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男子大学駅伝がみせてくれる夢の輝き #おたく楽しいAdvent Calendar 2015

このブログは@shikishaa様主催の「おたく楽しいAdvent Calendar 2015」参加エントリです。素敵な企画をありがとうございます!

 

www.adventar.org

 

浦和レッズのサポーター、お笑い芸人(主にロザン)、綾野剛、と、数々の沼に継続して生息しながらジャニオタ沼にも飛び込んで1年になる。私はあらゆるものを軽率に好きになり、かつその熱が冷めない(趣味が単純に増えていく)タイプのおたくだが、その中でも一番古くから追っているものが今回テーマとした「男子大学駅伝」だ。

 

ジャニオタになってからTwitterでやりとりさせていただくようになった方々は世代もバラバラで、上記のカレンダーの通り実に様々なジャンルの趣味を持っておられるが、わりと共通して漫画や小説を好きな方が多いように思う。

そんな皆様に全力で、大学駅伝もきっと好きだよ!とお伝えしたい。

だってさ、10代後半から20代前半の、若くてピチピチな男子がさ、努力とか、友情とか、絆とかを背負ってひたむきになってるんだよ? 漫画好きなジャニオタが、そういうの嫌いなわけなくない?

黒バスとかハイキューとか弱ペダとかおお振りとか皆好きでしょ? という思い込みを前提に、駅伝は皆が大好き青春スポーツ漫画の実写版みたいなもんだからよろしく、ということを以下に書いていってみます。

 

【ただ走っているだけではないんです】

駅伝が好きというと必ず言われる言葉。

「人がただ走っているのをずっと見てるだけで何が面白いの?」

もうね、必ず聞かれる。ひゃくぱー聞かれる。わかる、わかります、そう思うよね。

確かにマラソンはひとりが42.195キロを黙々と走る姿を見ていくので、駆け引きやスパートのタイミングなど戦略の細かい見所はあるものの、退屈に思ってしまう方もいるかもしれない。しかし駅伝は己との戦いでありながら、チーム戦でもあるのだ。サッカーや野球のように、チーム皆がそれぞれの役割を持って同時に戦う競技ではない。走っている時は誰にも頼れない、ひとりきりの孤独な戦いである。しかし彼らが走る理由は「チームの勝利のため」に他ならない。そしてチームの勝利のために何をするかって、ただ、ただただ、1本の襷をゴールまで走って持っていくだけなのだ。

……わけわかんなくない?

あんな布切れ1本をリレーするためだけに、すべてをかけて走り抜く競技。私は子供の頃から駅伝が好きだけれど、この世の中のあらゆるスポーツは体に悪いと思っているので、駅伝に関しても「この人たちなんでこんなに無茶なことしてるんだろう……わけがわからない……」とずっと一貫して思っている。わけがわからないからこそ、胸をうたれる。わけがわからないくらい苦しそうなことに全身全霊で若者たちが挑んでいる姿そのものが、どんな理由を並べるより強烈な説得力があるからだ。

 

綾野剛さんは有名な駅伝オタクで、ありとあらゆる場所で駅伝の話をしている。自身も県内トップレベルの陸上選手であった綾野さんが私の気持ちを言語化してくれている。

おぎやはぎのメガネびいきというラジオに出た時の発言を以下に引用しよう。

 

矢作:俺、よくわかんない。俺はあんまさ、何度かみたことあるけど、いまだにあんまりその魅力?駅伝ってみだしたら、本当におもしろいって言うじゃない、みんな。俺を含め。みる気にさせてほしい。ポイントというか何がすごいのそんなに。

綾野剛:まず、すごく冷静に考えて下さい。まだ体もできあがっていない若人たちが。

小木:そっから考えるの(笑)

矢作:入り口みたいの(笑)

綾野剛:ただただタスキをつなぐためだけに走っている、しかもありとあらゆるプレッシャーを抱え、選手生命さえ失うかもしれないのに、ただタスキをつなぐために。それってすごく単純な行為なんですけど、それを2日かけて約200キロ…わかりませんか?

