桐ノ院整体院

浮気どころか不倫だぞと罵られ隊

目指す場所へ行くと決めたんだろう?

小山さんを好きになってから4度目の5月1日がやってきた。

 

 

去年の4月30日は本当に色々な思いを抱えた状態でエコパに行って、NEVERLANDで小山さんにファンサを貰って呆然としていたら日付が変わっていた。

エコパでの小山さんは、みんなからお祝いされて、シゲからの手づかみのケーキを食べて、とてもうれしそうだった。その後も続いたツアー。アリーナでもドームでも、小山さんのうちわはたくさんあったし、みんな小山さんへ声援をおくっていて、小山さんの様子も(少なくとも現場で見るかぎりでは)特に変わったところなく、いつもの可愛くて仕切り上手の愛されリーダーだったように思えた。だけどあのオーラスのアンコールでいつまでもお辞儀をしながら泣いている小山さんを目の当たりにして、ああ、この人はずっと耐えていたんだ、と気付いた。本当はずっと気付いていて、小山さんが隠していたから考えないようにしていただけだったような気もするけど。

あらゆる悪意を浴びて傷だらけになりながら「傷だらけのこの足でなんとか立っている」という歌詞をうたう時、どんな気持ちだったのか私には想像もつかない。

会場が異様な一体感をまとっていたNEVERLANDオーラスの日。とにかく、小山さんのことを愛している人がたくさんいるってことが伝わってくれたらいいと思って声を振り絞った。そして彼の涙を見て、ああきっと、伝わったんだと感じて少し安心して私も泣いた。

tounoin.hatenablog.com

 

だけどそれで終わりではなくて。それだけで全ての不安が解消できたわけではなくて。ツアーの後なかなか新曲も出ない中、いつものように粛々と毎日のキャスター業をこなす小山さんを見ながら、私はただ「あまり無理しないでほしいな」「どうか慶ちゃんが悲しい思いをする日が減っていたらいいな」「楽しく笑っててほしいな」と願うことしか出来なかった。

 

そんな風に約1年、なんだか落ち着かないような、不安なような気持ちを残したまま過ごしていたところに発表されたアルバム。

聞いた瞬間「えっ」と思った。小山さんの歌声が明らかに変わっていたから。

それは前回ブログにも書いた通りだ。

 

tounoin.hatenablog.com

 

 

このブログを書いた3日後、EPCOTIAのツアー初日、札幌に入った。

いくらアルバムの歌声に惹かれたからといって、生歌も同じかどうかはさほど期待していなかったのが正直なところだ。

 

だけど1曲目、小山さんの歌割りを、小山さんが歌いだした瞬間、涙で目の前が見えなくなった。

「歌が、うまい…」って呟いて、そのまま動けなくなってしまったほどに、明確に小山さんの歌が輝いていた。

 

単に歌の技術だけの問題ではない。

明らかに小山さんは、なにか吹っ切れたような声をしていた。なにか吹っ切れたような表情をしていた。

 

 

毎年ツアーを見るたびに、私の中で「この人がこのツアーの主役だ」と感じるメンバーがいる。私は小山担ではあるが、双眼鏡も持たず、その時に見たい場所やメンバーを見るほうなので、コンサートによって見ている箇所はバラバラだ。そしてコンサートによって「どうしても目で追ってしまうほど輝いている」メンバーが異なっていたりする。

例えばNEVERLANDは増田さんだった。NEVERLANDの増田さんは、何か今までの増田さんから一歩踏み出したような強烈なオーラを感じて、どこに立っていても何をしていてもつい増田さんを目で追ってしまうほどの匂い立つ魅力があった。

それが今年は小山さんだった。小山さんの表情ひとつひとつ、指の先の動き、踊り、声、全てから目が離せない。

今年の小山さんは完璧に「アイドル」だった。憂いを帯びた目も、やわらかい微笑みも、可愛らしい仕草も、何パターンもの「アイドル」を全身で表現していた。

もしかしたら小山担の私が思い込んでいるだけなのかな、と最初は思ったのだけど、ツアーに入った人の多くが「今年の慶ちゃんすごい!」と絶賛しているのを見て「やっぱり誰の目から見ても明らかに、何かが違うのだ」と確信した。

 

 ソロの演出、ダンスパートのダンス、そして歌。

ああ、小山さんは、私が勝手に心配していたこの1年間、真正面からあらゆるものと向き合って、それらと戦って歩いてきたんだ、と思った。

そして全部を断ち切って、おそらく相当の覚悟をもって新しい自分になったのだ。

 

ネタバレになるので詳細は省くが、ソロを見た瞬間頭に浮かんだ感情は「どうだ!!!!!! 見たか!! 見てるか!! これが小山慶一郎だ!!!」だった。拳を突き上げたいくらい嬉しかった!

