ジャニオタの夫、あるいはジャニオタの夫担当としての活動
先日Twitterで、既婚ジャニオタの皆様が盛り上がっていた。
発端はあややさん(@hraom)のこちらのツイート。
#ジャニヲタの夫 ←既婚ジャニヲタの皆さんの夫話ください
— あやや (@hraom) 2015, 9月 26
これは常日頃から夫大好き芸人を公言している私が参加しないでどうする! と意気込んだものの週末忙しくて完全に出遅れ、出遅れている間に既にあややさんのブログではまとめが掲載されていた。
というわけで今更感半端ないけど一応簡単に書いておきます。まとめに載っていた方々は「夫もわりとジャニーズ好きです」的な方が多いようだが、うちは違うので正直まったく面白いことは書けない。まあ、こういう家庭もあるよというひとつの事例として紹介だけはしようかなと。
はるひさん(@b_haruhi)さんの記事(http://honeybeat3941.hatenablog.com)と同じように、あややさんの以下ツイートに沿って書いていくこととします。
別にこれにとらわれなくてもいいんですが、①嫁がジャニヲタであることに好意的か、②好意的な場合どれくらい許容してくれているのか、③好意的でも許して貰えないことはあるか、④夫が選ぶ最強ジャニーズ、⑤日々の小ネタ、とかですかね!w https://t.co/5MrG2m5dQO
— あやや (@hraom) September 26, 2015
【長い前提】
夫36歳(私のひとつ上)。お互い常連だった行きつけの飲み屋で知り合った。もうすぐ付き合って10年目突入。結婚して2年半。私がNEWSに転がり落ちてジャニオタになったのは今年の1月なので、正確には「妻がある日突然ジャニオタになってしまった夫」である。子供はいない。
夫と付き合うことになった2006年当時まで私は、何かの熱心なファンとしてアクティブに活動するような世界を知らなかった。自分の軸となる趣味は漫画収集とニコニコ動画。お笑いは当時から好きだったが茶の間でテレビを見てネタ批評しているタイプで、暇もお金もそこそこあったのに「ライブに行く」という発想自体がなかった。
付き合ってすぐに「俺はレッズサポだから、土日デートとかできない可能性が高い」というようなことを言われて本気で意味がわからなかった。そもそも浦和レッズというチームがあることすらその時はよく知らなかったし、サッカーを見に行くという発想自体が無いので彼がレッズサポであることと土日が埋まることの関連性が理解できない。「よくわかんないけどなんか趣味があるならそれ優先させてくれていいよ」と言う私に彼は「1回でいいから一緒に行こう」と半年言い続けた。
お互い好きなものには干渉しないタイプなのに、そんなにも熱心に誘ってくるなんて物凄く珍しいことだった。サッカーには心底興味がなかったけど、この人がこんなに言うなら何か理由があるんだろう、と思い1度だけ着いていくことにした。
それで私は「何かを追いかけて現場へ行く」という世界を知ってしまった。
ライブで何かを見ること、同じものを好きな者が集まる空間、そうして出来た仲間たち。全部が衝撃的で楽しくてワクワクして、気づけば北海道や九州までサッカーを見に行くことが普通になっていた。
後になって夫に、何故私をサッカーに誘ったのかと聞いたところ「サポーターってものがピンときてないみたいだったから、1回見せれば『こんな生活があるんだね、私には合わないけど理解した』と納得して、俺がサッカーに行くのを許してくれるだろうと思ってた。お前までハマるのは想定外。失敗した」のだと言う。
彼は人生において恋愛の優先度が低く、自由に行動していたいタイプである。自分の世界を守るため、私にその事実を見せて納得させたかったのだそうだ。まさかその守ろうとした世界に入り込んでくるとは、確かに失敗といえるだろう(笑)
(結果的に、レッズが共通の趣味となったことはふたりにとってとても良いことだったので「失敗」というのはあくまで冗談である)
そうしてレッズのおかげでライブの楽しさを知った私は、その後芝居鑑賞やお笑いにハマった際、ホイホイ現場へ行くタイプのおたくになった。彼をほったらかしにしてあちこち飛び回るようになったので、夫としても自由時間が増えてwin-winである。めでたしめでたし。
【①嫁がジャニオタであることに好意的かどうか】