矢作:ははははは(笑)

小木:わかるわかる。俺ね、そうだ、そういう気持ちわった。みている時、襷1個。

矢作:ただタスキを渡すだけのことなんだよね。

綾野剛:ただただ渡すだけ。

小木:ただ渡すだけなんだけどすごい体調悪くなっているのに、やっぱそこのね、連帯責任っていうかもあるからさ。

綾野剛:そう。

小木:もう死にそうな人もいるじゃん。

 

(引用元:

綾野剛が語る、駅伝の魅力「タスキを繋ぐという単純な行為の中にあるドラマ」 | 世界は数字で出来ている)

 

この「体のできあがっていない若人が」というのが、駅伝の中でも特に大学駅伝、とりわけ箱根駅伝に魅了される理由のひとつである。まだアスリートとしての肉体が発展途上の段階で、20キロ、それも整備されたトラックではなくその辺の道路を走るというのはとてつもないことだ。しかし彼らは、責任やプレッシャー、あらゆるものを背負って全力で、最後の力を振り絞るまで走る。

 

走るのが速い、という理由で全国から集められた若者たちが、駅伝で戦うという使命のためにひたむきに努力し走る姿は、アイドルの輝きと同じようにまぶしい。

容姿が麗しい、という理由で集められた少年たちが「アイドル」という宿命を背負って生きる様に胸をうたれるのと同じように、私は駅伝選手たちが走る姿に夢と美しさを感じるのである。

 

箱根駅伝の見所】

そうは言っても何から見たらいいかわからないよ、と仰る方も多いだろう。大会は色々ありそれぞれの面白さがあるのだが、とりあえずはやはり一番人気である箱根駅伝を見て頂くのが良いのかなと思う。

箱根駅伝は10区間。1月2日に1~5区、3日に6~10区と2日に分けて行われる。大々的に全国放送されているが主催は「関東学生陸上競技連盟」で、関東の大学しか出場していない大会である。前年度に10位までに入った「シード校」10校と、予選会を勝ち上がった10校に加えて、出場できなかった大学の選抜メンバーを集めた「関東学生連合チーム」の21校が出場する。細かいことはググって下さいw

勿論本当は全ての区間を見て欲しいのだが、いかんせん長い。正月の貴重な時間のほとんどがつぶれてしまう。そこで初めて見るときに興味をもって頂きやすいかな~という区間をピックアップしてみた。

 

《2区》

「花の2区」と言われ、エースが集まる区間。1区終了時ではまださほどタイム差がないので、順位がめまぐるしく変動する。初めて見る方も飽きにくいかと思う。

2日の午前9時頃からチャンネルを合わせて頂ければ、1区からの襷渡しも見られてより楽しめるはずなので、是非9時~10時半の間だけでもご覧いただきたい。

 

《5区》

正月にそんな朝っぱらから起きてらんないよ!という方。わかりますわかります。そんなあなたには5区を。箱根駅伝の象徴ともいえる「山登り」区間である。900メートル近い勾配を20キロ登っていくという、冒頭に記した「わけのわからなさ」が一番味わえる鬼コース。適性によってタイムに大きく差が出るので、やはり順位変動がおこりやすい。飛び抜けて速く走れる「山の神」と呼ばれる選手が時々現れ、近年はこの5区の成績に最終順位が左右されることが多い。

2日の12時頃から。山登り区間なので少し時間が長いのだが、往路最後の区間なので是非ゴールまで見届けていただければ。

 

《10区》

アンカー。手っ取り早く結果だけ知りたいという方に。これまでの9区間で優勝争いにはだいたい勝負がついてしまっていることも多いが、それは蓋をあけてみないとわからない。見所はシード権争い。10位に入るかどうかで翌年の負担が大きく変わるため、10位前後のチームの死闘が繰り広げられる。

3日の12時15分頃からご覧頂ければ、9区→10区の襷渡しが見られる。交通規制の関係から、トップの大学が通過してから20分以上の差がついてしまった場合、前の走者が到着していなくても出発させる「繰り上げスタート」となってしまう。繋いできた自分の大学の襷ではなく大会本部が用意した襷をつけなくてはならないため、ただただ襷を繋ぐために走ってきた選手たちにとっては非常に無念なものである。9区のラストは直線のため、繰り上げにならないよう必死に走ってくる選手が見えているのにあと1歩届かず襷が途切れてしまうようなシーンが度々見られる。そんなときは胸が張り裂けそうになるが、間一髪で間に合う喜びのシーンとなる可能性もあるので目が離せない中継所である。

 

百聞は一見にしかず。ここに挙げた区間ではなくても、常にドラマがある。少しでもいいので見てみて頂ければ幸いだ。

 

