桐ノ院整体院

浮気どころか不倫だぞと罵られ隊

ジャニーズ全然関係ない個人的な恋愛話

askに頂いた質問の回答が長くなったのでこちらで。

質問:「10代の頃の恋愛について語って頂きたいです」

 

よかった! 10代の頃のエピソードならまだ書ける!
(それ以降はクズすぎて書けないことが8割だ!)



はっきり言って私はとてつもなく男好きである。
男の人が好きで好きでたまらない。性別が男でさえあればかなりの範囲の人が恋愛対象になる。軽率にときめくし、軽率に好きになる。
これはもう根っからの性質らしく、幼稚園児の時点で○○くんが好き、△△くんも好き、と言いまくっている私を見た先生から「梓ちゃんは植木屋さんね」と評されたそうだ。「気が多い→木が多い→植木屋」というわけだ。先生うまいね!
そんな性格なので、今までの人生常に常に「好きな人」がいた。ここでは中学生~20歳までの恋愛遍歴をざっくり書いてみる。

誰が興味あんねん(ヤナギブソンって感じだがリクエストがあったんだ。本当なんだ。



【13歳】
私の育った町には山側に1つ、市街地に1つ、海側に1つの小学校があり、中学校はその3小学校の生徒が全て集まる1つだけだった。私は市街地小学校出身、まさひろくん(仮)は山側小学校出身で、1年生のとき同じクラスの隣の席になり仲良くなった。
まさひろくんは学校で一番駆け足が早く、頭もそこそこよくてお調子者の面白いヤツだった。教室の整列された机の並びの中、私とまさひろくんの席だけいつも近づいていて、担任から「なんでお前らの席はそんなにくっついてんだー?」と突っ込まれるくらい仲がよかった。

まあ、その「仲のいい友達」という関係性を崩すのが怖くて告白などできなかった、というよくある話である。

完全に親友ポジでずっとじゃれていたのだが、彼から「隣のクラスのMちゃんって可愛いよな~!紹介してくれよ~(私の家の近所に住んでた)」なんて相談され、なんやかんやあってMちゃんとまさひろくんは付き合うことになってしまった。それでも仲良しだからいいか……と今まで通りに接していたのだが、次第にまさひろくんは私を避けるようになった。後で知ったところによると、私がMちゃんとまさひろくんの悪口を言っているという噂がMちゃん経由で伝わったらしい。言ってねーよやだやだ中学生。そんななか2年生になってクラスが分かれてしまい終了。
が、2年の終わりにいきなりまさひろくんから「俺たちはあんなに仲が良かったのにいつからか喋れなくなってしまったね……ゴメン。いろいろあったけど今年もよろしく」という年賀状がきて大混乱。どういうこと??と思ったらMちゃんと別れたようだった。ついでに前述の悪口云々も誤解だったとわかったらしい。今更おせーよお呼びじゃないわボケ……と言ってやれればかっこよかったかもしれないが、どうにもこうにも好きだった(この時点でまだ引きずってた)のでそりゃもうドキドキドッキンコである。それからまたボチボチ話をするようになるが、クラスが違うこともあって以前のようにはいかず、なんとなく煮え切らない状態のまま3年生へ。そこで私は新しい恋をする。


【15歳】
加藤先生(仮)を好きになる。前回ブログに書いたので割愛。

ちなみにこの時期にまさひろくんと共に地区代表としてヨーロッパ視察旅行へ行くというイベントがおこり、久々にゆっくり話してみたら「あの頃好きだったんだぜ」って言われた。もうその頃には完全に先生のことが好きだったから、そっかー私もだったよハハハいい思い出だね!で終われたけど、多分先生の存在がなかったらまたまんまとハマってたんだろうなあ。

まさひろくんは今どこかのお嬢さんの婿養子になって雪国で暮らしているらしい。田舎なのでカーチャン同士がスーパーで会ったりして情報が入ってくるんだわ……


【16歳】
受験に大勝利してしまったため、九十九里の田舎町から片道2時間半かけて青学高等部へ通うことになる。
青学で出会った人たちは、田舎の同級生とは何もかも違いすぎて、今までの人生で培ってきたプライドなど全て崩れ去り(田舎ではわりと無敵だったので傲慢で素直に育っていた)私は劣等感の塊になった。最初のうちは本当に「華やかな集団に田舎者ひとり」という状態に戸惑い、どう友達を作っていいかもわからなかった。(そんな田舎から通学しているのは学校中で私ひとりだったので教員室ではちょっとした有名人だった。「なんか凄いところから通ってるんだって!?」ってよく言われた)

人生初の挫折だったが縁あって仲良くしてくれる人々が表れ、一緒に部活(バイオリンなど弦楽器の演奏をする同好会)にも入った。そうして増えていった友人たちは皆、付属の中等部からの内部進学(つまりシゲちゃんと同じ)で、とても頭の回転が速くて色々なカルチャーに詳しかった。

友人たちの影響で、私は初めてフリッパーズ・ギターアルチュール・ランボーニューシネマパラダイスなどに触れた。初めて知るサブカルチャーと、それに詳しい友人たちはとてもかっこよく見えて、私も追いつきたくて後を追いかけた。遅れてきた厨2病期である。

その過程で知り合ったのが滝沢くん(仮)と翼くん(仮)だった。中学からの付き合いだという彼らは感動するほどのオタクであり、クラスも違うのにいつでも一緒のシンメだった。誕生日も1日違いという、奇跡のシンメ。色々あって同じバイオリン部に所属することになってすぐ、私は滝沢くんに完全に惚れ込んでしまった。

滝沢くんは社交性のあるオタクなのですぐに仲良く話をしてくれるようになったけど、どこか壁がある人だった。シンメである翼くんとは心から楽しそうに盛り上がって話をしている。翼くんほどではなくても、他のオタク仲間と話しているときは私の時と違ってノリがよく見える。それは私がまだサブカル1年生だからなのかなと思った。だからエヴァやアニメのことも必死に勉強し、好きそうな話題を探した。そんな劣等感の塊である人間が、憧れている人との距離を縮められるわけもなく「彼はアマデウスで私はサリエリだから……」なんて痛さ満点の日記をしたためる日々が過ぎていく。

ところで先ほど、彼ら2人が誕生日1日違いの奇跡のシンメと書いたが、私は翼くんと誕生日が全く一緒だった。だからかはわからないが、翼くんとは比較的心の底までうちとけることができ、滝沢くんのことを相談したり翼くんの恋愛相談に乗ったりと、卒業のころには親友といっていい仲になった。

まあ色々すっとばすけども、ずっとうじうじ好き好き言ってたら卒業間近に「結局俺にどうしてほしいんだ」と言われ「そりゃ付き合ってほしい、でも私のことを好きじゃないのはわかっているから振ってほしい」と返したらきっぱりと「付き合うのはできない」と振ってくれた。それで3年分の気持ちがスッキリして思い残すことなく卒業することとなる。しかし滝沢くんと翼くんとの話は実はここからが本番だ。

 

【18歳】

大学1年。そのまま青学へ内部進学。

1、2年はキャンパスが渋谷から厚木へ移るため、私の実家から通うと片道4時間半かかることにw

さすがに通えないため高等部の同級生(あ、結局3年になる頃にはすっかり馴染んでたくさん友達ができたよ)と大学の近くでルームシェアを始めた。そしてその近くで滝沢くんと翼くんもルームシェアを始めたのである。

元々同じ部活の仲間。私の同居人は部活は違うが中等部出身なので彼らとも面識がある。ということで、私たちはしょっちゅう遊ぶようになった。ちょうどその頃滝沢くんに彼女ができた(これまた私の仲良かった友達)ため、私の滝沢くんへのうじうじした気持ちはすっかり成仏し、ここにきて完全に仲良くなれたのである。あんなにも「追い付けない。仲間にいれてほしい、視界にいれてほしい」と憧れ、師匠や教祖のように崇めていた滝沢くんは、彼女が可愛いとノロける普通の青年だったし、私のこともちゃんと対等に見てくれていた。公園でチャリを二人乗りしながら、滝沢くんて実は普通の18歳だったんだね。私は3年間なにを見てたのかなと笑ったら「そうだよ。実際ひどく普通の人間ですよ。俺」とボソリと言った。

 

さて。

 

駅の近くでルームシェアをしている我が家には、来客が多かった。

大学が駅からバスで30分もかかる立地だったため、大学寄りに住んでいる人は、駅の近くで遊んで終バスを逃すと帰れなくなる。駅近の2LDKである我が家が絶好のたまり場となるのはすぐだった。

最初のうちは高等部からの友人が入れ替わり立ち替わり来ていたが、1ヶ月もすると大学から新しく知り合った人も来るようになった。

ある日、私と同じ学部クラスの高木くん(仮)から「泊めてほしい」と連絡が入る。

私と同居人の中では不思議なルールが出来上がっていて、それは「誰かが泊まる時は、呼んだ方が一緒に寝ること」というものだった。

来客用の布団など無いため、泊まりに来た人は私か同居人かどちらかのベッドで一緒に寝る。それは泊まりに来た人が男でも女でも同じで、なぜか「同居人と私が一緒に寝て、余ったベッドで来客が寝る」という選択肢はなかった。世間的にはあり得ないかもしれないが、男女とはいえ高校から一緒の友達同士で一緒に寝たところで何事も起こらないよ~という感覚だったし、実際何事もなかったのである。高木くんがくるまでは。

 

この日は高木くんの他にもうひとり、高校からのクラスメイトゆうこ(仮)が来ていた。慣例に従うと、高木くんは私の友達(同居人とゆうこは会ったことがない)なので私と一緒に寝て、ゆうこと同居人が一緒に寝るはずだった。が、やってきた高木くんをゆうこが気に入ってしまったのである。そして高木くんも。

ゆ「ゆうちゃん、高木くんと一緒に寝る~(*´∀`)」

私「いやいや、高木くんは私の来客だからさ、ゆうこは同居人と寝なよ」

ゆ「え~やだもん」

高「じゃあゆうちゃんと一緒に寝るしかないかなあ(*´∀`)」

 

おいこら待て、と。そのフォーメーションになったらお前ら絶対セックスするだろ、と。私のベッドで。なんで神聖なる私のオタク部屋(高校の時滝沢&翼から誕生日に貰ったマックスコーヒーエヴァンゲリオン缶が大事に飾ってあった)をラブホテルにされなきゃならんのだ。阻止したい。それだけはなんとしてでも阻止してみせる、ジッチャンの名にかけて!

 

すったもんだのあげく「……わかった、じゃあ私のベッドで3人で寝よう……」と言うしかなかった。で、ひとりでも窮屈なシングルベッドで、高木くんを真ん中に挟んで川の字になって寝ることに。よく考えなくてもこの配置は失敗だったが確か押しきられたんだったと思う。全員仰向けになるスペースはなかったし、ほとほと嫌になってきてたので高木くんに背を向けて私は寝る体勢に入った。

 

うーーーーーん

うーーーーーーーーーーん

…………キスしてるなあ、多分、こいつら…………

 

背後からの圧倒的な気配。している、こいつらは絶対いま接吻をしている。

盛大に寝返りをうって起きていることをアピール。しばらくその攻防を繰り返していると、ゆうこの気配が消えた。どうやら毛布ごとベッドの下の床に移動したようだった。さすがに狭かったのか、眠気が限界だったのか、そのうち寝息が聞こえてきた。

た、助かった……広くなったし……。とため息をついて寝ようとした時だった。

 

高木「ごめんね寂しかった?  次は君の番ね」

 

はああああああ!!????

