桐ノ院整体院

浮気どころか不倫だぞと罵られ隊

小山担から新たな小山慶一郎担当が爆誕した話

定期的に遊んで貰ってるはるひさん(id:b-haruhi)がここ数週間「しんどい」しか言わなくなった。

honeybeat3941.hatenablog.com

 

はるひさんと同じ日にえびコンに入っていたので、開演前お会いして「はるひさんえびでは誰担なんですか?」「いや~まだえびは特定の人がいないんですよね~顔はとっつーが好きなんだけどな~」なんて会話をしていたのだけど、まさか一晩でこんな感じになるとは、と、しんどいbotと化したはるひさんのTwitterをニコニコ眺めていた。

 

が。

 

他人事だと思って笑っていたのに、時を同じくして私もしんどさを発症して夜な夜なうなされるようになってしまった。しんどさを発症、ってなんだよその日本語って感じだが、今まで平気だったものが急につらくなったので「発症」というほかない。

たちが悪いのが、はるひさんのように新しい「好き」を経験して痛みを感じているのではないという点だ。

小山担を名乗るようになって約1年半。

自担である小山さんを見るだけで胸がズキズキする病を発症してしまった。今さら! 今さらだよ!!! 今さらすぎるのがそもそもしんどい!!!!

 

今までだって好き好きかわいいかわいくてつらいって言ってたじゃん、と皆に突っ込まれたが、違う、違うんだ今までとは。ただ何が違うのか自分でもまだ理解できていない。だから言葉にもできない。でも今までより圧倒的に苦しい。小山さんのことを考えると苦しい。しんどい。

今までからの変化といえば、なぜか「慶ちゃん」と呼ぶのがしっくりこなくなった。Twitterでは変わらず慶ちゃんと書いているけど、そんな友達のような愛称を口に出すのがしんどくなってしまった。小山さん。小山さん。小山さん。ああ、もう小山さんと呟いてみるだけで胸が震える。メモ帳に「小山慶一郎」とペンで書いてその文字列にしんどくなったりしている。お金のかならない自傷行為

 

同じ「好き」という気持ちなのに、その「好き」がどう変化したのかは説明できないけれど、いつ変化したのかははっきりわかっている。24時間テレビ、よさこいだ。

 

思えば24時間テレビを前に土壌がジワジワと固まっていった感はある。

番宣ラッシュで露出が増えれば当然NEWSのことを考えている時間が増えるので、8月は本当にずっとずっとNEWSで頭がいっぱいだった。そこにきてあの騒動、からの代役決定。

代役の報を聞いたときの気持ちは、事件が事件なので「うれしい」という感情ではなかった。あまりにも時間がなかったのでパーソナリティ間で代役を探すのは当然だろうと思ったし、これが増田さんでもてごちゃんでもきっと彼らは引き受けただろう。なんなら髪を染めたって引き受けただろうと思う。小山さんだけが特別メンバー思いなわけではなくて、小山さんじゃなきゃいけなかったわけではなくて。

そういう気持ちを全部ひっくるめて、ただひたすらにNEWSが好きだ、小山さんが好きだと思った。あらゆる「愛」という概念がそこに溢れていて、それを一番世間にわかりやすい形で背負うことになった小山さんが眩しくて、もう本番前からすでにいてもたってもいられなかった。

 

24時間テレビの日は、仲良くして下さっているフォロワーさんが何人か家にきてくれて、みんなで見守った。

ドラマや歌、パーソナリティとしての立ち振舞いなどについての感想は書くとキリがないのでここでは記さないが、毎分毎秒ごとにNEWSへの「好き!」が更新されていった。

 

そしていよいよその時がやってくる。

よさこいパフォーマンス。

 

練習風景をまとめたVTR中、目の見えない女の子が落とした鳴子をサッと拾って渡してあげている人がいた。

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一瞬の出来事で、顔もうつらなかったので一緒に見ていた友達が「ねえ今の誰!? シゲかな?」と言ったけど、私は見た瞬間「慶ちゃんだ……」と思った。でも口に出せなかった。あまりにも好きすぎて。

その後のカットで、やはり小山さんだったことがわかり頭を抱えた。

 

知ってる。知ってる。小山さんがこういう人だなんて知ってる。

24時間テレビ直前の「月曜から夜ふかし」でも、まるでスタッフのようにマツコさんにおしぼりを渡す小山さんを見て「好き!」ってなったから知ってる。

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(体勢を低くして徹底的にカメラの邪魔にならないようにするスタッフっぷり)

 

今までも小山さんのこういう気配りがサラッとできるところが大好きで大好きで、でも同時にそれが小山さんの怖さだとも思っていた。大好きだけどこわい。私はどうしようもなく小山担だけど、小山さんのことが一番苦手だと思っていた。気がきく、優しいという場面を見る度に、なぜだか複雑な気持ちになっていた。小山さんて本当に優しいのかな……って、不安なような、おびえのような。

 

でもこのよさこい前のVTRは今までのように「こわさ」を感じなかったのだ。

動きのひとつひとつが、あまりにも自然で、あまりにも優しくて。

膝をふわっと叩いて、相手が持ちやすい角度で鳴子を渡す様子を見て、自分の膝にその手の体温を感じたような錯覚をおぼえた。

ああ。

あたたかい人だ。わたしはなにがそんなにこわかったのだろう。

好きな人のこんなところを見てしまったらこの好きはどうなってしまうのだ。

 