というわけで、ジャニオタの土台を作ったのは彼とも言えるので、嫌がられることはありません。好意的というよりは、別に私が何を追いかけていようがどうでもいい、という感じ。まだコンサート遠征はしたことがないけれど、結婚前の芸人(ロザン)オタク時代にも関西方面にしょっちゅう行ってたので問題ない。彼はほんとに芸能人に興味がなくてテレビもほとんど見ないので、私が見たい番組があればチャンネル権も私にくれる。(面白くなければ一緒に見たりはしない。私がテレビ見てる間はたいてい将棋ゲームやったりしてる。でも鉄腕dashはわりと見る)
一緒にコンサート行こうって行ったら行く?と聞いたら「うーん、行かないな~」と言っていた。うん、別に私も一緒には行きたくないw
【②好意的な場合どのくらい許容してくれているか】
【③好意的でも許して貰えないことはあるか】
夫に迷惑をかけなければ大体OK。家にジャニ友を呼ぶのもOK(ただし一応、夫の都合を聞いてから日程を組みます)
ちなみに、我が家は完全に財布が別。夫婦の口座がひとつあり、毎月お互いの給料から同額を振り込み、光熱費や自炊分の食費はそこから引かれる。夫婦共通の生活費以外は自分の手元に残るのでそれをどう使おうと自由である。自分で稼いだ分は自分で使う。当然、自分の稼ぎの範囲を超えてジャニオタ活動することは許されない。
あと、テレビをリアルタイムで見る以外(DVDを見る等)は、夫が家にいる時は基本的にやらない。これは夫に言われたわけでなく、単に私が夫のことを好きだから、彼がいるときは彼と話をしたいだけである。コンサートや舞台など、日程が決まってしまっているもの以外は、基本的に夫との予定を最優先としている。
泊まりの予定もよっぽどのことが無いと入れないつもりである。まあ私の給料では遠征もままならない、というのも大きな理由だが、夫を置いてあまり家を空けるのはしのびなくて。次またNEWSのツアーがあっても、遠征は1公演まで……というふうに自分で制限すると思う。夫本人は、私がいなくても全然かまわないらしいのだけど。
「私が、あなたではない若い男の子にキャーキャー言ってるの嫌だったりする?」
「楽しそうでよかったねーと思ってる。むしろ君の重い愛が分散してくれていいのでは」
だそうです。笑。
【④夫が選ぶ最強ジャニーズ】
全然予想がつかなかったので直接聞いてみた。
「……修二と彰かな」
えーーー!!まさかのグループ外ユニット!!ww 超意外だった!
しかもドラマ見てたのかなと思いきや見てない、と。とにかくこの頃職場のカラオケに行くと誰かが必ず歌っていたそうで、めちゃくちゃ売れたという印象が強いのだそうだ。そのため彼の中ではジャニーズといえばこの曲。だから修二と彰が最強。という発想らしい。ただし修二と彰が誰と誰なのかはわかっていなかった。
「山Pと亀梨くんだよ」
「亀梨くんはあれか、明彦か」 金八ならわかる夫。
あとはKinKi Kidsかなーと言っていてそれも意外だった。
学生時代にカラオケで歌ったかららしい。カラオケそんな好きじゃないし行かない人なのだが、テレビも見ないし音楽も聞かないので情報源がそこしかないからかも。
【⑤日々の小ネタ】
- 私の影響でチャンカパーナが気に入ったらしく、時々「チャンカパーナー」って口ずさんでいる。いつのまにかググって少し振り付け覚えてて笑った。職場のカラオケで踊ったらしい。
- 金八大好きでめちゃくちゃ見てるので、風間くんを見ると「健次郎」って言うしシゲのことは「ハセケン」って言う。でもまっすーのことはまっすーって言う。まっすーすごい。
- 夫は将棋好きなので、ひふみん(加藤一二三9段)が出てるよとアウトデラックスを見せたらちょうど塚ちゃんが出ていた回だった。金髪=塚ちゃんになったらしくこの前手越くん見て「これ塚ちゃん?」と言っていた。(最近では手越くんはわかるようになった)
- 慶ちゃんを好きになったとき「お前の好きそうな顔だわ~~~」って言われた。彼は私の好きなタイプがすぐわかるらしい。色白で目が切れ長で中性的な人。夫は真逆で、黒くてハッキリ二重で男っぽいので、不思議なもんだよなと思う。
- この間Mステ10時間で、キムタクがAKBの恋チュン踊ってるの見て「やっぱりキムタクは凄い」「華が違う」「なんならキムタクが一番可愛い」って絶賛してて面白かったw
夫大好き芸人として普段から呟いていますが、夫には様々な面で感謝しかありません。私の性質を理解してくれてうまく扱ってくれるのも、たいていのことは好きにさせてくれてるのも、私にとっては本当に最高のパートナーだと思います。だから私も夫のことを最大限尊重しますし、どんなに自由にさせてもらっても絶対に夫をないがしろにするようなことはしたくないと思っています。NEWS担で小山担ですけど、夫の担当でもあるのです。日々感謝。