なんだこいつなんだこいつなんだこいつムグググ……

 

前述の通り私のそれまでの恋愛は片思いに次ぐ片思いである。当然殿方と一次的接触をしたことなどない。中3の時加藤先生の肩もみをしたり、手の大きさ比べをしたくらいだ。

更に私はなぜか変なポリシーというか、自分ルールがいくつかある人間だった。たとえば、ピアスを一生あけない。ルーズソックスをはかない。大学に入るまで化粧をしない(眉も整えない)、年末は必ず自宅で過ごす、など、など。そのうちのひとつが「結婚する相手と以外はセックスしない」だった。

そんな頑なに、自分ルールの鎖で自分を縛っていた私が、いとも簡単にくだらないシチュエーションでキスされてしまった。

 

あまりのことに相当固まっていたのだろう、高木くんが「もしかして、キスしたことない?」と聞いてきた。頷くと、そっか、悪いことしたね。じゃあここまで。おやすみ。と言われて高木くんは眠った。

 

不思議と怒りはわかなかった。そもそも、なんというか漠然とした敗北感があったのだ。ああやって男の子に甘えるゆうこに。ああなりたいわけじゃないけど、忘れていた高校からの劣等感が久々に顔をだしたのだ。そしてある種の感動さえ覚えていた。私はこんなにブスでモテないのに、女であるというだけで、明らかに私に興味のない高木くんも、キスをしてくれるのだ! と。

 

次の日、高木くんを家まで送っていった。

偶然なことに、高木くんの家の裏に滝沢くんと翼くんの住む家があった。

そのままふたりの家に行くと翼くんが出てきてくれて、私の様子がおかしいのを悟って近くの公園まで行こうと促される。そこで私は昨晩の出来事を全部話した。翼くんは特に何も言うわけでなく、優しく相槌をうちながら話を聞いてくれて、そのままうちまで着いてきた。そしていつものように一緒に眠った。ただいつもと違うのは、手を握っていてくれたことだった。

 

そこから私は誰とでもキスをするようになる。

友人いわく「今までガチガチに錆びて噛みついてた歯車が、1本ネジが外れてカラカラカラカラって回転してる状態なんだね」とのことだった。

ちょっといいな、と思った男の子がいたら、手を握って、顔を近付ければキスができることがわかった。そうすると時々、私のことを好きになったと言ってくれる子が現れることもわかった。デートなるものもできるようになった。ただ自分ルールの「結婚するまでセックスはしない」はどうしても乗り越えることができず、それを伝えるとたいてい男子は引いていく。処女は重い。私は処女というのを免罪符にするのが気に入っていた。たまに乗り越えようとしてくる奴がいたら全力でドン引きする。そうしていれば、みんな優しいし、保守的だし、そこまで私を好きなわけではないから、無理矢理どうこうされることはなかった。

 

そんな私を翼くんは心配してくれたし、怒ってもいた。以前よりもふたりでいることが増え、世間一般的には付き合っていると認定されてもいいくらい一緒にいるようになり、ずっと親友だった翼くんとこのまま恋人になってずっと一緒にいたいな、翼くんとなら結婚もセックスもできるなあと思うようになった。

だけど、付き合う付き合わないでもめたりしつつ、結局私たちはどうにもならなかった。結局翼くんにとって私は恋人にはなれなかったのだ。

 

このあとやはり高校からの同級生たつやくん(仮)と付き合いかけたり、そうこうしてたらたつやくんが前述のゆうこと付き合うことになったり(笑)の一悶着があるが長くなるので割愛。

 

そして私たちは大学2年生になった。

相変わらずちょいちょいキスをしていたら、お前は冗談のつもりかも知れないけど俺は真剣に考えてる、と犬みたいな目で訴えてくる人が現れた。生まれて初めて男の人から真剣に告白されて、私はあっという間に恋に落ちる。

19歳、初めて「彼氏」ができた。以後、社会人1年目まで彼とは付き合うことになる。バイト先の2つ年上、明治大学の人だった。わあ!慶ちゃんと一緒!

 

 

というわけできりがないのでこの辺で。いったい何を読まされてるんだ……?って感じですよねすみません。

 

 

ちなみに、ここに出てきた登場人物いまだにほとんど連絡とってます。

滝沢くんと翼くんはその後もずっと親友として付き合い、翼くんの結婚式(なんと高校時代の彼女と復縁して結婚した)にもでたし勿論私の結婚式にもでてもらった。毎年誕生日にはメールを送り合い、おめでとうを言い合うのも今年で19回目だった。

私の歯車を回転させた(笑)高木くんの結婚式にも昨年出席した。つい先日第一子が生まれて幸せそうだ。

たつやくんとゆうこはその後何年も付き合い結婚した(それも出席した)が、残念なことに別れてしまった。でもふたりともそれぞれ幸せになっている。

 

こうして振り返った時に名前が出てくるくらいの人は、いつまでたっても大切な人だ。

 

 唯一、初めての彼氏だけ、完全に連絡がとれない。

ここから先の私の人生は本当にクズofクズなので彼には申し訳なさしかない。

死ぬまでに1度だけでも会って謝りたいけど、おそらくかなうことはないだろう。

 

その話は永遠にネットには書かないと思っているけれど、書くこともあるのかもしれない。先のことはなにもわからないが、いつまでも思い出だけは私のなかでくすぶり続ける。

中学3年生になって加藤先生に恋をしたい

今日、Twitterのフォロワーさんの間で「もしNEWSが先生だったら」というテーマで盛り上がった。手越先生はサッカー部の顧問がいいねとか、まっすー先生は結婚指輪してるけどプライベートの話はしてくれない。とか、いつものようにわちゃわちゃと妄想してとても楽しかったのだけど、その大喜利のようなものをブログに書こうぜ!という話になっていざ新規記事作成画面を目にすると、私の書こうとしているものは少し重いというか、気持ち悪いものであることに思い至った。

いつものTwitterのノリで「小山先生は現社の先生で、手越先生は英語で」と4人それぞれについてポップでハッピーな創作をしたい気持ちもあるのだが、今回はとても乙女でむずがゆい「先生を好きになってしまったアタシ」という観点の妄想を書く。そして、私は小山担ではあるけれど、この妄想の相手はシゲちゃん以外に当てはまらなかったので、表記のタイトルの通りになった。

もしかしたら夢小説とか妄想垢とかいわれるもの(私はそういうものがすごく苦手なのだが)に近いのかもしれない。なのでそういうの苦手だよーって方は気を付けてください。たぶん読まないほうがいい。便宜上、生徒役を「少女」としたのでより一層夢小説感がでてしまっているので、あの、ほんと、すみません。

あと舞台は中学校です。なぜなら高校生だと恋愛の話題がそれなりにリアルになってしまうから。中学生というお子様が、子供過ぎて思いがかなうはずもないお子様が、本気で先生にあこがれる、その姿を描きたかった。

そういう形式になった理由は最後に書きます。では、ご了承いただけた方だけ、以下。

 

 

 

 

加藤先生は新卒採用で「少女」の通う中学校に赴任してくる。大学を卒業したばかりなのでまだ22歳。現国の先生である。

少女は中3にあがったばかりの14歳。生徒会役員の優等生で友達も多く、校内カーストでいえば最上位にいるような子。本人もそれをどこかで自負していてプライドも高い。

若くて見た目もかっこいい加藤先生を見て、女生徒たちは色めきだった。すぐに皆がとりまき質問攻めにするが、緊張しているのかほとんど笑顔もなく質問の回答もぶっきらぼうである。少女はそれを「人見知りなのか? 初々しいな~」と少し冷めた上から目線で眺めていた。

季節は梅雨へと移り変わる。いつまでたってもさほど心を開かない加藤先生。男子生徒とはそれなりに楽し気に話していたりするが女子生徒と話すときはガチガチの敬語で、「苗字+さん」呼びをかたくなに守り、笑顔もあまりない。現社の小山先生とはなぜかとても気が合うらしくいつもつるんでいる(どうやら休日にも一緒に出掛けたりしているらしい)ので、次第に「男性のほうが好きなのでは?」という噂が出て、最初のうちキャーキャー言っていた女子生徒たちも興味を失っていった。

大多数が興味を失っていくのと反比例して、少女はだんだん加藤先生のことが気になっていく。あの人はなんであまり女子と話してくれないんだろう? どんな話をしたら笑うんだろう?

少女はプライドが高かった。先生が望むなら知的な話もついていけるし対等に話すことができるという根拠のない自信があった。その他大勢でなく「加藤先生が認めてくれる生徒」に、自分ならなれる。なりたい、と思った。

廊下ですれ違うたび、用事があって職員室へ行くたび、少女は加藤先生に話しかける。加藤先生が好きだといった本をすぐに読み、次の日感想を伝える。

「もう読んだの? すごいじゃん」

ずっと敬語だった先生が、いつの間にかくだけた話し方をしてくれるようになっていた。ずっとクールな表情だった先生が、くしゃっと笑ってほめてくれた。

今度は好きな曲を聞いてみた。加藤先生は少女が知らない海外バンドの名前を口にする。うーん、知らないです。こんど探してみますね、と返した翌日、廊下で呼び止められる。

「これ、きのう言ってたCD。よかったら聞いてみ」

夜中、自室にこもってCDを聞きながら、ケースを抱きしめてみる。当初の目的であった「先生に認められる生徒」にもしかしたらなれたのかもしれない。オーディオから流れてくる音楽の良さは正直わからない。だけど少女はもうどうしようもなく先生に惹かれている自分を感じていた。と、同時に、そんなわけはない、これはただのあこがれだ、と自分に言い聞かせてもいた。

 

夏休みに入ると当然、学校の先生とは会わない日々が続く。高校受験のための予備校と自宅を往復する毎日の中で、少女は毎日加藤先生のことばかり考えていた。ある日、予備校へ向かう道中、部活でランニング中の同級生たちが横を走り抜けて行った。その最後尾に、自転車で伴走している加藤先生。

「あ」

「あ」

一瞬で遠ざかる加藤先生の背中。から、右腕があがり、ちょっとだけひらひらと手を振ってくれるのが見える。

ああ、好きだ。これはもう認めざるを得ない。加藤先生のことが好きなんだ、わたしは。

気づいてしまってもどうにもならない気持ちに絶望しながら少女はずっとその背中を見つめるしかなかった。

 

新学期。

「お久しぶりです」

「夏休み中、いっかい会ったな」

「夏期講習へいくところだったんです」

「そっかー。塾かー。大変だなあ、中学生は」

「そんな大変じゃないですよ。先生のほうが毎日忙しくて大変そうです」

「中学生ってさー。3年生って何歳だっけ?」

「今年15歳になる歳です」

「そっか、若いなーいいなあ、俺も15に戻りてえなあ。あーでも、君がハタチになっても俺28か。まだ若いな! そう考えるとそんな変わんねーな、はははっ」

 

わたしがハタチになるまで待っててくれますか?なんてセリフが喉まで出かかるが、少女はそんなことは言わない。自分は中学生であり、生徒であり、好きだなどと伝えることは許されないと思っているからだ。そもそも待っててほしいとも思っていない。相手にも自分を好きになってほしいなんてそんなおこがましいことは考えられない。そんな変わんない、なんて先生は軽く言うけれど、中学生と社会人は子供と大人だ。同じ8歳違いでも、せめて私が高校3年生だったらこの恋はもう少し現実味を帯びたのかな。と少女はぼんやりと思う。

 

卒業まではあと、秋と冬の季節を残すのみ。少女は、いち生徒として、少しでも加藤先生との思い出を多く作ることだけを考えようと決めた。

加藤先生は少女の気持ちに早い段階で気づく。その上できっと、何食わぬ顔をして、さりげなく思いやってくれる。加藤先生はそういう優しさをもっている。

 

「その辞書いいな。俺もポケットサイズのが欲しいんだよな」と少女が持っている辞書を指さして呟く加藤先生。同じようなのもうひとつ持ってますから、よかったらこれ使ってください。と少女はそれを加藤先生にプレゼントする。

次の日から加藤先生は、授業の度に、プリントと一緒にその辞書を持ってくるようになった。授業に辞書なんて使うことないのに、毎日、大事そうに抱えて持ってくる。あれは加藤先生の、大人としての気遣いだ。くやしい、でもうれしい。と、少女は思う。

 

「今度の期末テスト、はじめて俺が問題作ることになったから覚悟しとけよ?