【名シーンの数々】

山の神降臨、留学生のごぼう抜き、途中棄権……などなどなど。箱根駅伝には毎年たくさんのドラマが生まれる。漫画でもこんな展開なかなかないよ! 狙いすぎって言われて編集にボツくらうやつだよ!みたいなことがおこる。近年の名シーンで特に印象的だったものをいくつか紹介したい。

 

《前年度19位からの優勝  2013年度日体大

前年度は創部史上最低順位だった日体大。バラバラな部内にカツを入れるため、3年生エースを主将にしたことで4年生も奮起。大本命と言われた駒澤大東洋大などがちょっとした誤算で本来の力を出せぬ中、予選会から勝ち上がった日体大が優勝をもぎとったことで話題になった。

 

《コース間違いで「あぶねー」》

2011年箱根駅伝10区。8位~11位の選手が団子状態となり、熾烈なシード権争いを繰り広げていた。8位を走っていたのは國學院大学の1年生寺田選手。このままいけば同大学初めてのシード権確保、という状況だった。ところがゴール直前、中継車が曲がったのにつられてコースを間違えてしまう寺田選手! 数十メートルロスし、あっという間に11位に転落してしまう。間違いに気付いた寺田選手は猛然とダッシュ。ゴールまでわずか120メートルしか残っていなかったがギリギリで11位の城西大学をかわし3秒差(史上最も短い)でシードを手にした。

無事ゴールした寺田選手が発した言葉が「あぶねー!」

テレビの前の我々は「あぶねー!じゃねーよ!wwww」と突っ込まざるを得なかった。この一件と、明るく誠実なキャラクターで寺田選手は駅伝ファンからとても愛された。

 

《ちょっとオマケの繰り上げ回避》

2012年。前述の9区→10区の中継所にて、神奈川大学の選手がギリギリで到着。なんとか襷が繋がりそうだ……と思ったら、直前で転倒。脱水症状を起こしており、意識はほぼ無い状態で、立ち上がっても転んでしまう。それでもなんとか自校の襷を渡した、その瞬間に繰り上げスタートの号砲が。正確にはちょっとオマケされていたように見えたが誰も文句をつけることのできない判断だった。その後ろで間に合わなかった上武大の姿も辛いところ。

(版権のあれで動画は控えたいところですが、これは文章では伝わりにくいので貼っちゃいます……)

 

youtu.be

 

《3校が途中棄権 2008年》

箱根駅伝の報道の中でも最もドラマチックに語られるのが途中棄権だ。長く過酷なレースの中で、走りたいという選手の思いと裏腹に、アクシデントにより完走できないということもある。名シーンの項目で書いているが、これは名シーンなどではなく、そのようなことは無い方が良いに決まっている。肉離れ、低血糖、脱水などで途中棄権を余儀なくされた選手は、襷を途絶えさせてしまったことで自分を責め、陸上競技を辞めようと思うまで精神的に追い込まれるという。そんな辛いことがおこらないように、全ての選手が無事に走り終えてほしい、これがファンとしての一番の願いでもある。

ところがこの年はなんと3校も途中棄権となってしまった。とても辛く忘れられない年である。昔は無かった給水が設けられるなど改善されてきている面もあるが、リタイアがでないような仕組み作りが今後も模索されることを期待している。

 

体の不調が表れたとき、もし走り続ければ選手生命が絶たれる事態にもなりかねない。選手の今後のためにも止めてやらなくてはならないが、監督が棄権を促しても選手たちは首をふる。襷を途絶えさせてはならないという使命感で、なんとか走りたい、走らせてくれと。監督が選手の体に触れたらその瞬間に棄権が決まってしまうので、首をふりながら、監督の手から逃げようとする。それでもどうしても走れなくて監督に抱き締められて、泣きながら崩れ落ちる様子は本当に辛いものだ。

棄権こそ回避しても体調不良などで大幅に他選手のタイムから遅れてしまう選手もたくさんいる。だからこそ最後まで何がおこるかわからないのが箱根駅伝なのだが、本当に、全ての選手がベストな力を出せるよう祈らずにはいられない。

 

 

【おたく大好きライバル関係】

さて、重い話になってしまったので、最後は軽い感じで萌え話を。

漫画の世界でも「他校のライバルとの対決」は欠かせない要素であるが、 20校も大学が集まる箱根駅伝には漫画のような人間関係がゴロゴロ転がっている。

たとえば駒澤大学3年生の西山雄介選手と

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3年 - 駒澤大学 陸上競技部 公式HP

東洋大学3年生の服部弾馬選手。

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選手紹介 | 東洋大学  (公式サイトが去年のものなのでリンク先学年違います)

 

この2人は高校駅伝でも同区間で対決しており、3年時は西山選手が1位、服部選手が2位であった。それぞれ強豪校である駒澤と東洋に進学した2014年、ふたりは箱根駅伝7区で再び対決。この年は服部選手に軍配があがる。翌2015年もなんとまた7区で対決し、今度は西山選手が勝利……と、一進一退のデッドヒートを繰り広げている関係なのだ。テニスの王子様でいったら手塚と跡部みたいなものだ。おたくが大好きなやつだ!