「好き」をもてあまして動揺を抱えたままよさこい本番。

 

そこには、全員のリーダーとして音頭をとる小山さんがいた。

 

それを見た瞬間、私の中のなにかがぱちんと音を立てて変わった。

 

「赤い実はじけた」という本をご存じだろうか。その昔、教科書に載っていた、思春期の女の子が初恋をする話。その本の中で女の子が恋をした瞬間のことがこう記されている。

『急に胸が苦しくなってきて、とたん、胸の中で、赤い実がはじけたの』

 

完全にはじけた。赤い実がはじけた。36年間生きてきて、私は初めて赤い実がはじける音を聞いた。

 

 

小山さんはリーダーとして4人を代表して喋ったりすることは多くあるけれど、NEWSのエースはてごちゃんだから、なんとなくこういう場面ではてごちゃんが中心になるようなイメージがあった。「後ろから支える」と本人がよく言っているのもあって、小山さんが前をぐんぐん引っ張って先頭に立つ姿はあまり想像したことがなかった。ヨシノリ先生を後ろからそっと見守っていた榊さんのように。

だけど小山さんが中心にいた。あれだけの大人数の音頭をとり、声をかけ、指揮をしていた。

 

私の好きな人が、ものすごくたくさんの人が見ている、ゴールデンタイムの大舞台で、真ん中にいて、すごくすごくかっこよくて、優しくて、光に包まれていて。

番宣やドラマからコップにジワジワと注がれていた「小山慶一郎大好き」という水がついに溢れたような感覚におそわれた。ヘレンケラーが「ウォーター!」と叫んだ時って多分こういう気持ちだったんじゃないかというような。

 

 

今までも小山担だったが、今までとは違う。

ウォーターと叫んだヘレンケラーが目覚めたように、新しい小山担が目覚めたのだ。

 

何が今までと違うのか。前述した通りそれはよくわからない。

ただあれ以降、小山さんを見るだけではちゃめちゃな気持ちになるようになった。

 

この前の変ラボはしんどいの極みだった。小山さんが夏野菜を抱いていた。まるでシャワーを浴びたてのような濡れ髪で夏野菜に覆い被さっていた。

今までも勿論小山さんのことをえっちだとか色っぽいとか思っていたけれど、ただ妖艶で美しいものを見つめてため息をもらすような心持ちであり、増田さんに感じるような「オス」を感じていたわけではなかった。それが急に生々しく見えるようになってしまって戸惑っている。小山さんて男なんだ……と胸をかきむしっている。これを読んでくれている方は「30半ばの既婚おばさんが性欲をもてあましててキモい」と思うだろうか。性欲はさほどないし困ってもいないつもりだったが性欲なのだろうかこれは。そう思われるならそれでもかまわない。とにかくはちゃめちゃな気持ちになる。

 

小山さんの眉毛がしんどい。少し困ったような眉間と、薄くも濃くもない均一な生えかたの眉毛が愛しすぎてしんどい。普段厚い前髪で覆われているその眉毛があらわになる時、つるんとしたおでこもセットでむき出しになるのがしんどい。生え際の産毛がぽよぽよしてるのがかわいくてしんどい。

右目の二重、左ほほの薄いほくろ、カッサカサのことが多い唇、きゅっとあがった口角、下のガチャ歯、裏側まで真っ白な歯、笑うとハートになる口、すべすべの肌、長い手足、小さなおしり。

どれもこれも、今までだって本当に好きだった。でも今はひとつひとつが私の心をえぐってきて、姿をみるだけでうっすら涙すら出てきてしまう。

動いているところを見ると、ああ、生きてる……。と拝みたくなる。生きて生活している人間なのだ、神様ではない。ただ生きているということを考えるだけで苦しい。

私が今こうしてお茶を飲んで文章を書いている間にも小山さんは生きていて、ロイヤルミルクティを飲んだりドーナツを食べたりしているのだろうか。あの口で、あの手で。私はドーナツになりたい。夏野菜になって抱かれたい。現世の私はブスすぎるのであんなにかっこいい人の視界にすら入りたくない。その綺麗な網膜に私などを映さないでくれと思う。だから小山さんに食べられる野菜とかスイーツとかになりたい。小山さんが使うボールペンのインクでもいい。消耗品がいい。消費されたい。

いややっぱり贅沢をいうと、小山さんの家のお気に入りのお猪口になりたい。江戸切子で素敵なデザインの。このお猪口お気に入りなんだ~、って大事そうに触ってもらいたい。そしてあのくちび……くちびるが…… 無理だ、私がお猪口だったら小山さんの口が近付いてきたら割れてしまう。やっぱり直接口をつけない食器にしよう、皿にしとこう皿。とにかく綺麗な物品として小山さんの網膜に映りたい。なに言ってるかわからないでしょう、私もわからない。ただただ小山さんを思うと甘くて苦しくてしんどい。

 

ここまで書いてきてふと思ったのだが、このしんどさはもしかして「リア恋」というやつなのだろうか。

いや~~~~違うんだよな、小山さんに恋人がいたり結婚したりするのは全然嫌じゃないもんなぁ。しばらくはしんどいしんどいと言いながら、この気持ちがうまく説明できるなにかになるのを待つしかないのかもしれない。

 

しんどいけれど、このしんどさの中にいることは幸せで仕方がなくて、しんどさの海にどんどん溺れていく。そのうちうまく泳げるようになるだろうから、今はこのままでいい。