難しいぞ」

「じゃあ先生、もし100点とったらご褒美くれますか?」

「おーいいよ。とらせねえよ?w」

 

 

「先生って、あんまり女の子の生徒と話しませんよね。小山先生とばっかり遊んでるから一時期ゲイなんじゃないかって噂すらでてましたよ」

「ほんとかよーw うーん、女性はやっぱり、それなりに気を遣う。誤解させちゃったり、噂になったりすると困るからなー」

ときメモ藤崎詩織みたいなセリフを発する加藤先生。

「私は安パイってことなんですね(笑)まあ大丈夫ですよ、私なら」

この私が誰よりもガチだけどな!と心の中で毒づきつつ、それでもこんな話してくれるだけでも嬉しいことなんだよな、と切なくなる少女。

 

 

「期末95点でした。くやしいです」

「とらせねえって言っただろー?w で、何がいいの?」

「え」

「ごほうび」

「いや100点とれなかったし無効でしょう」

「まー、ケアレスミスで1問落としただけだし、それにほら、辞書のお礼もあるから、いいよ。なんかあげるよ」

「いやほんとにいいですから」

「あのなー、中学生が遠慮するんじゃないの。辞書のお礼だから! 早くしないと、時期も過ぎちゃうからね」

「時期?」

「12月でしょ。だから」

「もしかして、クリスマスプレゼントってことですか」

ま、そんなとこかな? って少し笑って、考えとけよーって言って加藤先生はどこかへ行ってしまう。

生徒の中では、少しは特別なのだろうか。

しつこく話しかけているからもうとっくに気持ちがバレてて、それで優しくしてくれてるだけなんだろうか。きっとそうなんだろう。それなら甘えよう。

 

 

加藤先生はシンプルで上質なマフラーをくれた。

放課後、卒業アルバムの制作委員で集まっていると、加藤先生が見回りにきた。

「やってるかー。あー、寒っ!寒いなこの部屋!」

マフラーをまいた状態で資料作りをしている私をちらっと見て

「……あったかそうなマフラーしてんな」なんて言うから、少女は顔が赤くならないよう冷静を保つのに必死だった。

 

 

「せんせー、甘いもの好きですか」

「……それあれでしょ、バレンタインでしょ」

「そんなこと一言もいってません。甘いものは好きですかって聞いてみただけです」

「あのな、この学校一応バレンタイン禁止だからな。俺は禁止してる立場だからな。それをふまえて質問には答えるけど、まあ疲れたときとか、甘いもの食べたい時あるな、うん」

 「好きなんですね?」

「うん、好き、だよ」

 

好きだよ、の声を脳内のレコーダーに最高音質で保存する。いやわかってる自分に言われた言葉じゃないけども、あまりにも甘くて素敵な声だった。バレンタイン当日、少女は下駄箱にチョコレートをしのばせた。ほかの先生に万が一見られても怪しまれないように、ラッピングの上から簡素な茶封筒に入れて。

 

 

卒業式。

 

式が終わって皆が帰った頃、名残惜しくてひとりで教室に戻った。

そしたら加藤先生がひょって現れた。

「あ、よかった。いた」

少女はなんといっていいかわからない。先生の顔を見ただけで泣いてしまいそうだ。こうして会えるのはもう最後なのだ。

少し周囲をうかがってから、先生はスーツの胸ポケットから封筒をとりだした。

「手紙書いてきたんだ。あとで読んでな。卒業おめでとう。これからも頑張って」

 

 

家に帰るまで待てず、校舎裏でひとりで手紙を読んだ。手紙には丁寧な文字で、新卒で初めての生徒をうけもって毎日不安だったこと、至らない点があったら申し訳ないと思っていること、少女やほかの生徒と過ごした日々がとても楽しかったこと、その生徒たちのこれからの幸せを心から願っていることが書かれていた。

 

手紙をありがとうございました。卒業したので最後に伝えます。先生のことが好きでした。1年間、私のような子供にたくさんの思い出をくれてありがとうございました。

 

少女は返信の手紙で、初めて恋をしていたことを伝える。

しばらくして先生から返事がきた。

 

君の気持ちはずっと前から気づいていました。僕はまだ未熟な教師だから、もっと君に対して何かしてあげられたのではないか、と自信がなかったりもするけれど、手紙をもらって、こんな僕でも何かの役にたてたのかなと少し安心しました。ありがとう。素敵な大人になってください。

 

そして少女と加藤先生は、しばらく文通をする。

そのうち少女には高校で好きな人ができ、加藤先生は恋人と結婚し、自然に手紙のやりとりもなくなる。そして思い出だけが残っていく…

 

 

 

みたいなさ…

 

長々となんだよこれ!ってのを書いてきたけど!! まあここ読んでる人は半分くらいお気づきかと思いますがこれ全部実体験なんですよ私の!!!!

 

なのでこれを書いている私は、シゲちゃんじゃなくて好きだった先生で脳内再生されているんだけども。もしこの先生との話を実写映画にするならシゲちゃんに演じてほしいなと思ったので!!!ついカッとなったんですごめんなさい!!! そういう映画っていうか少女漫画だと思ってくださいごめんなさい!!

「先生」って単語聞くともうどうしても私はこの思い出があふれてきちゃって、ポップでハッピーな面白ブログを書きたかったんだけど、こんなエピソードが実体験でゴロゴロあるんだからそれ書かなきゃだめかなって思って!

どうもー私生活切り売り芸人で~す!!!

 

ここに書いた胸キュンエピソードは本当にごく1部で、まだまだいくらでもあるんだぜ! 本当に紳士で、優しい先生でした…。今思い出しても好きになるわ…

 

で、ここからは余談なんですけども。

うちの実家では母がピアノ教室をやってるんですが、最近そこに新しい生徒さんが入ってきまして。

 

この先生の娘さんでした。

アパーー(てごちゃん)

 

「父からお話はよく伺ってました」ってうちのカーチャンにあいさつに来たらしいよ娘さん…しっかりしてるね娘さん…お父さんから何を伺ってるのかな娘さん…

 

事実は妄想よりすごいことが時にして起きる。という話でした。

ってか名前だけ加藤先生にしたけど今回の記事マジでジャニーズ関係なかった!! 終わり!!

 

 

 

 

 

 

 

不倫ドラマで見てみたいジャニーズ10選

むかーし むかしのことじゃった

ジャニオタ村に住む村民が、こぞって村を焼かれたがってランキングをつけておったそうな。

 

……いや、むかーしむかしとか言ってほんの数ヵ月前の話なんだけども。

流行りましたね、ジャニーズ10選。ていうか定期的に流行りますね。

当時ブログをやっていなかった(アメブロは一応あったけど)私は、村焼きから火がついた様々なランキングブログを片っ端から読みながらこんなことを呟いてみたりしていた。

 

 

その翌日TL上にまわってきて「うわーこれこれ、これがやりたかったんだよ~」と興奮したブログがこちら。

 それをRTしながら呟いた内容が以下。

 

そう、私は「不倫したいジャニーズ」10選をやりたかったのだよ……!!

でも不倫を推奨してると思われたら……とか、既婚の私がそんなこと書いたら不倫願望あんのかよキモいww とか思われるんじゃないかって……ピヨって……

でも先のブログのでこぽん (id:ponkandekopon)様が仰る通り「こんなドラマ見てみたいな~」くらいの気持ちなんだ! 信じてほしい!!  ほら昼顔? 売れたやん?? みんなドラマなら許せるやん?? フィクションやん?(慶ちゃんのエセ関西弁な感じで)

 

というわけで、ブログも作ったことだしずっと書きたかったことを放出することにする。「不倫ドラマで見てみたいジャニーズ」を以下、どうぞ。順位はつけておりません。

 

山口達也さん】

はい、まずは冒頭のツイートでも触れた達也さん。

達也さんは上司。主人公は新卒から3年目くらいまでの、まだ「新人」と呼ばれる立ち位置。穏やかだけど仕事には厳しく、叱られることもしばしばだが決して声を荒げたりしない達也部長のことを尊敬し慕っている。

ある日今まででも一番、くらいの大きなミスをしてしまう。泣きながら謝る主人公。達也さんは真剣な顔でミスの原因を追及し、次からは繰り返さないように改善策を提案して諭してくれる。更にそのミスのせいで迷惑のかかった各所に出向き、部長自ら頭を下げて事態を収拾してくれた。すみません、私のせいですみませんと謝る主人公の肩に手をポンッと置いて

「よーし、説教おしまい! 飲みに行くぞ!」

それで部署の皆で飲みに行く。最初は落ち込んでいて元気のなかった主人公も、先輩や同僚の気遣いでだんだん楽しくなってきて笑っていたら、上座に座っている達也部長が主人公を見て安心したように目を細めて微笑んでいるのに気づいて、また泣きそうになる。お開きになってタクシーに乗り込んだら、同じ方向だからと同乗してくる部長。今日はすみませんでした。ありがとうございました、と伝えたら、顔をのぞきこんできて「元気でたか」ってニコッと笑った。

その笑顔で恋してしまった主人公。でも達也部長は子煩悩で愛妻家。不倫なんてしないし、主人公もそんな達也部長が好きなので想いはずっと隠してるんだけど、なんらかの事件が起こってついに感情が押さえきれなくなり好きですって言っちゃう。丁寧に断る達也部長。でもその後になんやかんやあって、主人公が会社やめることになるとか結婚するとか、まあなんかそんな感じの理由で「最後に1度だけでいいから抱いて下さい」的な展開になり、1度だけ致します。その思い出を胸に新たな1歩を踏み出す主人公であった……

って最後の展開が全部「なんやかんや」なのは、この調子で書いていったら永遠に終わらないなと思ったからだ。とにかく優しく男気があって器の大きい達也部長が書きたかった。私は達也さんに夢を見すぎている。

 

【伊野尾慧さん】

いきなりでこぽん様とかぶってしまうが、いのちゃんはヒモです。もうヒモ以外考えられない。既婚の女社長の欲望を週1で満たしてあげてお金を頂いている。女社長は山村紅葉さんとかがいい。社長の旦那さんは婿養子で気弱な細身のおじさんで、立場が絶対的に弱いのでいのちゃんのことは知ってるけど黙認してる。なんなら「うちの妻がすまんね」くらい言ってきちゃう。 

いのちゃんはカーテンから射し込む日の光で目を覚まして、気だるげにベッドから出てきて、裸にシーツを巻き付けた格好で勝手に冷蔵庫開けて牛乳飲む。「あなた、毎回毎回お金だけでいいの。欲しいものがあるなら買ってあげるわよ」と上半身を起こして煙草を吸いながら社長が声をかけるが「んー、ほしいものは自分で買うからいいやぁ」とかふわふわ答えて、んじゃまた来週来ますね~ってほっぺに軽くチュッてして帰っていく。

私の中でいのちゃんってほとんどジルベール(@風と木の詩)なのである。「欲しいものも買わないなら、金なんてクソくらえさ!」って言って欲しい。似合う。でも伊野尾ジルベールは「憎しみで人が殺せたら……!!」とかは言わない。ジルベールから感情的な部分を排除して高田純次風味をプラスしたのがいのちゃん。なにいってんだ私は。

 