今年も同じ区間にエントリーされるかはなんともいえないが、ファン注目の組合せである。

 

また箱根駅伝に出るような大学は全国の強豪高校から選手をスカウトしているため、高校の時チームメイトだった者同士が、別の大学へ進学しライバルとして戦うような構図も多く見られる。

そういうふたりが並走して競り合ったりしてると、Jr.時代同期だった手越くんと八乙女くんが、日テレ人気番組対抗戦で挑発しあってるのを見た時みたいな気分になるよ! まっすーとゆっちがカウコンで隣り合ってるみたいなさ!

 

「○○選手と××選手は高校時代の先輩後輩の間柄」みたいなエピソードは、別に知識が無くても解説で紹介されたりするので、ただ見ているだけで大丈夫。テレビから流れてくる情報だけでも、わりと萌えの宝庫だったりする。

 

【おたく大好き双子や兄弟】

学生スポーツ界はそういうものなのかもしれないが、大学駅伝界隈には双子が多い。2014年なんて箱根駅伝に出場した中に4組も双子がいた。同じ大学に在籍しているパターンが多いが、違う大学に進学するケースもあって、同区間での双子対決なんていう興奮するシチュエーションになったりもする。

また兄弟も多い。前述の服部弾馬選手には同じ東洋大に兄がいて、この兄弟がエースとしてチームを支えている。

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お兄ちゃんの服部勇馬選手。ちなみにもうひとり高校生の弟がいて、やはり陸上をやっている。

幼い頃から誰よりも近くにいた、一番のライバルであり戦友。そんなふたりが襷リレーをおこなったりする。いいよね、うん、間違いないよね。

 

【おたく大好き寮生活】

選手たちは普段から集団生活をしており、どこのチームも深い絆で結ばれている。もうその一言だけで細かい説明はいらないだろう。おたく大歓喜案件だ。

たとえば皆様ご存じ「山の神」柏原選手。彼は2011年、5区を走って往路優勝を果たした時のインタビューで「やったぞ田中!」と、そこにはいないチームメイトの名前を叫んだ。柏原選手はこの年ずっとスランプだったのだが、その間ずっと支えてくれたのがチームメイトの親友、田中選手だったそうで、感極まって真っ先に田中選手の名前が口からでてしまったのだとか。

我々、男子の友情って大好きじゃないですか~~~

先輩と後輩で相部屋だったりするんですよ~~~

そんで「俺しか知らない先輩のエピソード」とか暴露してきたり、みんなで風呂に入ったり、みんなでTwitterやって身内でキャッキャキャッキャしてたりするんですよ~~~ そんなのかわいいに決まってるじゃないですか~~~

いやなんかキャラが迷走してきたけども、とにかく彼らは過酷な練習を、日々の生活から支え合って乗り越えてきているわけである。自分の区間を走っているときは個人の孤独な戦いだけど、その心には仲間たちへの思いがたくさんつまっていて、何人もの魂と共に走っているのだ。

そして大学駅伝が尊いのは、その生活がわかりやすく期間限定であるということだ。先輩は先に卒業していき、同級生だとしても一緒にいられるのは4年間だけである。もちろん培ってきた絆はずっと続いていくだろうが、共同生活は限りある日々のみ。その儚さのようなものがいっそう彼らを魅力的にみせてくれるのかもしれない。

 

【イケメンもいるよ!】

若い男の子が集まっているので、しばらく見ているとお気に入りの選手が見つかったりする。俳優の和田正人さんもかつては箱根駅伝を走っていたランナーだった。

走りに惚れるのはもちろんだけど、顔ファンだっていいんじゃないかと思うよ!

