桐ノ院整体院

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スポーツ漫画的箱根駅伝出場校紹介

スポーツ漫画、好きですか?

 

私はバリッバリのスラムダンク世代です。スラムダンクの影響で、運動ができてモテる男子はみんなバスケ部に入ろうとした時代に思春期を過ごしました。キャプテン翼は私より少し上の世代だけど一応見ていたし、あ、そうそうSMAPが実写映画をやったシュート!も好きでしたね。大学生くらいのとき大ブームになったテニプリももちろん通ってきてなぜか不二周助のコスプレをしたことまであるし、最近では弱虫ペダル黒子のバスケ、ハイキュー!などもたしなんでおります。

いやー、スポーツ漫画って面白いですよね。私はそれはもうはちゃめちゃに男が好きなんですが、スポーツ漫画はかっこいい男が山ほどモリモリ出てきて敵対したり励まし合ったり泣いたり笑ったりしながら更にかっこいい男へ成長していくので最高でしかありません。

 

そんなはちゃめちゃに男が好きな私が箱根駅伝のオタクをやってるのは必然なわけです。え? 男がいっぱいいるのはわかるけど、ただ走ってるだけの競技なんて面白くないでしょ? って?

ダメウーマン!

 

それでは問題です。箱根駅伝に何校の大学が出場するか、知ってる?

 

~~♪~~♪~~

20校。

あと予選落ちチームからの選抜が1組。

 

20校+1チーム×10区間。出走者だけでも210人の男たちの絆やらなんやらの物語があるわけです。

 テニプリ好きなそこのあなた、黒バス好きなそこのあなた。あなたには「推しキャラ」がいたでしょう? そのキャラの所属する学校も推すでしょう?

箱根駅伝にはそういう概念が余すところなく詰まっているわけです。

 

 

この前こんなツイートをしましてね。

 

 

そしたらなんか、何人かから書いてよーと言われまして、しかしながら私この年末年始はヨメとして東北遠征しているため全然時間がないので、ほんとにざっくりになっちゃいますが一応書いてみます。

 

ちなみにこの記事、あんまり駅伝を見たことがない、かつ2次元(特にスポーツ漫画)のオタクを通ってきた人へ向けてのものになります。駅伝そこそこ見る人にとっては「そんなの知ってるよ!うっすい内容だな!」って感じかと思うので石投げないでください……。

 

ではでは、2次オタへ贈る、5分でわかる今年の箱根駅伝注目校の紹介~~~パフパフパフ~~~

 

 

【キセキの世代が集結した奇跡・東海大学

 箱根駅伝に出場できるレベルの大学は、当然全国から有力な高校生をスカウトして推薦入学させます。というか中学の時から目をつけてたりもする。高校3年生にもなれば多くのの有力選手は進学先が決まっているのですが、そんな「来年ルーキーとして進学予定の高3」の実力を見られるのが「全国高等学校駅伝競争大会」、通称「都大路」です。47都道府県の代表高校が戦うこの大会はインターハイのひとつで、毎年12月に行われます。

この駅伝の花形は1区。全ての区間の中で最長の10キロのコースで、各高校がこの区間にエースを配置します。必然的に、一番実力のある3年生が走ることが多いわけです。前述の通り3年の12月ともなれば既にどの大学へ行くか決まっているため、各大学のルーキーがどんな走りをするのかお手並み拝見……という感じで大学駅伝ファンも注目しています。

 

さて、ここで2015年の全国高校駅伝1区上位選手の進路を見てみましょう。


1位 關 颯人     →東海大
2位 羽生 拓矢 →東海大
3位 中島 大就 →明治大
4位 鬼塚 翔太 →東海大
5位 阪口 竜平 →東海大
6位 館澤 亨次 →東海大

 

どうなってんの?????