中間淳太さん】

お淳太様はいのちゃんと逆で、お金あげてるほう。学生時代にベンチャー企業立ち上げて、若くしてヒルズ族。奥さんは学生時代の同級生で、起業の時も支えてくれてたので別れるつもりはないが、デキる男は愛人の5人や6人いるもんでしょと思っているので大学生くらいの女の子と適当に遊んでる。「ええねんええねん、お金ならあるから」っつって美味しいもん食べさせて欲しい。たまに本気になっちゃう女の子がいるんだけどその時はしっかり抱き締めて「そっか……ごめんなぁ、辛い思いさせて……。ずっとこうしてたかったんやけど、○○ちゃんが辛いなら、もう会うのやめよ?」とか涙ぐむパターン。こいつマジ最低……って思うんだけどかっこいいし大人の余裕だし、なんたってお淳太様だから女子大生は沼から抜け出せません。こわいこわい。

 

小山慶一郎さん】

自担だけど、不倫する側じゃなくてされる側でノミネートですおめでとうございます。

前にaskで、束縛の激しい夫を演じる慶ちゃんが見てみたい、でも見たくないという話を書いたので前提はこちら、ということで省略。(https://m.ask.fm/tounoin/answers/129145041259)

この延長で、だんだんと慶ちゃんから気持ちが離れていって逃げていく奥さんを追い詰める演技がみてみたい。

慶ちゃんが仕事に行っている時間を見計らって男性と会うためにこっそりとマンションを出る準備をする奥さん。静かに家の鍵を閉め、怯えながらエレベーターに乗る。1階へ着いて扉が開き、オートロックの自動ドアを通ろうとしたその時ーー

「ユウコ(嫁の名前)」

「ーーッ!?」

ヒッ……と立ちすくみつつ振り返ると、ほほえむ慶ちゃん。

「どこ行くの?(笑顔)」

「あ……ゆ、夕飯の買い物に……  あなた、どうして?」

「取引先がたまたま近くでね。お土産を頂いちゃったから、家に置いて行こうと思って、ちょっと寄ったんだ(笑顔)  ーーー買い物?」

「え、ええ。少し遠くのデパートの地下まで行こうと思って」

「そう。ーー遠くまで行くなら、そんなヒールの高い靴だと疲れちゃうよ?  気を付けて行っておいでね」

笑顔なんだけど全然目が笑ってない慶ちゃん。このあと家に盗聴器仕掛ける………………うわーーーーん!!嫌だ!!!やっぱそんなこわい慶ちゃん見たくない! 慶ちゃんは可愛いのがいちばん!可愛いは正義!わかったら解散解散!!!!

ってかこのペースで10人書いたら1万字超えるので巻いていきます……

 

戸塚祥太さん】

とっつーには、ただれたW不倫を演じて欲しい。

とっつーの家庭は結婚3年目くらいで、そろそろ子供作るか~なんて言っている。仲は悪くない。お相手も同じような感じの家庭。ふたりは同業他社の営業で、取引先の接待ゴルフと飲み会で意気投合し、軽率に寝る。営業の合間に落ち会いランチしたり、接待と称して経費で飲みに行ったりやりたい放題。ちなみに大人数の飲み会では、机の下でこっそり足の指先を絡めたりしている。わりとバレるからなそれ!

最終的に色んなことが明るみになってモメたあげく、それでもそれぞれの伴侶と再構築して肩身狭いまま暮らしていく感じです。

 

稲垣吾郎さん】

吾郎さんはもともと週末婚というか、奥さんとは別居して自由に暮らしている人。職業は作家。不仲で別居しているというよりは、お互い自由人なので好きなようにしましょ、という感じで、時々は奥さんと食事に出掛けたりもするし別れる気もない。主人公は編集者で、吾郎さんの家に出入りしているうちにその浮世離れした雰囲気に惹かれいつしか恋仲となってしまう。

奥さんは、吾郎さんに恋人ができても問題ないよ~って方なので、一見これは不倫なのか? と疑問に思ってしまうくらい穏やかな状態。会いたい放題で、むしろ奥さんよりも一緒にいる時間が長いくらいである。最初はその状況に満足していた主人公だが、次第に精神のバランスを崩していく。こんなに一緒にいるのになぜ自分は「妻」になれないのだろう? 「日本の戸籍制度なんてくだらないよ。そんなことどうだっていいじゃないか」と吾郎さんは微笑む。でも。でも。

正直これが一番話として細かく書けるんですが辞めときますw

90分くらいの、ミニシアター系映画で見たいなと。吾郎さんが庭で薪を燃やしてチーズを薫製にし、これはワインよりむしろこっちが合うんだよって珍しい日本酒を出してくるようなシーンがきっとある。というか私のこの一連のイメージはいつか見たヒロくんとゴロチの暮らしに引っ張られすぎてるわ。

 

【中島裕翔さん】

家庭教師のバイトしてる大学生。教え子の母親と関係をもってしまうというベッタベタなAVみたいなパターンなので詳細は割愛します。笑。

母親(って言っても30代後半。教え子は中学受験を目指す5年生)から色っぽく迫られて、目を泳がせながら「困ります……」ってうつむくゆうとりんが見たいだけ。流されて関係を持ってしまった帰り道、電信柱を殴って「……っにやってんだよ、俺……!」って罪悪感と戦うゆうとりん…… 大丈夫ゆうとりんは悪くないよ(´;ω;`)

 

二宮和也さん】

一番王道の不倫。達也さんと同じく社内の女の子が相手というシチュエーションだが、誠実な達也さんと違ってニノさんは「愛してるのはお前だけだよ、嫁とは別れるから待ってて欲しい」とか言っちゃう役である。

主人公の5個上くらいの先輩で、教育係。昨年子供が生まれたばかりだが「子供は可愛いけど、もう嫁のことは女として見られない」らしい。主人公と一緒に進めたプロジェクトが無事成功したお祝い、と称して飲みに行き、酔って熱く仕事について語る。

「こんな話できるの、お前だけだよ。後輩だけど、ほんとに大事なパートナーだと思ってる。ありがとな」って言われて主人公が思わず泣いてしまうと「ちょっ……おい、どうしたんだよ~!」って慌てて手を握って、そのまま顔が近づいて唇が……

それなりに本気で好きになるんだけど、やっぱり奥さんとは別れられない人。

 

上田竜也さん】

緩和ケアの病棟看護師。

末期がんで入院してくる儚げな女性。綾瀬はるかさんとか、色白の美人がいい。

女性のご主人はバリバリの仕事人間で、忙しさを理由にめったにお見舞いにこない。忙しいといいつつちゃっかり愛人はいて、病気の嫁は邪魔だから病院に丸投げすればいいやと思っている鬼畜である。

そんな夫への文句を言うわけでもなく、女性はいつも明るくキラキラした笑顔を見せる。車椅子を押して病院の庭を散歩させる上田くん。

あの花ビオラ。あれはコブシ」 花の名前を教えてくれる女性。

「このいいにおいのはなんすか」

「これは沈丁花。不死とか、不滅、永遠って花言葉があるのよ」

「……」

「ふふふ、人間だもの、私みたいに病気にならなくたっていつか死ぬわ。でもね、永遠、はあるのよ」

「永遠?」

「においの記憶ってね、残りやすいんですって。この沈丁花の香りがする季節になったら、あなたに私を思い出して欲しいな。そしてあなたがまた大切な誰かにこの花の話を教えて、その人がまた子供に教えて、そのまた子供に伝わって……」

「……」

「今日こうしてあなたとお話ししたことが、永遠に続いていく可能性は、あるわよね」

「……忘れません、あなたがいたことは、俺が忘れません」

 

書いてて恥ずかしくなってきたけどとにかくね!上田くんには純愛をしてもらいたくて……!ううう……!!

いよいよ最後の日が訪れる。容態が悪化したのを見て先生を呼びに行こうとする上田くんを引き留める女性。「わたし、最後にあなたに出会えて、ほんとによかった」と、途切れ途切れの息で言う。人工呼吸器をずらして、そっと触れるだけのはじめてのキス。そのまま意識を失う。

ご主人がやって来たのは死後しばらくしてからだった。赤く潤んだ目で力一杯睨み付ける上田くん……

 

はいはいはいはい、ここまで書いてきたけどこの「泣き腫らした目で睨む上田くん」が書きたかっただけです!!

幸せになってほしい……たちゃん……(´;ω;`)

 

風間俊介さん】

主人公は専業主婦。風間くんは不動産業で働いており、平日がお休み。奥さんは土日休みの仕事をしている共働きで、休日が合わずふたりの時間がほとんどないことで夫婦仲にも溝ができていた。主人公の夫は仕事仕事で全く妻を大切にしないタイプであり、こちらも夫婦仲が冷えつつある状態だった。

平日昼間のカルチャースクール(料理や裁縫など色々やる)でふたりは出会う。

「男性でこういった教室に来られるの、素敵ですね。お料理できるご主人で奥様がうらやましいわ」

「いやー……実は妻は料理が苦手で。それに一緒に食べることもほとんどないんです。僕ひとりで作って食べるときに、どうせなら美味しいものが食べたくて。じゃあ習おうかなって」苦笑いする風間くん。

ある日本屋でバッタリ出会うと、同じ漫画を手にしていた。「○○、お好きなんですか?」「はい!僕実はオタクっていうか、漫画好きで」「私もなんですよ!」「あー……よかったら、お茶でも飲みにいきませんか?」

お茶をしにいくとびっくりするくらい趣味が合うふたり。すっかり意気投合し、定期的に会うようになり、いつしかお互い恋愛感情を抱くように。しばらくもどかしい感じですれ違う(連ドラなら4話くらいまでくっつきそうでくっつかないやつ)が、ついに一線を越えてしまう……

 

今まで9パターン書いてきたが、全て最後は別れが訪れている。が、この風間くんのものだけはこのあとくっつきます!! 不倫ではレアケースのハッピーエンド!!

だって風間くんだよ? 風間くんとなら幸せになれるって宇宙の真理じゃない?

今まで書いてきたのは普通にドラマとしての絵を想像してたけれど、正直この風間くんのだけは目の前で私に向かって風間くんが笑ってくれてる感覚。「もっと早くあなたと出会えていればなぁ……」なんて埃かぶったような台詞も風間くんが言えばほら不思議!! すごいリアル!!!

 

 

というわけで、風間くんへのリア恋を確認して満足したのでこのへんにしておきます。正直いくらでも書けるんだけどタブレット触りすぎて腱鞘炎になりそうで限界だ……(家のPCが使えないためタブレットでチマチマ書いてる)

 

今回一番面白かったのは、このブログ書こうと思い立って、誰がいいかな~デヘヘ~~ってニマニマ構想練ってたタイミングでaskのほうに「不倫についてどう思いますか」って質問が来たことでした。なにそれ怖い!!誰か私の頭のぞいてた!?

 

一応不倫について思うことはaskで回答した通りです。https://m.ask.fm/tounoin/answers/133146926187

こんなブログ書いといて全く説得力ありませんが、不倫はいいことないぞ!