小山さんは何らかの腹をくくったのだ。自分の道をはっきり定めて、そこにどうしても組み込めないモノは棄てる覚悟を決めたのだ。あくまでこれは、私の、勝手な解釈だけど。組み込めないモノをふるい落としにかかったんだ、と思ってゾクゾクした。嬉しすぎて、頼もしすぎて笑ってしまった。ああ! 小山さんは、私なんかが心配しなくても、ずっとずっと強く賢くたくましい人だった!!

 

ツアー初日から、小山さんの顔にも歌にもパフォーマンスにも、なに一つ迷いがないように見えた。なにかを絶ちきった小山さんは、今までの何倍も魅力的で、この人まだこんな顔を隠し持っていたんだ、って震えた。いや、隠してたんじゃないな。覚醒したんだ、きっと。

 

この1年間、なんとなくずっと悲しくて沈んでいた気持ちがふっとんだ。私の好きな人は、その努力で、その天性の魅力で、いろんなものを全部ふっとばせる人だった。

 

EPCOTIA広島公演、小山さんは泣いたのだという。

泣いた理由はわからない。慕っていた先輩たちの最近の諸々の出来事に胸を痛めていたのかもしれないし、某クソみたいなアンケートをみたのかもしれないし、全然関係ない何かがあったのかもしれないし、あるいは全部かもしれない。

だけど小山さんは泣いて、「みんなに会いたかった」と言ったのだそうだ。

 

多分去年は、ファンに会うのは怖くもあったんじゃないかと推測している。

ファンを支えとしてくれていた反面、小山さんにとってファンの存在は重荷でもあったのではないかと。

だけど今年は。「会いたかった」と言ってくれた。

きっと会場の人達は、小山さんのことを理解してくれる。それを小山さんは確信してくれたんだと思う。それだけの自信を得るためだけの、努力と覚悟を、きっとこの1年に育んだのだろう。そうやって私たちを、つらいときに甘える存在として置いてくれたことが、ただただひたすらに、うれしい。去年あんなにも自分の無力さを感じたのに、今年は、こんな自分でもほんのわずか力になれているのかもしれないって自惚れてしまう。小山さんが私たちを見つめる眼差しが今までよりもずっと、信頼と慈愛に満ち溢れているような気がして。

 

小山さんはとても繊細で、人の痛みに敏感で、涙もろくて、ずるくて、案外狡猾で、優しくて。とても弱くて、とても、強い。

そういう、人間としての小山慶一郎を、小山さん自身がぜんぶまるごと認めて、ぜんぶまるごと武器にすることにしたのかもしれない。なんとなく、そう思う。

 

私が小山さんを知って、好きになって、4回目の5月1日がもうすぐ終わる。

ずっと大好きだったけど、3年前よりも2年前よりも去年よりもずっと、今の小山さんが大好きだ。どんどん好きになるよ。

でも! まだまだ足りない!

小山さんにはもっともっとやりたいこと実現していって、もっともっともっと力をつけてもらって、もっともっともっと小山さんの大好きなNEWSが活躍して、もっともっと、も~~~~~~これでもか!! ってくらい幸せになってもらわなきゃ困る。

まだまだまだまだ、これからもたくさん小山さんを好きになる予定だから。

だからNEWSで、4人で、今日からの新しい1年もたくさん笑って、幸せでいてね。そしてまた新しい小山さんをどんどん見せてください。大好きなあなたが目指す場所に行けるように、私も「一切引かないし 一切負けない」で一緒に前へ歩きたい。

 

 

小山慶一郎さん、慶ちゃん。

34歳のお誕生日、おめでとうございます。