 

2次ヲタ諸君にわかりやすく言うと赤司征十郎と青峰大輝と緑間真太郎と黄瀬涼太と紫原敦が全員同じ大学へ行く感じです。こわい。

 

なんたってキセキの世代ですから皆、1年時から即戦力です。とはいえ大学駅伝はそう簡単に勝てるものではありません。箱根駅伝は1区間20キロほど走らなければならず長い距離への対応力が必要になりますし、なにより先輩方には化け物がゴロゴロいます。彼らが1年生の時に挑んだ箱根駅伝では東海大学は10位に終わりました。

しかし経験は着実にスキルアップに繋がります。彼らが2年生になった今年、3大駅伝のひとつである出雲駅伝で早くも東海大学は優勝しました。もちろん強い上級生もたくさん残っています。2年生中心の充実した選手層に是非注目してみてください。

(ちなみに上記高校駅伝3位の中島くんですが、進学先である明治大学が今年は予選落ちしてしまったので箱根駅伝には出場しません……)

 

ちなみにちなみに。わたしのイチオシは關くんです。

顔がいい。足が長い。名前もかっこいい。身長は小山慶一郎さんと一緒の178cmです。1区を走る予定なので早起きできた人は見てみてね!

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【負けを知った王者・青山学院大学

メディアにもたくさん取り上げられているので、現在の大学駅伝で青山学院大学がとても強い、ということはご存じのかたが多いでしょう。青学って駅伝では最近ポッと出てきた新興勢力でしょ?と言われることもよくあるのですが、実は初出場は昭和18年。ずっと箱根で活躍している日本体育大学順天堂大学よりも昔だったりします。ただし空白期間が非常に長く、初出場から次の出場までは22年かかり、その後12年連続出場したものの昭和51年にゴール直前で途中棄権。現在の原監督を招いて平成21年に予選突破するまで、実に33年も空白がありました。

近年の活躍は周知の通り。昨年は箱根駅伝だけでなく出雲駅伝、全日本駅伝も優勝し3冠を達成。箱根駅伝に関しては今年は4連覇がかかっています。まさに絶対王者テニプリでいったら氷帝、スラダンでいったら山王ですね。

しかしその黄金時代を築いた世代は卒業していってしまいました。先程東海大学にキセキの世代が集まった、と書きましたが、実は同じ現象が5年前には青学に起きており、有名な「山の神」と呼ばれた神野大地くんや、高校駅伝で1区1位だった久保田和真くんなど、スター選手が揃っていたのです。

長い空白からようやく予選会を突破できるようになった青学。その後、地味ながら着々と力をつけてきたところに入学した神野くんらスター世代は「俺達が4年生になる年に初優勝を目指そう」と誓い合いました。そして予定より1年早く、彼らが3年生の時についに青学は優勝するのです。その勢いで黄金期が訪れ翌年も優勝。

どうですか、そんな漫画読んだことあるー!って気がしませんか。現実です。

彼らが卒業しても、スター世代の背中を見て育った後輩たちは最強を誇り、スターたちもなし得なかった3冠まで達成しました。

 

さて。今の青学の中心選手は4年生の田村和希くん、下田裕太くんです。このふたりはスター集団に囲まれながらも1年生の時からレギュラー争いをしていて、その中で著しく成長したくさんの結果を残しています。

が、ひとつだけ弱点をあげるとすれば、青学は箱根3連覇。昨年は3冠。つまり今の陸上部員は4年生ですら「負けの経験があまりない」「勝つのがあたりまえ」という環境だったことです。

このことが綻びとなったのか、2017年度、青学は出雲駅伝も全日本駅伝も優勝を逃しました。今年の青学はダメなんじゃないか、そういう批評も出ました。

 

しかし2次ヲタの皆さん。ここで脳内にスラムダンクの名シーンが浮かびませんか。

 

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ここから先書いてた部分が2000文字くらい消えました

もうあと3時間で駅伝始まっちゃうので書き直すの不可能だけどここまで書いて悔しすぎるからアップする