 

 

ジャニオタの夫、あるいはジャニオタの夫担当としての活動

 先日Twitterで、既婚ジャニオタの皆様が盛り上がっていた。

発端はあややさん(@hraom)のこちらのツイート。

 

 

これは常日頃から夫大好き芸人を公言している私が参加しないでどうする! と意気込んだものの週末忙しくて完全に出遅れ、出遅れている間に既にあややさんのブログではまとめが掲載されていた。

 http://moarh.hatenablog.jp

 

というわけで今更感半端ないけど一応簡単に書いておきます。まとめに載っていた方々は「夫もわりとジャニーズ好きです」的な方が多いようだが、うちは違うので正直まったく面白いことは書けない。まあ、こういう家庭もあるよというひとつの事例として紹介だけはしようかなと。

 

はるひさん(@b_haruhi)さんの記事(http://honeybeat3941.hatenablog.com)と同じように、あややさんの以下ツイートに沿って書いていくこととします。

 

 

【長い前提】

夫36歳(私のひとつ上)。お互い常連だった行きつけの飲み屋で知り合った。もうすぐ付き合って10年目突入。結婚して2年半。私がNEWSに転がり落ちてジャニオタになったのは今年の1月なので、正確には「妻がある日突然ジャニオタになってしまった夫」である。子供はいない。

 

夫と付き合うことになった2006年当時まで私は、何かの熱心なファンとしてアクティブに活動するような世界を知らなかった。自分の軸となる趣味は漫画収集とニコニコ動画。お笑いは当時から好きだったが茶の間でテレビを見てネタ批評しているタイプで、暇もお金もそこそこあったのに「ライブに行く」という発想自体がなかった。

付き合ってすぐに「俺はレッズサポだから、土日デートとかできない可能性が高い」というようなことを言われて本気で意味がわからなかった。そもそも浦和レッズというチームがあることすらその時はよく知らなかったし、サッカーを見に行くという発想自体が無いので彼がレッズサポであることと土日が埋まることの関連性が理解できない。「よくわかんないけどなんか趣味があるならそれ優先させてくれていいよ」と言う私に彼は「1回でいいから一緒に行こう」と半年言い続けた。

お互い好きなものには干渉しないタイプなのに、そんなにも熱心に誘ってくるなんて物凄く珍しいことだった。サッカーには心底興味がなかったけど、この人がこんなに言うなら何か理由があるんだろう、と思い1度だけ着いていくことにした。

それで私は「何かを追いかけて現場へ行く」という世界を知ってしまった。

ライブで何かを見ること、同じものを好きな者が集まる空間、そうして出来た仲間たち。全部が衝撃的で楽しくてワクワクして、気づけば北海道や九州までサッカーを見に行くことが普通になっていた。

 

後になって夫に、何故私をサッカーに誘ったのかと聞いたところ「サポーターってものがピンときてないみたいだったから、1回見せれば『こんな生活があるんだね、私には合わないけど理解した』と納得して、俺がサッカーに行くのを許してくれるだろうと思ってた。お前までハマるのは想定外。失敗した」のだと言う。

彼は人生において恋愛の優先度が低く、自由に行動していたいタイプである。自分の世界を守るため、私にその事実を見せて納得させたかったのだそうだ。まさかその守ろうとした世界に入り込んでくるとは、確かに失敗といえるだろう(笑)

(結果的に、レッズが共通の趣味となったことはふたりにとってとても良いことだったので「失敗」というのはあくまで冗談である)

 

そうしてレッズのおかげでライブの楽しさを知った私は、その後芝居鑑賞やお笑いにハマった際、ホイホイ現場へ行くタイプのおたくになった。彼をほったらかしにしてあちこち飛び回るようになったので、夫としても自由時間が増えてwin-winである。めでたしめでたし。

 

【①嫁がジャニオタであることに好意的かどうか】

 

というわけで、ジャニオタの土台を作ったのは彼とも言えるので、嫌がられることはありません。好意的というよりは、別に私が何を追いかけていようがどうでもいい、という感じ。まだコンサート遠征はしたことがないけれど、結婚前の芸人(ロザン)オタク時代にも関西方面にしょっちゅう行ってたので問題ない。彼はほんとに芸能人に興味がなくてテレビもほとんど見ないので、私が見たい番組があればチャンネル権も私にくれる。(面白くなければ一緒に見たりはしない。私がテレビ見てる間はたいてい将棋ゲームやったりしてる。でも鉄腕dashはわりと見る)

一緒にコンサート行こうって行ったら行く?と聞いたら「うーん、行かないな~」と言っていた。うん、別に私も一緒には行きたくないw

 

【②好意的な場合どのくらい許容してくれているか】

【③好意的でも許して貰えないことはあるか】

 

夫に迷惑をかけなければ大体OK。家にジャニ友を呼ぶのもOK(ただし一応、夫の都合を聞いてから日程を組みます)

ちなみに、我が家は完全に財布が別。夫婦の口座がひとつあり、毎月お互いの給料から同額を振り込み、光熱費や自炊分の食費はそこから引かれる。夫婦共通の生活費以外は自分の手元に残るのでそれをどう使おうと自由である。自分で稼いだ分は自分で使う。当然、自分の稼ぎの範囲を超えてジャニオタ活動することは許されない。

あと、テレビをリアルタイムで見る以外(DVDを見る等)は、夫が家にいる時は基本的にやらない。これは夫に言われたわけでなく、単に私が夫のことを好きだから、彼がいるときは彼と話をしたいだけである。コンサートや舞台など、日程が決まってしまっているもの以外は、基本的に夫との予定を最優先としている。

泊まりの予定もよっぽどのことが無いと入れないつもりである。まあ私の給料では遠征もままならない、というのも大きな理由だが、夫を置いてあまり家を空けるのはしのびなくて。次またNEWSのツアーがあっても、遠征は1公演まで……というふうに自分で制限すると思う。夫本人は、私がいなくても全然かまわないらしいのだけど。

「私が、あなたではない若い男の子にキャーキャー言ってるの嫌だったりする?」

「楽しそうでよかったねーと思ってる。むしろ君の重い愛が分散してくれていいのでは」

だそうです。笑。

 

【④夫が選ぶ最強ジャニーズ】

 

全然予想がつかなかったので直接聞いてみた。

 「……修二と彰かな」

 

えーーー!!まさかのグループ外ユニット!!ww  超意外だった!

しかもドラマ見てたのかなと思いきや見てない、と。とにかくこの頃職場のカラオケに行くと誰かが必ず歌っていたそうで、めちゃくちゃ売れたという印象が強いのだそうだ。そのため彼の中ではジャニーズといえばこの曲。だから修二と彰が最強。という発想らしい。ただし修二と彰が誰と誰なのかはわかっていなかった。

「山Pと亀梨くんだよ」

「亀梨くんはあれか、明彦か」  金八ならわかる夫。

 

あとはKinKi Kidsかなーと言っていてそれも意外だった。

学生時代にカラオケで歌ったかららしい。カラオケそんな好きじゃないし行かない人なのだが、テレビも見ないし音楽も聞かないので情報源がそこしかないからかも。

 

【⑤日々の小ネタ】

 

  • 私の影響でチャンカパーナが気に入ったらしく、時々「チャンカパーナー」って口ずさんでいる。いつのまにかググって少し振り付け覚えてて笑った。職場のカラオケで踊ったらしい。
  • 金八大好きでめちゃくちゃ見てるので、風間くんを見ると「健次郎」って言うしシゲのことは「ハセケン」って言う。でもまっすーのことはまっすーって言う。まっすーすごい。
  • 夫は将棋好きなので、ひふみん(加藤一二三9段)が出てるよとアウトデラックスを見せたらちょうど塚ちゃんが出ていた回だった。金髪=塚ちゃんになったらしくこの前手越くん見て「これ塚ちゃん?」と言っていた。(最近では手越くんはわかるようになった)
  • 慶ちゃんを好きになったとき「お前の好きそうな顔だわ~~~」って言われた。彼は私の好きなタイプがすぐわかるらしい。色白で目が切れ長で中性的な人。夫は真逆で、黒くてハッキリ二重で男っぽいので、不思議なもんだよなと思う。
  • この間Mステ10時間で、キムタクがAKBの恋チュン踊ってるの見て「やっぱりキムタクは凄い」「華が違う」「なんならキムタクが一番可愛い」って絶賛してて面白かったw

 

夫大好き芸人として普段から呟いていますが、夫には様々な面で感謝しかありません。私の性質を理解してくれてうまく扱ってくれるのも、たいていのことは好きにさせてくれてるのも、私にとっては本当に最高のパートナーだと思います。だから私も夫のことを最大限尊重しますし、どんなに自由にさせてもらっても絶対に夫をないがしろにするようなことはしたくないと思っています。NEWS担で小山担ですけど、夫の担当でもあるのです。日々感謝。

ロザンファンと居住エリアアンケート結果

はてなを開設してグループ「ジャニーズ」に入ったというのに、いきなりジャニーズ関係なくて芸人に関する内容です、グループから来た方はごめんなさい!

 

ジャニオタは文才のある人が多い。

Twitterでやりとりしているフォロワーさんにも楽しいブログを書かれる方がたくさんおり、毎日誰かが何らかのお題を投げ掛けて妄想や考察に興じ、140文字では収まらなくなるとブログをしたためる。

そんな中、ここ最近は「兼オタアンケート」なるものがブームになり様々なアンケートがタイムラインを賑わしていた。

 

NEWS担はJUMPで誰が好き?

http://restars.hatenablog.com/entry/2015/09/17/214014

NEWS担は嵐で誰が好き?

http://lgc-24.hatenadiary.jp/entry/2015/09/19/230131

 

これらのアンケートにホイホイ参加し、結果を見てはワクワクしているうち、私にもどーーしてもやってみたいアンケートがあることに気づいてしまった。

 

私はジャニオタである以前に、お笑い芸人「ロザン」のファンである。

自分の人生で何かを熱心に追いかけたのはロザンが初めてであり、独身時代の一時期はロザンの舞台があれば西へ東へ追いかけていた。その頃、ライブや番組のレポをブログに記しており(残念ながらしばらく更新しなかったら消えてしまい今はもう残っていない)、ブログを通じて全国のファンの方と知り合い、たくさんの方と実際にお会いすることができた。

そうして何人ものファンの方々と交流しているうち、私の中にある仮説が生まれてきたのである。

 

「関東のファン*1は菅さん寄りが多く、関西のファンは宇治原さん寄りが多いのではないか……?」

 

ロザンのレギュラー番組は関西ローカルが中心である。既に東京へ進出しているので、劇場に行けばコンスタントにふたりの姿を見ることができるが、関西ローカル番組が映らない地域では、テレビにおいてふたりの姿を見る機会はあまりないのが現状だ。宇治原さんは全国ネットのクイズ番組によく出演されるので、関西以外のお茶の間には宇治原さんの方が露出が多い。

そのためロザンに対する印象は関東と関西でわりと異なっている。

 

京進出前、まだ関西のみで活動していた時のロザンは、男前でかわいらしい菅さんの人気が高く、宇治原さんはいわゆる「いじられキャラ」だった。菅さんは単独で大阪ガスのCMにも出ているため、関西ではふたりの知名度に相違はない。

しかし東京では「えっクイズの宇治原って芸人だったの? 相方だれ? ネタもみたことない」という人がまだまだ多い。

 

ロザンはとても仲のいいコンビであるため、ファンもどちらか一方ではなく、仲良しのふたりという全体を愛している方がほとんどだ。

しかし関東在住の私は、ブログを書いていた当時は「菅さんの魅力を全国に伝えなくては……!」という妙な使命感にかられ、若干菅さんに肩入れしていた。当時知り合った関東のファンは、菅さんの情報にいつも飢えていて、全国ネットにコンビで出演する機会があれば泣いて喜ぶような人がたくさんいた。宇治原の相方って誰?と聞かれる度にくやしくて、それがブログを書く原動力になったりもしていた。

方や関西のファンは「宇治原さんは本当はかっこいいのに、いじられキャラだからくやしい」と宇治原さんに肩入れする方々が多いような気がしたのである。宇治原さんをひいきにしているファン仲間が言った言葉で忘れられないものがある。

「わたし、あまのじゃくだから。メジャーじゃない方好きになんねん」

それを聞いて私は答えた。

「えー、私も結局メジャーじゃない方に肩入れしちゃってるんだよ。つまりロザンファンはあまのじゃくばかりってこと……?

 

 と、いうわけで前置きが長くなったが、数年の時を経て、いよいよそれを検証するときが来た!のである! 

実は当時とはいくぶんファンの状況が違ってきているため、正直前述の現象は最近感じられなかったりもする。じゃあなんでアンケートとったかって、ただ単に楽しそうだったからだ!

