目を閉じてギラギラ
・あぜ道のダンディ
GANTZ PERFECT ANSWER
シュアリー・サムデイ
・クローズZEROⅡ
・孤独な惑星
・奈緒子

【ドラマ】
すべてがFになる(リアルタイム)
ロング・グッドバイ(現在3話まで)
闇金ウシジマくん2
最高の離婚最高の離婚special 2014
空飛ぶ広報室
クレオパトラな女たち
下町ロケット
勇者ヨシヒコと魔王の城
新撰組血風録
・イヌゴエ(現在3話まで)

映画は新しいのは大体カバーできた。ルパンはせっかくリアルタイムで劇場でやっているのに、なんだか見に行く気力が無くて…。
近所のTSUTAYAで借りられるものはほぼ借り尽くし、結果、古い作品が残っている。今月からTSUTAYAディスカスに加入したので、今後順次旧作を借りていくが、1度に2枚しか借りられず、夫と交互に利用しているためペースは落ちる。現在はイヌゴエをレンタル中。
ドラマはまだまだ残っている。カーネーション、八重の桜など「見たいけど長いので手を出しづらい」ものはとりあえず後回しにして、できるところから。
インターネットで見られる音楽のPV、CMなどは勿論視聴済み。

ほんとは1作品ずつ感想を書きたいのだけど。まだまだ見るものがありすぎて、とにかく1周するのが優先かなー

綾野さんファンのための箱根駅伝入門(予選会編)

【2014.10.18  アメブロ掲載分転載】

 

 

毎日毎日、綾野さんの作品を追いかける日々。過去映像を見るのが忙しくて、ブログを書いている暇が無い。作品鑑賞は順調で、入手しやすい映画は8割方見たし、ドラマではファンの方から評判の高かった「最高の離婚」「クレオパトラな女たち」の視聴が完了。それぞれの作品について書きたいことがいっぱいあるし、先輩ファンの方からご好意で頂いたキネマ旬報の記事についてもうだうだと綴りたい。

駄菓子菓子。だがしかし。明日は箱根駅伝の予選会なのである。
今日は綾野タイムもそこそこに(とはいえ5時間は動画見たけど)明日の箱根予選会に向けて各大学のチェックをしないとならないのである。

ここでふと、綾野さんのファンの方でも、駅伝は全然わからないよ…という方は多いのでは? と思い至った。
そこで、ものすごーくものすごーくざっくりだけれど、そもそも綾野さんがあんだけ喋ってる箱根駅伝って何よ? 明日の「予選会」って何よ? ということだけ記してみようかと思う。
ご存知の方にはなにそれ今更ってことを書くので以下スルーして下さい。

まず「箱根駅伝」というものが、お正月の2日と3日にやっている、というのはほとんどの方がご存じのことと思う。


Q1:誰が出ているの?

大学生でしょ、という皆様、正解です。
ただし、正確に言うと「関東にある大学の大学生」なのである。

けっこう知らない人が多いのかなーという印象なのだが「箱根駅伝」というのは「関東学生陸上競技連盟」が主催しているローカル大会だ。
そんなわけで基本的には、関東の大学しか出場権が無い。(記念大会などで、関東以外の大学の選抜チームが参加することはあった)
もともとは1920年にたった4校で始まった大会であり、戦争での中断など紆余曲折を経ながら関東圏での人気を高めていき年々大会は大きなものになった。そして、1987年に日本テレビが全国ネットで中継を始めたことでこのローカル大会が広く世間に知られるようになった。

ちなみに、テレビ放送開始時は綾野さん5歳。綾野家が放送開始当時から箱根駅伝を見ていたかは定かでないが、数々の発言(好きな選手など)を聞く限り小学生時代にはすでに箱根駅伝を好きだったようだ。箱根駅伝TV中継の歴史とともに物心がついたと言っても過言ではないだろう。

Q2:出場条件は?

出場校は(近年では)20校。そうじゃないときもあるし選抜チームとかもあったけど、細かいことを言うとめんどくさいので省略。

・前述の通り、関東の大学であること
・前年度の箱根駅伝で10位までに入っている大学は自動的に出場(シード権)
・残りの10枠は、予選会を勝ち抜いた10校

さあ、ここで「予選会」が出てきました。これが明日行われるものなわけです。

Q3:予選会って何?どうやって順位が決まるの?

予選会は、前年度10位までに入れなかったチーム(もちろん、出場もできなかったチームも含む)で戦う。各校10人(~12人)、全チームが一斉にスタートし、20km走る。
各校の各選手が20km走り、各校の10人のタイムを合計して上から順番に出場校が決定する。

つまり、例えばA大学は走者10人中「1位の人は1時間で走ったけど10位の人は2時間かかった」B大学は「1位は1時間5分だったけど10位の人も1時間10分で走れた」という状況ならB大学の方が順位が上になるわけである。
まあ、細かいルールは他にもあるけれどとにかく「チーム内全員が全力で走って、その全員のタイムが少しでも早いチームが勝ち」ということだけ把握していれば問題ない。

だから全員死ぬ気で走る。10人の総合タイムで10位以内に入れるように。過去には、たった数秒差で予選会を勝ち抜けなかったこともたくさんある。通過チームと落選チームの差がたった1秒だったこともある。1人がほんの0.11秒縮めていれば、本戦にいけたのに。だから選手たちは、それぞれが、1秒でも早くゴールへたどり着くために全身全霊で走るのだ。

この予選会を勝ち抜くために、予選会に参加する大学の選手たちは、この時期に体の調整を合わせて、かつ20キロ走らなくてはいけない。綾野さんがラジオで言っていたように「体のまだできあがっていない若人たち」には、おおきな負担のかかる出来事なのだ。その負荷がかかった体で予選会を勝ち抜いたら、わずか2月半後の箱根駅伝本番に向けて再度調整しなければならない。だから、箱根駅伝に出場できたら、とにかく10位以内に入って来年のシード権を取ることが重要になってくるのである。過酷な予選会にでなくてもいいように。

そんな思いをしてまでなぜそこまで箱根駅伝に出たいと思うのか。
それはまた、本戦が近くなったときに、機会があれば。

とにかく、駅伝にそんなに興味の無い綾野クラスタの方々に、明日は箱根駅伝の出場権をかけた大会があるよということ、そのために若人たちがとても情熱を傾けているよということだけ伝われば幸いです。

ますます何のブログかわからなくなってきたなーw