というわけで私のオススメ選手をご紹介。

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 青山学院大学陸上競技部

青山学院4年。久保田和真選手。

この写真は笑顔なのでスザンヌちゃんみたいだけど、本当に端整なお顔をしていて、走っていても美しい。解説の瀬古さんに「彼はいい顔をしてる」とべた褒めされていたことも。

かっこいいだけではなく、高校時代から全国No.1とも言われる実力があり、4年前まだ今ほど強くなかった青学への進学が決まった時は凄く驚いた。久保田くん筆頭に青学の現4年生は高校時代に名をはせたエリート集団だったので、当時は「青学のスカウト一人勝ち」などと言われたりしていた。この4年生たちが入学した時「俺たちが4年になる年に3冠(箱根駅伝出雲駅伝全日本大学駅伝で優勝すること)をとろうぜ」と誓い合ったのは有名な話。そして実際彼らのおかげで今青学は黄金期を迎えており、ジャンプの漫画でいったら20巻くらいの一番盛り上がっている場面、みたいな感じである。

Twitterで私が和真和真と騒いでいたら彼。ちなみに性格はごくごくチャラい。かわいい。

 

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【出雲駅伝 2区】 区間6位 江頭 賢太郎(明治大学)16分10秒 - scoopnest.com

明治大学3年、江頭賢太郎選手。

小柄な選手が多い中、181cm 60kgのスラッとしたスタイルで颯爽と走る。上記の写真は@EKIDEN_NEWSさんという有名な駅伝情報アカウントの方が、今年の出雲駅伝の時に紹介されていたもの。「あまりにイケメンで沿道からどよめきが」おきたとか。

 

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柳 利幸:早大:箱根駅伝選手名鑑:スポーツ報知

早稲田大学4年、柳利幸選手。

おそらく「綾野剛に似てる」とよく言われるのか、選手名鑑などの自己紹介で毎年必ず好きな芸能人に綾野さんの名前を挙げている。それだけでえこひいきしてるので紹介するのだ。中学まではサッカーで活躍しており、早大本庄高校時代も2年生まではサッカー部だったが伸び悩んで退部。高3で陸上に転向したのに大学1年から箱根駅伝を走るという才能の持ち主。駅伝ではなかなか結果が残せない時期が続いたが、最後の箱根、頑張って欲しい。

 

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2014 酒井 俊幸|箱根駅伝|陸上|スポーツナビ

東洋大学酒井俊幸監督。

ごめんなさい選手じゃなくて監督です。

酒井監督は!!かわいいしかっこいいんです!!!

姫のような佇まいなのに、めちゃくちゃ厳しい。冷徹な姫。時々凄くドSなこと言ってる。選手に混ざってても違和感がない外見。監督自ら給水を渡したりするのだけど、選手と並走して走る姿が速すぎてかっこよすぎて(あれ?この人まだ現役だっけ?)って錯覚したりする。たまにスーツで爆走しながら給水してたりしてその身体的ポテンシャルにメロメロになるぞ!

 

とてもとても載せきれないが、まだまだ選手はたくさんいる。「あらこの子可愛いわね」と思う選手がいたら、とりあえずその大学を応援してみるところから初めてもいい。沼の入口はあちらこちらに転がっており、そのどの扉から入っても良いのだ。

 

 

【最後に】

もう本当に書きたいことがありすぎて全然まとまらない。区間配置の戦略だとか、スポーツとしての魅力ももっと伝えられたら良かったのだが、ひとまずここでやめておく。最後に皆様に1冊だけ本をオススメしたい。

 

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あまりにも有名なので、もうとっくに読んでるよ~!という方も多いかもしれない。

そういう方でも、もしここまで私の拙い文章を読んでくださった方がいたら是非もう一度読んでみて頂ければと思う。私がクドクドと語ってきた要素がこの小説には全て詰まっている。襷を繋ぐということ、留学生、双子、絆、ライバル……。フィクションではあるがこれを読めば箱根駅伝を走る人たちの美しさときらめきを、そして箱根駅伝に魅了される人々の気持ちを知ることができるはずである。正直このブログ「風が強く吹いているを読んでください! 以上!」で終わりにしてもよかったんだ……。

 

そしてこれを読んだら、今年の年末年始は少しだけ日テレのニュースを気にしてみて欲しい。箱根駅伝関連の特集が増えてくるので、そういうものを見るだけでもだいぶ駅伝に対する興味がでるのではないかと思う。ほらジャニオタならevery.とGoingは必須だよねそのついでにね!

で、1区間でもいいから本番を見てみてもらえたら嬉しいなぁ、と思っている。 

 

 

そこにはアイドルと同じように、使命を背負って、夢を背負って輝く若者たちの姿があるはずだ。