 

それでは開票。

 

【概要】

▽期間: 2015.9.20 10:00~  2015.9.23 12:00 

▽回答数: 95

▽目的: 居住エリアとファンの関連性を検証する

 

《設問①  あなたがロザンのファンになったのはいつですか?》

 

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予想はしていたけど2009年の強さよ……!!なにをかくそう私も2009年出のロザンファンである。果たしてこの頃何があったのか?  そのひとつの答えは次の設問で紐解かれる。

 

《②ファンになったきっかけのテレビ番組などがあれば自由にご記入下さい》

 

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任意回答にも関わらず80名の方にご協力頂いた。

複数回答された方の回答も全てカウントしているので重複はあるが、やはりクイズ番組が圧倒的である。パッと見、Qさまが一番多いように見えるが「平成教育委員会」「平成教育学院」をまとめるとそれだけで半数近くなる。(平成教育予備校と回答頂いたものは学院にまとめた)

 

宇治原さんが平成教育予備校に初登場したのが2006年。予備校からレギュラー番組となった平成教育学院に定期出演し大活躍していたのが2007年~。そのあたりから飛躍的にファンの数が増えている。

 

さあ、いよいよ本題である。

ひとまず全体の回答を先に掲載する。

 

《③ ロザンのおふたりのうち、特に好きなのは?》

 

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④ あなたのお住まいの地域で、ロザン出演の関西ローカル番組は見られますか?》

 

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やはり基本がニコイチ愛のロザンファン。大きくどちらかに偏ることなく、平均的な結果が出た。コンビ派としては菅さん寄りの方がやや多いものの、宇治原さんは個人のファンが菅さんよりも多い(菅さん個人のファンのちょうど倍の人数だった)。

関西ローカルの視聴環境に関しては、送れ放送も入れればちょうど半々くらいになった。見られない環境の私から発信したアンケートにしては、幅広いエリアの方々に行き渡ったようでありがたいことである。

 

さて。ではここでいくつか気になる点について細かく見ていこう。

まずは最も多かった「2009年にファンになった」方の内訳である。

 

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平成教育学院、強し……!

ファンになったきっかけの番組を複数答える方は平成とQさまを両方書かれる方が多かったのでQさまも多いが、宇治原さんが全国放送のクイズに出るようになったのは平成教育がきっかけだったので、ロザンにとってターニングポイントとも言える番組だったのだなあと改めて感じる。またこの番組は宇治原さんだけでなく菅さんも時々出ており、宇治原さんをいじられキャラにし菅さんが賑やかす、という関西のロザンのような姿を見られることも大きかった。2009年あたりは宇治原さん、菅さんのキャラクターも固まってきており、関西ローカルが入らないエリアでも「ロザン」というコンビの魅力をたくさん感じられる番組であったように思う。

そして2009年に特筆すべきは、そう、アメトークである。

アメトークの「愛方大好き芸人」が放送されたのが2009年6月であった。

私自身この「愛方芸人落ちのロザンファン」なのでよくわかるが、放送当時のファンの増え方は、凄い瞬間風速を叩き出していた。それまでただの独身OL日記であり友人数名が読むに過ぎなかった私のブログが、アメトークきっかけにロザンに落ちたことをネチネチ書いたら爆発的にアクセスが増えた。「私もアメトークで落ちました!」という書き込みが来るわ、来るわ。あのアメトークで初めて「ロザンというふたり」を認識したときの衝撃は忘れられないし、自分と同じような人がゴロゴロいたことも忘れられない。

そんな2009年出のファンのTV事情はこちら。

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関西エリア外が8割以上!!

アメトーク、Qさま、平成などで関西以外の多くの人がロザンを知ることができたのが2009年なわけである。

アンケート発信元の私が2009年出であるということもあり結果にバイアスがかかっている可能性も否めないが、実際にライブ通いをしていた体感でも2009~2011くらいは確かにロザンバブルが訪れていたと思う。私は「ロザンのトーク」に初回から行っているが、2009年9月の初回は普通に取れたチケットが、11月の2回目からは落選者続出だった。最近では落ち着いてきているので、やはりあの頃はちょっと異常だったような気がする。

さて関西以外のファンが多い、ということは菅さん寄りが多いのでは? というのが本来の目的であったわけだが……

 

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そんなでもなかった。笑。

前述の通り、年月が経ってファンももう落ち着いてるんじゃないかなと。菅さんがTwitterをされているのもあり、2009年当時の、菅さんに飢えていたあの感じが今は無いからかもしれない。

 

【全国区になる前からのファンは?】

さて次は、ロザンが……というか宇治原さんが全国放送のクイズに出る前からのファンについて検証してみよう。ていうか長いけど大丈夫ですか皆さん、飽きてませんか(笑)

一番最初の表から、露出が増えて認知されたのが2007年~と仮定して、デビューから2006年までにファンになった人を抽出。

 

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当然と言えば当然だが、関西ローカルを見られる環境の人が多数である。

 

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複数回答も含まれているためこの時代ではないアメトークも入っているが、やはり関西、ぷいぷい強し。そしてウエッサイ!! 人間マンダラクワンガクッからファンという方がいらして、いやはや、うらやましい!

で、だ。問題は次ですよ。

 

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どうですかこれ……! これちょっとあまのじゃく感でてませんか……!?

コンビのふたりを日常的に見られるエリアの人は、いじられキャラの宇治原さんに肩入れする傾向があるのでは……?

 また、これは個人的な推測だが、特にWEST SIDEくらい昔からのファンの方は、その頃特に顕著に行われていた「宇治原さんブサイクいじり」に反発している方が少なからずいるように思う。だってあんなにかっこいい人がブサイクブサイク言われてるところにリアルタイムで遭遇したら、私なら全力で宇治原さん推すよ……!

余談だが宇治原さんはクイズで有名になってから、全国区では元来のかっこよさが普通に認められているため、関東の宇治原ファンには「宇治原さんは世界一かっこいい!」的な過激派がたまにいた。過激派は宇治原さんがブサイク弄りをされることに慣れておらず、たまに関西の番組ノリで弄られてるのを見るとマジ切れしていたのを思い出す。

 

【最近ファンになった人は?】

では逆に、最近ファンになった人の内訳を見てみよう。2011年~今年にファンになった方。

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やはり関西ローカルを見られない人が多い。

そしてコンビバランスがこちら。

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おおおお……! これもあまのじゃく感が……!

まあ回答者数が少ないので割合が大きく出てしまうというのもあるが、ふたりでいるところをなかなか見られないファンは、菅さんに若干肩入れしている傾向なのではないだろうか。会えない時間が愛を育む、的な……?

ちなみにこの年代にファンになった方は「ネット動画を見て」という回答が多いのも特徴だった。

 

 

 【まとめ】

最初に仮説を立てた「ロザンファンはあまのじゃくが多いのではないか?」という点に関しては、ある程度の傾向が出たように見える。しかしこれは「関東のいちファンのTwitterから繋がった95人」という大変狭い世界でのものであり、例えば私でない人が100人集めて統計を取ったらまた違った結果になるだろうし、もっともっと満遍なく調べたら結果はどんどんフラットになっていくのかもしれない。今回、北は北海道から南は九州の、10代から60代まで実に幅広い年齢の方にご解答頂いた。いち個人が呼び掛けただけでもそれだけの多岐に渡るのだから、ファンの層も愛し方も千差万別で特別な傾向なんて本当はないのだろうと思う。とはいえ、このアンケートを行ったことで、ロザンという芸人さんがとてもたくさんの魅力をもっていること、たくさんの人がそれぞれのきっかけで彼らの魅力に気付き愛していることを再認識できた。

このアンケートが、ご解答頂いた皆様のロザンに対する思いを更に深めるものとなれれば嬉しいし、これをご覧になったファンの方、まだファンではない方にも何かしらの暖かさのようなものが伝わればいいなと願う。

 

最後になりますが、このような自己満足のアンケートにおつきあい頂いた95名の皆様、記事を読んでくださった皆様へ心より感謝申し上げます。

そして、ロザンおふたりの更なるご活躍をお祈り申し上げます。

いつまでも、仲良く楽しそうに笑い合うおふたりのことが大好きです。

 

 

 

【おまけ】

流れ上紹介できなかった「好きになったきっかけ」の「その他」についてせっかくなので記しました。本当に、沼の入り口はどこにあるかわからない!!

  • 「ロザンの08ベスト」DVD
  • 「お笑いポポロ」のグラビアで
  • ロンブー淳MCの「ヤマワケQ」といったようなタイトルの2~3回やったクイズ番組で、飛び抜けた正解率の宇治原さんに興味をもって
  • 広島ローカル「ぶらぴ」
  • わらいのじかんクワンガクッ
  • アッコにおまかせ初出演
  • ざまんざい
  • 14ベストに京大卒の友人に連れていかれて
  • お笑い課外授業
  • 大阪ガスのCM
  • 男前芸人のランキングから気になって菅さんの画像を見て落ちた

 

※書籍、というくくりは京大芸人シリーズでした。

*1:「ファン」には色々あるが、ここでいう「ファン」は劇場に通ったりDVDを買ったりしてお金を落としたり、ファン仲間とのやり取り専用のTwitterアカウントがあったりするガチ勢

誰かを好きになる気持ちも苦しむ気持ちも

30も半ばにして、2015年から唐突にジャニオタになった。

 

追いかけているのはNEWSだけだが、TwitterでNEWSのことを呟きまくっているうちにあれよあれよと増えていったジャニオタのフォロワーさんのおかげで、他の様々なグループのことも全て愛しく思っている。

さて、そんな風に毎日アイドルを可愛い可愛いと愛でているのだが、まだジャニオタになって1年も経っていないのにスキャンダルを見る機会が多々あった。

 

私が今まで属していたファンコミュニティは芸人(ロザン)と俳優(綾野剛)。芸人……というかロザンはふたりとも恋人の存在を隠さずテレビやライブでも話しており、宇治原さんはそのまま結婚した。ショックを受けていたファンも勿論いたが、おおむね祝福ムードだったし、その結婚の直後うっかりフライデーに載った時も大多数が「あらあらまあまあ……苦笑」といった反応だったように思う。

綾野さんは、私がファンになった2014年以降は目立った報道は無いが、そりゃもう浮いた話題に事欠かない方である。とはいえ関わった人を男女の別なく片っ端からメロメロにしていく「人たらし」ぶりにファンもメロメロになっているためか、あまり彼の恋愛事情にとやかくいう意見を目にしない気がする。

 

そんなわけで、ジャニオタになって一番「これがアイドルファンの世界か~」と興味深く感じたのは、熱愛報道が出た時のファンの阿鼻叫喚ぶりであった。

 

先に私自身のスタンスを述べておくと、アイドルもどんどん恋愛や結婚をすればいい、と思っている。というかそのことにファンが文句をいう筋合いはどこにもない。

前述の宇治原さんフライデー事件(要するに結婚前のワンナイトラブ暴露)の際、ファンの方から「宇治原さんが報道について何も触れぬままTVに出ているのが許せない。彼は公の場で謝罪すべきではないか」と相談をうけたことがある。

「そもそもその報道が事実かどうかもわからない上、もし事実だったとしても彼に謝罪を求める権利があるのは奥さんだけである。事務所やマネージャーに業務上の迷惑がかかったならそこにも謝らなければならないかもしれないが、我々ファンにはなんら関係のないこと。このことで好きな気持ちがなくなってしまうのは人間の感情だから仕方ない。が、彼にその責任を求めるのは違うのではないか。我々は彼の恋人でも家族でも友人でも仕事仲間でもなく、他人なのだから」と私は答えた。

 

アイドルファンになってからも、基本的にこのスタンスは変わっていない。

 

だから今回、嵐の大野くんの件で、大野くんが「謝罪」して「友達だけどもう2度と会わない」と言ったとのNEWSを見て、私は鈴木雅之みたいな顔になった。

https://youtu.be/iAccGIsG4Sg

謝ったりしなくていいんだよ、大野くん。

友達なら会えばいいじゃないか。

本当に好きで、作品のインスピレーションを受けたりするほど大切な人なら認めたっていいんじゃないか。

 

「事務所にそう言わされている」という意見も見たけれどそれだって推測でしかないし、個人的にはジャニーズ事務所ってこちらが思うよりずっと風通しがいいんじゃないかなと思っているので、もっと違う言葉を選べる可能性は十分にあったのではないかという気がしてならない。だから凄く残念に思った。

 

今回の大野くんの件で、「アイドルと恋愛」についてよく見かける以下の2点について考えさせられたので、ここに残しておこうと思いブログを書くに至った。あくまで個人の考えでありこれが正しいと言いたいわけではないことを予めご了承頂きたい。

 

【①アイドルは夢を見せる商売だから恋愛禁止である】

 

一部女子アイドル事務所は恋愛禁止なのだそうだ。彼女らはそもそも「恋愛禁止」という契約のもとその事務所に足を踏み入れている。なのでその就業規則を破ったならば解雇されても仕方がないし、株主ともいえるファンが「恋愛禁止の事務所所属だから貴女を応援できたけどそうでないなら応援できません」というのも理にかなっている気がする。

余談であるが私の勤める会社は、入社時に「入社したら会社でもプライベートでも一切たばこを吸わないことを誓います」という誓約書にサインさせられる。もし違反したら退社させられても文句いいませんという書類にもサインしている。まあ実際は全社集まる会議なんかでも喫煙所がちゃんと設けられていて普通に吸えるので形だけの規定ではあるのだが、書類にサインしてる以上、たばこを吸う人は辞めさせられても仕方ないわけである。

喫煙も恋愛もいけないことではない(たばこの害うんぬんは置いといて、少なくとも法律で認められている)  が、自らその条件に納得して選んだ会社の規定なのだから、少なくともその会社に所属している間は、社内のコンプライアンスを意識するべきであろう。先日女性アイドルが恋愛禁止を破ったとして事務所から損害賠償を請求され、認められたという裁判があったが、法的には妥当な判決と言うしかない。

「そもそも恋愛禁止という規定自体が人権侵害なのでは」という意見は最もだが、それはまた別に争われる話であり、その争いの結果こんなくだらない規約の事務所が無くなればいいなとは思っている。

 

さて。シゲちゃんも言っていた通りジャニーズは恋愛禁止ではない。

ジャニーズにはそんな人権侵害のくだらない規約はないのである。

太一くんはaikoと付き合っていたし、長瀬くんはあゆと手をつないで歩いていた。長瀬くんがあゆと交際宣言したのなんて2001年だよ。長瀬くんはまだ20代前半だったし若いファンも多かった。でも堂々としていた。

34歳の大野くんがそうしてはいけない理由はどこにあるのだろう。相手が一般人だから? 嵐が日本経済を動かすほどの人気だから?

 

繰り返すが確かなのは、事務所(会社)の契約事項に恋愛禁止という文字はない、ということだ。その会社の社員は恋愛しても良いし、その会社の株を買っている立場の我々はその方針を支持していることになる。裁判にも当然ならない。

 

【②恋愛は自由だからしてていいよ!でもプロなんだから隠すべきでしょ!】

一番よく見る意見であり、一番書きたかったのはこれについてだ。

 

「アイドル」の「仕事」はどこまでの範囲なのだろうか。

辞書で「アイドル」をひくと、本来の意味の「偶像」以外に「憧れのまと」「熱狂的なファンをもつ人」などが出てくる。

見た目を磨いて、歌やダンスなどのパフォーマンスを磨いて、見るものを熱狂させる。だけでなく「憧れ、崇拝」されるためには人間的な魅力も問われてくる。この「憧れ」というのが曲者だ。

我々ファンは、パフォーマンスを見るだけでは飽き足らず、好きになればなるほどもっと彼らのことを知りたくなる。雑誌やインタビューなどで彼らの内面を知ろうとする。そして彼らの語る言葉から人柄を汲み取って、人間的にも尊敬し憧れ更に好きになる。アイドルとしての表面的な言葉ではなく、彼らのプライベートが垣間見られるような情報ーーたとえば休日の過ごし方だとか、お気に入りの家具だとかーーを得られると妙なトキメキを覚える。

にもかかわらず、その「プライベート」における「恋人」の存在だけは「隠せよ」と要求するのだ。

その情報だけは「憧れ」のアイドル像を崩してしまうものだという。いわゆる「リア恋」としてアイドルを追いかけていない立場のファンの方たちも、そんなプライベートは見たくないし隠してくれと言う方が多いように思う。

 

これはもう理屈や言葉で表せるものではなくて、ただ単に嫌なのだろう。ジャニオタではない人から「それって結局相手を恋愛対象にしてるってことでしょ。自分が付き合えるわけでもないのにウケる(笑) 」なんて言われたりもするが、違う、違うんだ、恋愛とかそういう言葉で表せるものじゃないんだ。大事に育ててきた憧れの感情が、なぜだかわからないけど揺さぶられるんだ。だからアイドルをアイドルとして好きでい続けるために、アイドルにはその部分は隠してほしい。

 

理屈ではなくそう感じてしまうのは物凄くわかる。わかるが、それを「アイドルの仕事」として要求し「隠せよ」と命令してしまうのはいささか乱暴だと私は思う。

 

そもそもほとんどの場合彼らは隠そうとしているのだ。それを週刊誌が勝手に撮ったり、あるいは彼らが心を許していた人が裏切って情報を売ったりしているだけで、それについての憤りを撮られた側の彼らにぶつけるのは何か違う。

手越くんと某アイドルのスクープが出た時「コンサートツアーオーラス前に何やってんだ」「新曲発表になったばかりなのに、このせいでTVに出られなくなったりしたら許さない」などという意見をチラチラ目にしたが、あのスクープ写真はずっと昔のものであり、それを、一緒に旅行にいくような仲間だったはずの人がたまたま(もしくは意図的に)あのタイミングで裏切っただけだ。手越くんは被害者でこそあれ、落ち度はないのではないか。本人の落ち度でもないもので憎まれるのは見ていていたたまれない。

 

また、「スキャンダルが出るとファンが減る、その結果グループの人気がなくなるのが怖いから嫌」という意見も見たことがある。確かに多少ファンの入れ替わりはあるだろう。だけど、デビューできているような人々はもはやそんなことではビクともしない力があると思うのだ。そのスキャンダルが、たとえば素人を次々レイプして孕ませて堕胎させてるとか、マジで人間としてどうかしてる内容ならそりゃおしまいだけども。恋人がいました!半同棲です!みたいな普通の話なら、世間の評価なんてファンが思うほど変わらないし彼らの力はそんなことで揺らぐほど弱くない。もっと自分の好きなグループの能力信じようぜと思う。

 

繰り返しになるけれど。ジャニーズという職場では、恋愛は禁止ではない。恋愛を隠すことはもしかしたらプロとしての仕事の一部かもしれない。だけど不可抗力で隠し通せなかった場合、潔く交際を公にした場合も「プロとして失格」なのだろうか? 

全盛期に結婚したキムタクも、まだまだ若かった頃にあゆと手をつないでた長瀬くんも、当時のファンに衝撃を与えたかもしれないがどちらも活躍し続け、今でも国民的アイドルだ。「隠すのがアイドルとしてのプロ意識だ」という理論だと彼らはプロではないことになってしまうが、そうではないだろう。

 

 

色々な場所で見かけた意見について、自分の考えをばらばらと書いていっただけなのでまったく文章してのまとまりがないが、じゃあ何が言いたいのよ? ということを最後に。

 

 

とても好きな洋服を扱うショップがあったとしよう。

そこの服はどれもこれも好みのもので、その服を完璧に着こなす美しい店員さんがいる。接客も素晴らしく人柄も素敵で、服を買うならそこのショップと決めている。

ところがある日、ノーメイクでボサボサの髪で、ジャージみたいなダサい服を着て、歩きタバコをしながらチューハイやビールの缶だらけのゴミを捨てに行く店員を見てしまった。

プライベートの店員は全くオシャレなんかじゃなかったけど、お店に行けば店員さんはいつでも完璧で素敵で、お店の服が可愛いのも変わらない。

時代の移り変わりで増減はあるだろうが、ショップのクオリティが変わらなければ、店員が裏でどんなにダサくたってそのショップのファンは減らないだろう。

 

でも、店員さんのダサい姿を見てしまったその日から、あんなに好きだったそのショップの服が、なぜか欲しいと思えなくなってしまった。デザインは相変わらず好きだなと思えるのに、輝いてみえなくなってしまった。

 

そういうことって、誰にでもあると思うのだ。あなたにもあるかもしれないし、私にも訪れる日がくるかもしれない。理屈じゃなく抗うこともできない感情の動きは、誰にだってあり得るし、それは決して悪ではない。

好きだったものを嫌いになってしまったり、今まで興味のなかったものを好きになったり、何かに対して心が動かされるということは誰にでも平等に訪れ、どの感情も、悪などではない。

 

だからアイドルが恋をするのも、それが公になるのも、そのことで誰かが心を痛めてファンではなくなってしまうのも、全部等しく、悪いことではない。全てが自然なことだ。自然にまかせて、流れていけばいい。

 

あなたたちのその感情は悪なんかじゃないよ。

 

ただそのことだけが言いたかった。

はじめてのなまあやの

【2015.2.8  アメブロ掲載分転載】

 

2014年9月に綾野沼に落ちてから4ヶ月。
ついに、生綾野剛を観に行くことができた。

いつも観劇に誘ってくれるオジサマ(15歳年上なのにタメ口きいてるけど)が、私が綾野沼に沈んでるのを見てヨコハマ映画祭のチケットを確保してくれたのだった。もうね「チケット取れたけど行く?」って言われた瞬間、渋谷の雑踏の中でオジサマに抱きついたね。カンチに抱きつく赤名リカ並みに人目をはばからず抱きついたね。シアターコクーンに芝居見に行った帰りで、小池徹平ちゃんの可愛さに打ちのめされてたところに突如「生綾野見たいでしょ?」とか言われてパニックだったよ。その後の記憶があんまり無いよ!

さて。ほんの一部からレポの要望があったし、自分としても書き留めておきたいので久々にブログにログインしたわけだが、もう各マスメディアのニュースで綾野さんのコメントなどについては報道されているので、詳細のレポというよりはただの日記として、自分が見た風景を記していこうと思う。ド新規綾野ファンが、初生綾野を見た1日。


映画祭の詳細を聞いたとき一番悩んだのが「何時に現地へ向かえばいいのか」という問題。席は全席自由だという。開場は11時だがおそらくそんな時間に行ったら後方の座席しかとれないであろう。なにしろ受賞者の中には大島優子ちゃんがいる。こちらもJリーグで長時間の並びや場所取りに慣れているとは言え、相手はAKBオタである。勝てる気がしない。
そうこうしているうちに主催者側より「入場ルールについては当日朝7時に発表する。それ以前に並んでいても一切無効」という告知が出された。じゃあ7時には桜木町につくようにして、発表され次第並びに行けばいいかな・・・と一瞬思ったが、結局色々考えた結果7時に電車に乗った。私の最寄り駅から桜木町までは約1時間半。電車に乗ってすぐ開いたTwitterで、すでに100人ほど行列ができているのを知る。7時をまわってからも公式サイトから並びルールは発表されない。さらに線路内に人立ち入りだとかで電車が止まる。このへんでもはや完全に良席をとるのは諦めモードに入り「同じ会場で同じ空気吸えればいいから・・・」という解脱の気持ちになっていた。

なんとか会場に辿りついたのが9時少し前。行列は、自分より前に300人くらいいたと思うけど、正直予想よりは少ない印象で、これだったらやはり7時にくればかなり前に行けたなーと後悔しつつおとなしく開場を待つ。行列のほとんどが女性で、優子ちゃんファンの男性がかなり来るのでは?と想像してたので意外だった。同行者のオジサマと「ってことは、これほとんど綾野さんファンなのかなー」なんて話しながら待つこと2時間。並んでいた場所がちょうど日陰だったので、もうほんと泣きそうになるくらい寒かった・・・。
待っている最中、新宿スワンの情報をニュースで見たオジサマが「綾野くんが原作にかなり近いビジュアルになってて感心した!原作好きだし見てみたい」と言ってくれてちょっと心が温まる。

寒さを考慮してくれたのか、10分ほど早く開場。チケットもぎりはJリーグで慣れているのでそこで数人抜かすことができたw もぎってくれるミシン線を半分くらい切り離しておいて、相手がつかみやすいように差し出すと流れるようなスピードで通過できますこれ豆知識。
場内へ入ると、やはりセンターブロックは真ん中あたりまで埋まっている。しかし下手側のサイドは前の方にまだ空席が見えた。

オジサマ「どうする?映画が見やすいのは真ん中だけど、近くで綾野くん見t」
「前!!前!!!!いちばん端っこでいいから前行く!!最悪、尻しか見えない可能性あるけど尻だけでも間近で見たい!!!!」

質問に食い気味に返しながらズンズン前方へ降りて行き(前がいいって言った瞬間のオジサマの身のこなしが素早すぎて笑った。さすが年間200本とかありとあらゆるライブ見てる人は咄嗟の判断が俊敏)、ぽっかり2席空いていた、前から2列目の一番端をゲット。近すぎて見上げる形になるが、端のわりに視界は悪くない。

結果的に、この場所取りが大成功だったことを、この数時間後知ることになる・・・。

タイムスケジュールは、紙の月→表彰式→ウッジョブ→そこのみ。紙の月が始まる前に、選考委員の方が5人ほど壇上にでていらして、今回の選考についての感想を述べていく。
どの委員の方か忘れてしまったけれど「僕はあまのじゃくだから、世間的に評価されている作品から外れた、人とかぶらないものをいつもは選ぶ。でも今年はくやしいけど『そこのみ』がベストワン」みたいなことを仰った方がいたり、やはり『そこのみ』はとても高評価でホクホク。

中でも、映画評論家の秋本鉄次さんと言う方の感想が綾野ファン的には本当にうれしかった。
「僕も今年は、そこのみを1位に選びました。僕は普段、女優で映画を選ぶタイプなんだけど、今回は綾野剛くんが決め手になった。綾野くんのことはそれまで、すかしたハンサムだと思っていたけどこの映画は凄かった。役に入り込むために、毎日ウィスキーを飲んで撮影してたっていうのを聞いてね・・・僕もウイスキーが好きだから、その辺も嬉しくてね(笑)」
(細かい内容まで覚えきれていないので、こんなニュアンスの内容でしたよ~ってことでご了承ください)


さて。紙の月(おもしろかったー!)が終わり、いよいよ表彰式。
この舞台、舞台袖の壁が開閉するようになっていて、そこから人が出入りする。
受賞者が出てくるのは上手側かなー、と思っていたら、上手側に実行委員長(賞状を読み上げて渡す人)が立ち、下手側から受賞者が登場してそこまで歩いていって賞状を受け取るシステムだった・・・! 文章力が無くてうまく説明できないが、つまり、下手側一番端の前から2列めに座っている私たちの目の前から綾野さんが登場する、ということだ。ジーザス!!!

ところでおそらく早朝から並んでいたであろう、センターブロック前から4列くらいまでの観客たち。女性率ほぼ100%で、皆お花やプレゼントを持っていた。
このヨコハマ映画祭は伝統的に、受賞者へファンが直接プレゼントを渡すことができるのだと司会の方から説明が。・・・そうだったのか!!じゃあ綾野さんに、綾野さんの顔を見ながら、至近距離で、直接、花やらなんやらを渡せたのか・・・!そんな滅多に無い機会がこの空間にあるとは・・・!! 完全なる下調べ不足っ・・・!

じゃあこの女性たちは、皆綾野さんの時に立ち上がってお花を渡しに行く人なんだな~いいな~。などとぼんやり考えながら授賞式を楽しむ。で、大島優子ちゃん登場。かわいい。挨拶も慣れていて、さすが国民的アイドルのセンター取る子は器が違うねーなどとしみじみしてたら、優子ちゃんの挨拶終了と同時に、最前列に座っていた女性たちが一斉に花を持って舞台下に!!!

綾野さんのファンじゃなくて、優子ちゃんファンだったのかーーー!!!

いや正直この日一番驚いたのがこれだったんですよ。
なんとなく、AKBって男性の追っかけがいるイメージしかなかったので、こんなに女性から人気があるってことに感動してしまった。私の近くにいた子が、花束渡して戻ってきたとき「久しぶりって言ってくれたよー」って同行の子に話しかけているのが聞こえてきて更に衝撃。多分握手会とか、いつもいつも行っていて覚えてもらってる子だったのかなと。いやー凄い。ほんと優子ちゃん凄い。あれだけの女の子を魅了している姿を見て、私も好きになっちゃった。

小林聡美さんが大好きだー、とか宮沢りえちゃんのお手紙凄すぎっとか、他の方への感想もたくさんあるけど、すでに終わる気がしないので省略・・・。

で。で。

綾野さんの番。
もう、そろそろだなって思った瞬間から、手に滝のような汗。(誇張ではなく私は緊張するとリアルに滴るほど手汗かく)
どうでもいいけど司会の人の「アヤノゴウ」の発音が「アヤノ↑ゴウ」じゃなくて「アヤノ↓ゴウ」のタイプだった。久しぶりに聞いたからちょっと新鮮だったw


私の目の前の舞台袖から、ふわーっと出てきた。
ちょっとキョトンとしたような、ぽやぽやしたような表情で。
数歩あるいて、静かに止まって、スーッとおじぎして。また歩き出して賞状を受け取りにいく。
トロフィーもうけとって、センターマイクのところに立って、スピーチ。
おヒゲの無くなった顔が白くて、つるつるで、顎ちいさくて、首が綺麗で、壇上にいる誰よりも背が高いんだけど、なぜか想像より小さく見えた。なんだか現実の人ではないようだった。

私が芸能人を心から好きになって追いかけるのはこれが2度目で、一度目はお笑い芸人のロザンだったのだけど、初めて生の舞台を見に行ったとき壇上の2人が物凄く光って見えて、圧倒的な存在感で、ああ、画面越しに焦がれてたこの2人は、ほんとに存在している人だったんだ・・・って息を飲んだのだけど、綾野さんを目の当たりにしたときの気分はそれとは違っていて。

スポットライトの光のなかで喋っていて、確かに存在するはずなのに、なんだかそのまま本人もその光となって溶けて消えていってしまうような神々しさで、はかなくて、なぜか無性に切なくなった。
そこにいるのにいないみたい。
たぶん、初めて見る綾野さんがあまりに美しくて、私の感覚の情報処理能力が追いつかなかったんだと思う。たぶん、綾野さんはいつも通りだし、なんども見ているファンの方はもっと普通に色々な感想をもったんだと思う。(そういえば、後ろに座ってらしたファンの方が「開襟シャツだー珍しいね」って言ってた。そうなのか、珍しいのかって頭の片隅で思った)

とにかく真っ白になっちゃって、霧の中にいる感覚で、幻覚を見ているような気分。なんつーか、綾野さん出てきた瞬間、私にマヌーサかけたんじゃないかな?みたいな。そうか綾野さんは魔法使いだったんだね、みたいな。


その後司会の方との質疑応答では、受け手がいるからか徐々に人間っぽく見えてきて、私の混乱も少し落ち着いた。笑
司会の男性の方が、松岡修造っぽいというか、凄くグイグイしててフレンドリーな感じの人だったのだけど、その感じがツボだったのか途中で綾野さんが笑い出して「なんか・・・なんか凄いですね・・・w こう・・・緊張感がないというか・・・ふふふ、いえ、いい意味で。なんだかリラックスします」みたいなこと言い出したのがおかしかったw

あとねこれは報道でも出てるけど、インタビュー中なのに子供のぐずり声が聞こえたとたん話中断して「どしたのー、大丈夫だよぉ」って高い声であやし始めた綾野さんな・・・!!!
突然のお父さんプレイテロに対応できなくて、思わず「ヒー」って声にならない声だして頭抱えてのけぞったからな・・・!! たぶん脳細胞が相当数死んだ、あの瞬間。

「すごいことですよ、これは。綾野剛さんにあやしてもらってるんですから!」なぜかドヤ顔の司会者ww
綾野「この先が心配ですね」

この発言、最初「?」と思ったんだけど、多分(僕なんかにあやされて)心配、っていう謙遜の表現だったのかな。


みなさん。ここからですよ。

インタビューが終わり、前から後ろから、花束を持った大勢の人が綾野さんのところへ集まる。優子ちゃんも多かったけど、綾野さんへの花束は更に多い!!あっという間に40人くらいの人だかりが。綾野さんは、ほかの受賞者もそうだったように、舞台上からかがんでプレゼントを受け取っていた(人だかりに遮られてその様子はよく見えなかった)のだけど、突如スっと立ち上がって、舞台下にホイっと飛び降りて・・・ そのホイっと飛び降りた場所が私の目の前で・・・

私の目の前・・・後ろナナメ45度くらいの角度で・・・
鼻先1mくらいの距離で・・・
ファンと同じ目線に立って、ひとりひとりと握手する綾野さん・・・!!!

おいおいおいおいおい近い近い近い近い意味わかんない意味わかんないあー背中、背中かっこいいあっこのジャケットただの黒いジャケットだと思ってたけどなんか全体的にペイズリー柄みたいの入ってるオシャレ☆高そう!!ってか近い近い近いあっほっぺた白いなあうへへへへこの角度から見るとほっぺたがよく見えるなーあー微笑んでる口元可愛い凄い丁寧に握手しててやっぱ優しいなああー気遣いの人だよなーほんとになんだよこの行動かっこよすぎるでしょ背中かっこいいい首細いああほっぺた(エンドレス

だめだ!!!トキメキが渋滞をおこしている!!!!
ありとあらゆるトキメキがクラクション鳴らしてる!!!!

玉突き事故みたいになってる脳内では何も処理できず、ただひたすら白目。尾崎豊の子猫ちゃんくらい震えること数分、ファンサービスを終えた綾野さんはまたホイっと舞台上に上がり、自分の席につくと、ふーっと大きなため息。こっちもため息だよ・・・。なんだったんだあれ・・・。


えーっとこの後は他の方の受賞風景を聞いていたり、写真撮影だったり、ずっと綾野固定ビジョンで眺めていたんですが特に特筆すべき動きもなかったのでそろそろ終わります。
いや、写真撮影まで、本当に動きなかったのよw
終始ややうつむき加減で、節目がちで、瞬きをめちゃくちゃしてて・・・。拍手とかもワンテンポ遅くて・・・。最初は「ああ、綾野さん、他の人の言葉をああしてじっくり聞いてるのね」とか思ってたんだけど・・・あれ・・・これもしかして眠いんじゃね??っていう疑惑が・・・

真相はわからないっす。ちなみに後ろにいた綾野ファンらしき方々の意見は割れてましたw
(終了後「ちょー眠そうだったね」「えーそうかな?疲れてただけじゃない?」「いやあれは眠そうだったよw」って話し合ってました)

でもなんかその、目をぱちぱちさせながら、けだるそーに、「アンニュイ」って言葉を辞書でひいたら「綾野剛」って出そうな雰囲気で、「またつまらぬものを切ってしまった・・・」みたいな表情でじっ・・・と座っている綾野さんが、サブカルこじらせた中2の子みたいでめちゃくちゃグっときました。酷いこと言っているようですが大好きですw


ほんとーーーーに幸せでした。声が素敵だったとか賞状の文面が素敵だったとか書き忘れたこといっぱいあるけど終わり!! 綾野沼に落ちてよかったーーーー!!!底なし!!!
今度はお芝居を見に行きたいぞーーーー!!!!